4 ：１[]：2008/09/08(月) 22:32:26.64 ID:ii9kfUge0
２
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼ あっ！レナ先生、やる夫は作家になりたいから、
／（ ＞） （＜）＼文章力アップのために、小学校からやり直してるんだお！
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ∩
| |r┬-/ |/⌒l
＼ `￣'´ ／ | `|
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / / 理由はごみだけど、行動は
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃 素晴らしいぞ！やる夫君
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 22:33:23.19 ID:eRF00jEKO
おおあんたか
6 ：１[]：2008/09/08(月) 22:35:51.31 ID:ii9kfUge0
３
＿＿＿_
／ ＼ 「下人は、すばやく、老婆の着物を剥ぎ取った」
／ ⌒ ⌒ ＼ ふふんのふん、やる夫だったらここは幼女にするお
／ （●） （●） ＼ それにしても、芥川はすごいお！
.| :::⌒（__人__）⌒::: | ＿＿ 読んでいると肩はこるし、疲れるし、まさにこれぞ
＼ `ー' /￣￣⌒/⌒ / 文学だお
（⌒＼ / / /
i＼ ＼ ,(つ / ⊂)
.| ＼ y(つ /,＿＿⊆)
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. / よくできた上手な作文
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
7 ：１[]：2008/09/08(月) 22:39:57.09 ID:ii9kfUge0
４
＿＿＿
／ ＼ 先生、何を言ってるお？
／ ＼ ,＿＼
／ （●）゛ （●） ＼
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / / 思想のない物語作家
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
8 ：１[]：2008/09/08(月) 22:42:19.78 ID:ii9kfUge0
５
＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼ なんだか、けなしてるみたいだお？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） u. |
＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. / そうよ？
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: / プロレタリア文学に負けた
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / / 敗北の文学
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ / まだ、聞きたい？
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
9 ：１[]：2008/09/08(月) 22:45:51.23 ID:ii9kfUge0
６
γ ⌒⌒ヽ
（ ( ヽ ) ﾉ
(⌒) 三 ﾉ 从 ゝ 止めるお！言っている意味は分からないけど、
三/ | ニ ＿＿＿_ (⌒) むかつくお、取り消せお！
| | ／＼ ／ ) し / | ミ
! ､ ／(○ ）::（○ ）⌒＼/ | ミ
＼.／:::::::（_人＿）:::::::: i' |
| ）ww） | |
＼ `ー" ﾉ
＼ ． ． ＼
＼
＼
/ ﾄ､r、 ヽｪｰ '"´
/ ! ﾄ､; ;:i ＼
l ｌ | ﾒ, ! | ｌ ヽ
| | ! ﾄ､ / ! ! ｌ / ヽ !
ｌ ｌ | | |,.-‐ｌ' | | ｀'ﾒ､ ,ｲ | |､ |
ヽ ヽ ﾄ､ ｌﾍ ! l / /／ ! / ! | !
ヽ ヽ ヽ＼ ヽ,＼! ｌ/ | /| / ! / 文学をかじった人なら一度は
＼ ＼ >t,≧彡 ミ三/,.ｲｌ | / / 耳にする批判だよ
ヽ ｀7ｌ |ヽ〃 〃 } ||ﾒ／ これは、死んだ直後から
} ! { ｌ ｌ ! ＿ ,. / ! ｀ヽ言われているの、今でもよく
从__ l|ヽ ヽ ｀ｰ ' _, ｲ /、 ヽ 聞かれるの
｀ﾄ, ＼ ｀.!'ｰ-ｧ' ´ {´ /-､_ヽ ヽ 解説者もそう書いてるいん
__,. >､〉 iヽ ﾄ'^ヽｌ |--、｀｀ヽ, ! だよ、だよ
/-‐- 、! ! Y´:ヽ,.:ヽ, ヽ,/~ヽ、 ヽ |
/ | | ﾄ : : |: : :ヽ、 ヽ、 ヽ
11 ：１[]：2008/09/08(月) 22:48:17.78 ID:ii9kfUge0
７
＿＿＿_
／ ＼ …そうかお、じゃあそれは正しいのかお？
／ ─ ─＼ なんだか嫌だお…
／ （◯） （◯） ＼
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / /
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ ふふ、それはどうかな、かな？
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
12 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 22:51:10.56 ID:/nYwLP210
相変らずのダークレナ
嫌いじゃないぜ？
14 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 22:53:10.88 ID:3BkI6fSP0
この作者のレナは黒すぎてチンコ立つから困る
13 ：１[]：2008/09/08(月) 22:51:21.47 ID:ii9kfUge0
８
::::::| l:::::::. l:::::::. :::::. .::| ', _,,;;;;;;;|-‐‐-＼＿ ::::::| ',::. l:...:.:.:.:.:.:.:＿_,,:|＿ .:::::::
::::::| .!:::::::. ',:::::::. ::::::::.::|:.:.ﾞi _,-‐!=＝=ヾヽ ::::! l:::::|:.:.:.:.:／.:.:_-‐l‐ ナ‐-､
::::::! i:::::::::.. ::ヽ::::::. ::::::::,,|／ゝ.､:::l´￣i｀ヽ,ﾐ＼ :::', ',::::!:.:.:.:.-‐/二/-‐￣(｀ヽ
､:::| i:::::::::::::::::|ヽ:::::.. _,／､!´:.:.:.!＼:', ﾉ｀"1｀ヽ＼ ::ヽ.',::!:.:.:.:.:.ゞ´|/イ !｀"
ヽ::l ヽ::::::::::::::! ∧:::::::::.. ::::丶:: ヽ ヾ´ .ﾉ /:.:.:.:.:＼ ヽ:.＼:.:.:.:i メ､ ヽ...ノ /
＼ ＼:::::::Y:::::＼::::::::::::::::ヽ丶 ｀ -‐ '' ／ ヽゝ ヽ ｀‐-‐ '
＼::::!::::::::::｀丶:::::::::::＼｀ ‐-- ' ｀ ‐--‐‐／
. /＼',:::::::: .:ｨ､｀ +､:::::＼ , _,,-‐´::::::
/:::::::::＼ .:::/:::｀‐ﾍ:.:.￣｀ ＝- -‐´-‐― "/
. /:::::::::: .::::::::::::::::::::ヽ:.:.:.. ＿_ /::
/:::::::::: ::::::::::::::::::::::::::丶:.:.:.:.. ´￣｀ ／',/
. i:::::::::: ::::::::::::::::::::::/:::::/::ゝ､:.:.:.:... ＜_/i/i::
. |:::::::: :::::::::::::::::::::/:::::/ﾚ´ ｀＞:.:.:.:
やる夫君…レナの眼を“み”て…
＿＿＿_
／ ＼ ？
／ ─ ─＼ なんだか…怖いお
／ （◯） （◯） ＼ うん、見るお…
| （__人__） | そう…よーくね…彼が
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
15 ：１[]：2008/09/08(月) 22:53:21.78 ID:ii9kfUge0
９
: : : : : : :/. : : : : :/. : : : : : : : ＿＿ ／ ＿ ＼ヽ／
: : : : : : !: : : : : /-―＿ ￣-― ‐- ｀ヽ ヽ ／ヽヽ
:. : : : : :l: : : : ∧ 「 ｀ヽヽ／. : : : : : ,
::. : : : : :!: : : :! ヽ! ＿＿ ＜´_ヾ -‐ ´ヽ!
:::. : : : : l: : : :! ／.:::::::::::::::｀ヽ ヽ |
:::::. : : : :l: : : l 〃＿::::::::::::::::::∧ ｌ i
::::::.: : : : ｌ : : l K ＿｀＞ ､.:::::::::l |ﾉ
::::::::. : : : ﾄ､: :! ヾ.ﾊ!弋＿ﾉ‐っ /
＼::::::.. : : ! ヽ! ＼ ヾ三三三／
＼ヽ、:::..: :ヽ ヽ､ ＿＿＿＿＿_
|l lヽ ヽ､::..: :ヽ ￣￣￣￣￣
!j !:::::＼ ヽ、 ヽ、
/.:::::::::: `ｰ ≧
!:::::::::::::.
“み”・え・る？
17 ：１[]：2008/09/08(月) 22:56:05.08 ID:ii9kfUge0
１０
／ ￣`' ￣ ￣｀＼ 芥川龍之介 1892年～1927年
／, " ゛､＼ 「羅生門」「蜘蛛の糸」「歯車」
彡 " ヾ, i 1927年7月24日服毒自殺 享年35歳
／, 〃i""" "''''''''''''''!、ヾ !
'ﾉｊ ! !l ） ﾘ, | 遺書に「唯ぼんやりとした不安との理由」と書く
"ｒﾘ| ´＼ ／｀（ !
ゝ| -ｙ=` ｲ =ｙ- |ゝ
1 .| !'
丶. ー‐ /
, 一,ﾍ´ｰ='=‐｀/ｰ,、
/'＼/ `､＿___,/| / `i、
／ | ＼ / | ＼
古手梨花＝芥川龍之介
やる夫＝小島政二郎 「食いしん坊」が漫画「美味しんぼ」の元ネタに
やらない夫＝菊池寛 「真珠夫人」文藝春秋社の創設者 芥川賞を設ける
北条沙都子＝芥川夫人
ダディ＝宇野浩二
参考資料・「眼中の人」小島政次郎 1942年 岩波文庫
本編の大体の筋だが、菊池寛論になっている
「芥川龍之介」同上 1977年 講談社文庫
今東光に激しく批判されたが、目をつぶります
「蕭々館日録」久世光彦 2004年 中公文庫
我輩は猫である、みたいのが好きな人にお勧め
18 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 22:56:11.81 ID:7hi5w0mk0
文学の人か
支援
19 ：１[]：2008/09/08(月) 22:57:06.03 ID:ii9kfUge0
１１
小島政次郎「私は芥川さんの一生を悲劇の一生だと思っている」
大正の御世
,. -- ､ うっひょーあの天才作家「古手梨花」に会えるお
,. '´ ヽ わが同人誌の原稿を頼みにいくお！
γ (ＫＯ) ヽ(ヽ三/) ）
| ∠ﾆ二ﾆヽ ） ( i)))
｛, ／⌒ ⌒＼ﾉ. ヽ ＼ （やる夫は三田文学・赤い鳥の同人
ｙ' （ ●） （●）＼ > ） 意味が違いますが、分かりやすい表現のため
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼' ／ 使います｝
| |r┬-| |/
＼ `ー'´ ／
⊂ヽ γ´ /
i !ｌ ノ ﾊ ・ ・ |
⊂ｃノ´ ヽ |
｜ /
| ｒ /
ヽ ヽ／
＿＿＿_
／ ＼ 「下人の行方は、誰も知らない」
／ ⌒ ⌒ ＼ やる夫、あの「羅生門」を読んだ時、運命を感じたお
／ （●） （●） ＼ これぞ、やる夫の求めている文学だお！
.| :::⌒（__人__）⌒::: | ＿＿
＼ `ー' /￣￣⌒/⌒ / ちなみにやる夫は同人サークル期待の星！
（⌒＼ / / / 2，3作書いた卒業まじかの24歳だお
i＼ ＼ ,(つ / ⊂) 当然ニート街道一直線だお
.| ＼ y(つ /,＿＿⊆)
20 ：１[]：2008/09/08(月) 22:57:38.53 ID:ii9kfUge0
１２
｡ ｡ | ｡ ｡
|. | |:| |. |
|| || |.:.| || ||
|:|. |:| l∧l |:|. |:|
｡ |.:.|. |.:.| ,.傘., |.:.|. |.:.| ｡
| .|∧||∧| ,傘傘傘, |∧||∧| |
｡ ｡ ||. （VVVV）.傘傘傘.（VVVV） || ｡ ｡
|. | |:| {∽}{∽}}}傘傘傘{{{∽}{∽} |:| |. |
. || || |:.:| ,傘|ｌ~~|ｌ~~|}}个个个{{|ｌ~~|ｌ~~|傘, |:.:| || ||
|:|. |:| lvvl .,.,傘傘|∩||∩|}::::/⌒ヽ :{|∩||∩|傘傘,.,. lvvl |:|. |:|
.|.:.|. |.:.|. |∩|傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘|∩| .|.:.|. |.:.|
|∧||∧| ,.,.,傘||"||傘傘傘|| l|| l|}:::|: |:::{|| l|| l|傘傘傘||"||傘,.,., |∧||∧|
(vVVVV)傘傘{∽}个个个{∽}{∽}}:|三ﾆ三|:{{∽}{∽}个个个{∽}傘傘 (VVVVv) |
山i!山i山傘傘|三|!|/⌒ヽ!|ｌ~~|ｌ~~|}:／个＼ {|ｌ~~|ｌ~~|!/⌒ヽ|!|三|傘傘山i!山i山 ∧
||^^||^^|个ｌ个{∽}!||:. ||{∽}{∽}}:{ﾆi二iﾆ}:{{∽}{∽}||:. ||!{∽}个ｌ个||^^||^^|
「梨花ちゃんキャッスル」
21 ：１[]：2008/09/08(月) 22:58:46.38 ID:ii9kfUge0
１３
＿＿＿
／ ＼ か～びっくりだお…小説家に家を貸さない
／ ＼ ,＿＼ このご時世に、こんな立派なお城に住んでいるなんて…
／ （●）゛ （●） ＼ さすがは我々文学青年のスターだお
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
23 ：１[]：2008/09/08(月) 23:00:18.79 ID:ii9kfUge0
１４
|┃三 ガラッ
|┃ ＿＿＿_ というわけで、えへへ、おじゃましま～すお
|┃／⌒ ⌒＼
|┃（●） （●） ＼
――‐.|┃:⌒（__人__）⌒::::＼
|┃ |r┬-| |⌒)
|┃ `ー'ｫ ／/
（⌒ヽ・ ・￣ ／
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃／ > ）
|┃ (＿＿)
|┃
|┃ ＿＿＿_
|┃／⌒ ⌒＼
|┃ （―） （―）＼
――‐.|┃:⌒（__人__）⌒:::::＼
|┃ |
|┃ ／
|┃ヽ・ ・￣ ／
|┃ ＼ ,.:∴~・:,゜・~・:,゜・ ,
|┃ヽ＿）つ‘∴・゜゜・・∴~・:,゜・・∴
|┃ (::)(::) ヽ ・゜゜・∴~゜
|┃／ > ） ゜゜・∴:,゜・~
|┃ (＿＿) :,゜・~:,゜・゜゜・~
24 ：１[]：2008/09/08(月) 23:03:31.79 ID:ii9kfUge0
１５
ひいぃいいいいいぁあいああいあいあああぁあああぁああッ！！！！
､: : : . : : ://ﾒ三三ﾐ|: :ﾒ､|: . . |: . l ﾊ
: i､: : : : / "´ , -- .lﾒﾐ、|: :/: .l: : | ﾊ なんですの！
: :|丶: : l三 {- ・__} ﾘ|:/l: : . ./: : l. l この破廉恥極まりない化け物は！
ヽi三＼i三ミ ､` ‐‐'′〃h/: : . :/l: : /: . | ちんぽこちょん切って豚のエサに
i〉 ヽ＼＿ ｒh { /:／. : :/: l: : ﾊ: : : l してあげますわ！
, ニﾆ ヽ ｆ＾i ＼メｨ: : : : ｲ : |: /:ハ : : ,'
. /´ ｀´ヽ '､ ヽ }/: :ｨ／/: : |/: :i 'i: :,'
/／￣｀´￣＼i 'i ∠ イ/ヽ. }: : : : : i 'i/
k_ /|ﾉ ｊ , ' : : : : / l ギロッチン！
ゝ 二二二 彡' ／ ／: : : /: / 「あんぎゃああああああああああああ」
＞ イ{ ／/: : ／| /
从| ￣ 从 ´∨|:／ ｊ/＿
_..ﾉ ﾚ ﾊ Vフフ´ ＼
ﾚ ＿__ V ハ V ヽ
ﾊィ彡――-ソ ﾊ V ＼
V´￣￣／ ノﾊ ヽ ＼
V / ／／ ﾊ ＼ ﾊ
＼ V /ﾆﾆ 三彡 ´ ﾊ ヽ―-､ ﾑ
26 ：１[]：2008/09/08(月) 23:07:15.84 ID:ii9kfUge0
１６
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ 沙都子、猟奇事件は勘弁してやるのです
/ / / / ヽ丶 ＼／ 僕達は新婚二日目の幸せの日なのですよ
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ | 「それもそうですわね」
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
＿＿＿_
／ ＼ もう遅いお…このお約束もう嫌だお…
／ ─ ─ ＼ はじめまして、ニュー速でやる夫だお
／ （●） （●） ＼ 今日は原稿を頼みに来たお…
| Ｕ（__人__）Ｕ |
＼ ｀ ⌒´ ／ 「みぃ、鈴木三重吉（赤い鳥）から聞きましたですよ」
28 ：１[]：2008/09/08(月) 23:10:51.87 ID:ii9kfUge0
１７
/ / ! /! ./ i ヽ お～ほっほっほっほ
/ ! ! / "|ヽ,./| ! Y
! | ! ! ﾚ、 ! ∧ ! / .! i ! 申し遅れました、
! | λ ゝ ! ゛＝-' ! /|-.ｘ / | !私、妻の沙都子ですわよ
! |∧ﾍ |ゝ .! " , !/ !/ / ヽ !
.!ヽ ヾ,ゝ ! ＼ , ' `ー,/ / ∧ !
! ! 、 ! ヽヽ| !゛'' , ! ／ ,i / |!
! ヽ|ﾍ /|,. Y 、 ゛''" ﾝｯ ,γ' | / /
,r _ 'ﾚ/ 丶、 , , ',〆y / /
y' ''＜、 /゛'' 〆 /
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜ 俺は作家のやらない夫だ
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
/＼＿＿_／ヽ
／'''''' '''''':::::::＼ Ｉam a ダディ・クール
. |（●）, ､（●）､.:| ぼくの出番は３回だけ
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
. | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
31 ：１[]：2008/09/08(月) 23:14:34.44 ID:ii9kfUge0
１８
.:::::::::::/ :::::/ |: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :/ ハ: | :| : |: : : : : :.|::::.: : : :l
:::::::::: !::::::/ !:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |:::::: : : :| 我が家へようこそ
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :| それでは、やる夫を
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :| ボク達の座談会に
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l ご招待いたします
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
::::::: |::::::|:l ::::::::::::::|:| | :|: : | : :.|:::::::::::::: |
32 ：１[]：2008/09/08(月) 23:17:26.99 ID:ii9kfUge0
１９
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼ ほほほ本当かお！光栄だお、こんな多くの同士に
／ （⌒） （⌒） ＼ 混じって文学談義ができるなんて！
／ ///（__人__）/// ＼
| u. `Y⌒y'´ |
＼ ﾞー ′ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
33 ：１[]：2008/09/08(月) 23:20:23.87 ID:ii9kfUge0
２０
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :l: : : :ヽ.: ヽ: :＼: : :.＼
/ : : : : : : : /: : : : : : ｌ: : : : : :|: : : :│: : :ｌ: : : ＼: : :!
. / : : / : : : : l: : : |: : : :|.: : : : :.:|: : : :│: : :|: :|: : : :ヽ !
/ : : /: ,': : : :.|: : : |: : : :|.: : : : :.:|: :＿:.|: : :│ |: : :l／ |
ｌ: : :/.: :ｌ: : :.|: |: : : |:___:.l|.: : : : :.:|´.: : :.| ｀: :j:.:.|: ::_|: :.│
|: : | : : |: : :.|: |.: : :ｲ : : l|: : : ＿j|＿_,斗-イ: :_ﾚ'´:|: :.│
. ＼:| : : |: : :.|: |.: : :.レ-┘￣ ´ｨ=≠＜｢: : : : | : : |
. └ｰ ト､:_j:└┬┘,x=＝ , ::::::. |: : : : |: : : |
. | : :|`ー‐ﾄ.、'´:::::: r ‐一ﾍ │: : : l: : : :|
. | : :|:.: : : : :.ヘ. ヽ ノ イ |: : : :| : : : |
. |.: ∧ : : : : :| 个ー┬‐ -‐ ＜l入ｌ :|: : : |: : : : |
. |: ; : ヽ: : : : |:_j_:_,rく{￣以厂｀> /｀|: : : |、 : : |
. |: ｌ : .∧:.: : :｢|::::| ＼}_／}{＼_{ / |: : : | ヽ: : !
. |: l : :|:∧: : :| |::::| く__ハ___>′ |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :! |::::| 〃| | |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :| |::::l 〃 | | |: : : | │ |
梨花ちゃんは読書の範囲、趣味の範囲が広いお。ドイツ語・フランス語を
まじえながら、西洋の絵画、彫刻、音楽、哲学、歴史、支那書、日本書、陶器…
文学だけだって、現代文学の話から古典へいったり、同人誌さえも読みあさって
いるお
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ_＼ なんて楽しいんだお、幸せだお
／（≡） （≡）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
34 ：１[]：2008/09/08(月) 23:23:25.39 ID:ii9kfUge0
２１
.∩_:||_:|_:| |_:||_:|_:∩
│ ___ つ ⊂ ___ │ けど、はっきりいうと、やる夫の
ヽ ノ ＿＿＿ ヽ ノ 頭じゃあ十分の一もわかんないお
／ ／ ／_ノ ヽ､_＼ ヽ ＼ けど、聞いてるだけで楽しいお！
( く oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo > ）
＼ ｀／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／
ヽ| |r┬-| |/
＼ | | | ／
| | |
`ー'´
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ ボクは、名刺に文学上の全ての肩書きを
/ / / / ヽ丶 ＼／ 書きたいのですよ、にぱー
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
35 ：１[]：2008/09/08(月) 23:26:30.91 ID:ii9kfUge0
２２
＿＿＿_
／::::::─三三─＼ 全分野の博士かお…
／:::::::: （ ○）三（○）＼ 信じられないお…
|::::::::::::::::::::（__人__）:::: |
＼::::::::: |r┬-| ,／ .
ノ:::::::: `ー'´ ＼
37 ：１[]：2008/09/08(月) 23:29:16.71 ID:ii9kfUge0
２３
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾－＾Λ＿ﾍ＾Λ＿ﾍ
ザッ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ ﾍ＿＿Λ
＿＿,/ヽ＿ /ヽ＿＿,.ヘ /ヽ＿＿,.ヘ ＿,.ヘ ,.ヘ ザッ
/＼＿＿_／ヽ /＼＿＿＿ /＼＿＿_／ヽ _／ヽ /＼＿＿_／ヽ
／'''''' '''''':::::::＼／'''''' '''／'''''' '''''':::::::＼ ／'''''' '''''':::::::＼
. |（●）, ､（●）､.:|（●）, |（●）, ､（●）､.:|､（ |（●）, ､（●）､.:|
| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::| ,,ﾉ(､_, )| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|_, )| ,,ﾉ(､_, )ヽ､,, .::::|
. | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::| ｀-=ﾆ= | ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|ﾆ=| ｀-=ﾆ=- ' .:::::::|
＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／＼ ｀ﾆﾆ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／ﾆ´ ＼ ｀ﾆﾆ´ .:::::／
／｀ー‐--‐‐―´＼ ／｀ー‐- ／｀ー‐--‐‐―´＼-‐‐ ／｀ー‐--‐‐―´
来る者は、あらゆる階層、様々な職業の人なのに皆を楽しませて帰らせるお…
帰り道
／￣￣＼ あんなに人の来る家は初めてだお…
/ ＼ うらやましいお…
/:::::::::::::: ヽ ああいうふうに早くなりたいお…
|:::::::::::::: |
ヽ:::::::::: ／
/:::::::::::: く
|:::::::::::::::: ＼
38 ：１[]：2008/09/08(月) 23:31:57.58 ID:ii9kfUge0
２４
|┃三 ガラッ
|┃ ＿＿＿_
|┃／⌒ ⌒＼ 楽しすぎて毎回来ちゃうお
|┃（●） （●） ＼ （毎週日曜日）
――‐.|┃:⌒（__人__）⌒::::＼ 今日も、おじゃましま～すお
|┃ |r┬-| |⌒)
|┃ `ー'ｫ ／/
（⌒ヽ・ ・￣ ／
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃／ > ）
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼ だって、梨花ちゃんの家にいると
／（ ●） （●）＼ ）文壇の事情が手に取るように分かるお！
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ 文学青年のやる夫にはたまらないお
| (⌒)|r┬-| |
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
39 ：１[]：2008/09/08(月) 23:34:36.18 ID:ii9kfUge0
２５
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :l: : : :ヽ.: ヽ: :＼: : :.＼
/ : : : : : : : /: : : : : : ｌ: : : : : :|: : : :│: : :ｌ: : : ＼: : :!
. / : : / : : : : l: : : |: : : :|.: : : : :.:|: : : :│: : :|: :|: : : :ヽ ! みぃ、やる夫はバルザック
/ : : /: ,': : : :.|: : : |: : : :|.: : : : :.:|: :＿:.|: : :│ |: : :l／ |を読んだことがあるのですか？
ｌ: : :/.: :ｌ: : :.|: |: : : |:___:.l|.: : : : :.:|´.: : :.| ｀: :j:.:.|: ::_|: :.│
|: : | : : |: : :.|: |.: : :ｲ : : l|: : : ＿j|＿_,斗-イ: :_ﾚ'´:|: :.│
. ＼:| : : |: : :.|: |.: : :.レ-┘￣ ´ｨ=≠＜｢: : : : | : : |
. └ｰ ト､:_j:└┬┘,x=＝ , ::::::. |: : : : |: : : |
. | : :|`ー‐ﾄ.、'´:::::: r ‐一ﾍ │: : : l: : : :|
. | : :|:.: : : : :.ヘ. ヽ ノ イ |: : : :| : : : |
. |.: ∧ : : : : :| 个ー┬‐ -‐ ＜l入ｌ :|: : : |: : : : |
. |: ; : ヽ: : : : |:_j_:_,rく{￣以厂｀> /｀|: : : |、 : : |
. |: ｌ : .∧:.: : :｢|::::| ＼}_／}{＼_{ / |: : : | ヽ: : !
. |: l : :|:∧: : :| |::::| く__ハ___>′ |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :! |::::| 〃| | |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :| |::::l 〃 | | |: : : | │ |
（バルザック フランスの文学者）
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ 読んだことないお、けど梨花ちゃんが薦めるなら
／（ ＞） （＜）＼やる夫読んでみたいお
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／
41 ：１[]：2008/09/08(月) 23:38:23.04 ID:ii9kfUge0
２６
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／ じゃあ、貸すのですから、ボクと競争するのです
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 全13巻ですから、7巻読み終わりましたら、ボクに
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! 声をかけてほしいのです
| l | " r┐" ﾙ| | そしたら、ボクがそこから読み始めて追いついて
| l |トｨ⌒v⌒1′| | みせるのです
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ・・・いいお！受けてたつお、負けないお
／（ ⌒） （⌒）＼
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
42 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/08(月) 23:39:18.30 ID:YPtZp3tl0
こんな風に語れる友達ほしい
43 ：１[]：2008/09/08(月) 23:41:34.24 ID:ii9kfUge0
２７
＿＿＿_
ｎ ／ノ ⌒＼ と、見せかけて、やる夫にだってプライドはあるお
| | ／（ ●） （●）＼ 悔しいから全部読んだ後、声をかけてやるお！
i｢|^|^ﾄ、／::::::⌒（__人__）⌒::: ＼
|: :: ! } | /| | | | | |
ヽ ,ｲ ＼ (、`ー―'´, ／
￣￣￣
＿＿＿_
／ ＼ あら皮・幻滅とゴリオ爺さんは全人類の宝だお、読まないのは大馬鹿だお
／ ⌒ ⌒ ＼
／ （●） （●） ＼ ハイ！終了だお。やる夫の勝ちだお、ふふんのふん
.| :::⌒（__人__）⌒::: | ＿＿ 高らかに勝利宣言に行くお
＼ `ー' /￣￣⌒/⌒ /
（⌒＼ / / /
i＼ ＼ ,(つ / ⊂)
.| ＼ y(つ /,＿＿⊆)
44 ：１[]：2008/09/08(月) 23:44:34.76 ID:ii9kfUge0
２８
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ みぃ、読み終わりましたのですか？
/ / / / ヽ丶 ＼／ 偉いのです、すごいのですよ
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! （芥川龍之介の一日の読書量は約1200ページである
| l | " r┐" ﾙ| | それなら俺も、と思ったあなた！
| l |トｨ⌒v⌒1′| | これは英文の話です）
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
！？
／￣￣￣＼ あれ？もしかして、やる夫は梨花ちゃんに
／ ─ ─ ＼ 踊らされたかお
／ <○> <○> ＼. そうだお…じゃなきゃやる夫こんなに
| （__人__） | がんばらなかったお…
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
45 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 23:47:21.61 ID:3BkI6fSP0
芥川がいま生きてたらネットにかじりついてそうだ
46 ：１[]：2008/09/08(月) 23:47:26.86 ID:ii9kfUge0
２９
:::::::::: !::::::/ !:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |:::::: : : :|
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
梨花ちゃんは海軍の機関学校の教官をやっていて、あんなに読書して、
月に一篇か二編の推敲に推敲を重ねた小説を一流紙に発表しているお
47 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 23:47:39.47 ID:eRF00jEKO
インテリ梨花ちゃんもいいかも
48 ：１[]：2008/09/08(月) 23:50:19.49 ID:ii9kfUge0
３０
＿＿＿ それにひきかえ、やる夫はなんだお…
＿___,.／ ＼ 何にもしてないお…二歳ちがいなのに
ノ ／ ＼ 死んだも同然の生活だお
／ ／ ＼ う～～ん、書かなくちゃいけないお…
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
50 ：１[]：2008/09/08(月) 23:53:24.70 ID:ii9kfUge0
３１
やる夫の文学観を説明すると、描写主義者＝文章至上主義者だった
＿＿＿_
／ ＼ ／＼ ｷﾘｯ
. ／ （ー） （ー）＼ やる夫は一流作家の誤字・仮名遣いの
／ ⌒（__人__）⌒ ＼ 間違いを正した小文で、森鴎外先生から
| |r┬-| | 手紙をもらったほどの男だお！
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
| ｌ ＼
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼ 「
ﾐ ﾐ ﾐ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ﾐ ﾐ ﾐ てめぇらの文章はうんこだお！
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼ /⌒)⌒)⌒) 鴎外先生や梨花ちゃんの文章を
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／ 見習えお！
| :::::::::::(⌒) | | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / `ー'´ ヽ / ／
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ ン
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､ ン
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
51 ：１[]：2008/09/08(月) 23:54:29.01 ID:ii9kfUge0
３２
＿＿＿ けど…やる夫の才能を褒めてくれたのは
＿___,.／ ＼ 先生だけだお…この趣味のせいか友達がいないお
ノ ／ ＼ 作家の友達がほしいお、姉貴分兄貴分が欲しいお
／ ／ ＼
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
それに、人生経験が無くて、想像力が貧弱だから
この前書いた、小説も無反応だお…
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） さびしいから、描写万能論をふりかざして
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ 馬鹿作家を批判してやるお！
| (⌒)|r┬-| |
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
52 ：１[]：2008/09/08(月) 23:55:54.85 ID:ii9kfUge0
３３
＿＿＿_
／::::::─三三─＼ 「やる夫、ぶっ殺してやる！」
／:::::::: （ ○）三（○）＼
|::::::::::::::::::::（__人__）:::: | ＿＿＿＿＿ やっべ、反応はうれしいけど
＼::::::::: |r┬-| ,／ .| | 危険なことになってしまったお…
ノ:::::::: `ー'´ ＼ | | 自重するお…
／￣￣＼
/ ＼ しかし、こんなことでいいのかお…
/:::::::::::::: ヽ やる夫は将来、作家になりたいのに…
|:::::::::::::: | 困ったお…
ヽ:::::::::: ／
/:::::::::::: く
|:::::::::::::::: ＼
|::::::::::::::: |
53 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/08(月) 23:56:54.32 ID:eRF00jEKO
今と変わらんな
54 ：１[]：2008/09/08(月) 23:56:59.32 ID:ii9kfUge0
３４
そんなある日
|┃三 ガラッ
|┃ ＿＿＿_
|┃／⌒ ⌒＼
|┃（●） （●） ＼ えへへ、今日も来たお
――‐.|┃:⌒（__人__）⌒::::＼ あれ？やらない夫だけかお？
|┃ |r┬-| |⌒)
|┃ `ー'ｫ ／/
（⌒ヽ・ ・￣ ／
|┃ノ /
|┃ つ <
|┃ (::)(::) ヽ
|┃／ > ）
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼
（ ●）（ ●） ｜ ああ、こんな日は珍しいな
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
55 ：１[]：2008/09/08(月) 23:57:52.20 ID:ii9kfUge0
３５
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／ ようこそなのですよ、にぱ～
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 今日は、句会を催すのですよ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! ボクが読むのですから、やる夫は批評を
| l | " r┐" ﾙ| | お願いするのですよ
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） やる夫の得意分野だお！
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ びしびしいくお
| (⌒)|r┬-| |
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
56 ：１[]：2008/09/08(月) 23:58:39.67 ID:ii9kfUge0
３６
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
では…「白銅の 銭に身を売る 夜寒かな」（五銭で身を売る売春婦のこと）
＿＿＿_
／ ＼ ／＼ ｷﾘｯ 身を売ると寒い夜とが月並みだお
. ／ （ー） （ー）＼ それに全部説明だお
／ ⌒（__人__）⌒ ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
| ｌ ＼
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
57 ：１[]：2008/09/09(火) 00:00:26.45 ID:+pAmkeOr0
３７
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
そう…ふふ…では「春に入る 竹山ならん 微茫たる」
＿＿＿_
／_ノ ヽ､_＼ 「
ﾐ ﾐ ﾐ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ﾐ ﾐ ﾐ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼ /⌒)⌒)⌒) 説明だお！説明だお！
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／
| :::::::::::(⌒) | | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / `ー'´ ヽ / ／
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ ン
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､ ン
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
58 ：１[]：2008/09/09(火) 00:03:25.22 ID:+pAmkeOr0
３８
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼
| （●）（●） |
| （__人／,〉.|
{ ´フ´ ./._ } やる夫！どうして説明じゃ駄目なんだ？
ヽ .／,二ニソ}
_ヽ/ ,-― ､}ﾉ
／:;:{' ノｰﾍJ:;:;ヽ
／:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:
/:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼
{:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:＼
ﾍ:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:＼:;／ヘ
／￣￣￣＼ ええ！どうしてって、説明じゃ、物の本当の
／ ＼ 姿が読む人に伝わってこないお
/ ─ ─ ヽ （待ってお、やる夫は論争なんてやったことないお
| （●） （●） u | ドキドキするお）
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
60 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 00:05:16.97 ID:axFE94n30
やる夫め恥をかくがいい
61 ：１[]：2008/09/09(火) 00:07:09.36 ID:+pAmkeOr0
３９
,, -‐ ､
/' ヽ 俺は俳句のことは分からないが、
／￣￣＼ ./ i やる夫は描写主義らしいな
／ ._ノ ヽ､＼ / ...........i けど、小説は描写だけじゃ
| （●）（●） | / ..:::::::::::::::| 書けないだろ、常識的に考えて
| （__人__） | / ..::::::::::::::::::l
.| ｀ ⌒´ .} ./ ..::::::::::::::::::::!
| }/ .::::::::::::::::::::/
ヽ ./ .:::::::::::::::::::/
.ヽ . .／ .:::::::::::::::::::/
,. ‐'"´ `'‐,r''"~ .:::::::::::::::::／
..:.／,. -‐‐- ､ l′ ..:::::::::::::／|
:,' ／ !.:::::::／:i..:..l
r ､ / !::::::::::: i..:..i
l .......`:i i !:::::::::: ﾞ､:.i
! ::::::::::/ i i:::::::::: ヽ:i
.! ::::::::/ i .....i::::::::::: ヽ
62 ：１[]：2008/09/09(火) 00:09:24.05 ID:+pAmkeOr0
４０
／￣￣￣＼ それはそうだお…けど、できるだけ説明を
／ ＼ 省いて、描写を助けるためだけに使うのが、
/ ─ ─ ヽ 本当だお…
| （●） （●） u |
＼ （__人__） __,／ （心臓が痛いお）
／ ｀ ⌒´ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そう言うが、説明と描写の区別なんて、
| （ ●）（●） 俺は分からないと思うな
. | （__人__） 例えば、青い空と空が青い、はどう違うのだ？
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } . ヽ
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
63 ：１[]：2008/09/09(火) 00:11:38.47 ID:+pAmkeOr0
４１
／￣￣￣＼
／ ＼ ……
/ ─ ─ ヽ （違いは言えるお、けど口が開かないお…）
| （●） （●） u |
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 全部説明の小説はあっても、
| （ ●）（●） 描写だけってのはないと思うな、ＪＫ
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
64 ：１[]：2008/09/09(火) 00:14:38.32 ID:+pAmkeOr0
４２
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼ 要するに、小説は、説明を描写し、
（ ●）（ ●） ｜ 説明を描写するで成り立っていると
（__人__） | 俺は思うな
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
＿＿＿ ……
＿___,.／ ＼ （ううう、反論したら喧嘩になるお…
ノ ／ ＼ それに呼吸も苦しいお…）
／ ／ ＼
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
67 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 00:18:38.02 ID:SbaO/xyi0
説明を描写し、描写を説明する ではないの？>>67 私もそれに同意しますが、原作ではそう書いていました。
66 ：１[]：2008/09/09(火) 00:17:23.68 ID:+pAmkeOr0
４３
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／ みぃ、やる夫も遠慮をせずに、
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ もっと議論するのですよ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
帰り道
＿＿＿_
／ ＼ 梨花ちゃんの前なのに恥ずかしいお、とんだ赤っ恥だお！
／ ─ ─ ＼ 畜生、なんて野蛮なやつだお
／ （●） （●） ＼
| Ｕ（__人__）Ｕ |
＼ ｀ ⌒´ ／
68 ：１[]：2008/09/09(火) 00:20:21.33 ID:+pAmkeOr0
４４
＿＿＿_
／ ＼ この悔しさをどうしてくれようか…
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ /⌒) ⌒ﾟo ＼
| / /（__人__） |
＼/ / ｀ ⌒´ ／
＿＿＿
／ ＼ そうだ！あいつの本を読んで
／ _ノ ヽ､_ ＼ 思いっきり軽蔑してやるお！
／ /⌒) ‐=･=- ＼
|::::::::/ /（__人__）::::::::::::::| （, こ ┼'っ l, |
＼:/ /:::::ﾄｪｪｪｲ｀::::::::／ l ﾉ
`―‐'
69 ：１[]：2008/09/09(火) 00:23:39.22 ID:+pAmkeOr0
４５
＿＿＿_
／ ＼ おっ！これかお、けっ！貧弱な表紙だお
／ ⌒ ⌒ ＼ おまけに名前も間違ってらぁ（菊池→菊地）
／ （●） （●） ＼ どれどれ・・・
.| :::⌒（__人__）⌒::: | ＿＿
＼ `ー' /￣￣⌒/⌒ /
（⌒＼ / / /
i＼ ＼ ,(つ / ⊂)
.| ＼ y(つ /,＿＿⊆)
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ やばいお…面白すぎだお。それも梨花ちゃんとは
／ <○> <○> ＼. 違う面白さだお…
| （__人__） | 梨花ちゃんは、仮象の世界を美しく書いるのに、
＼ ｀ ⌒´ ／ やらない夫は生々しい人生を書いているお
／ ＼ 荒々しさに引きずり込まれたお…
70 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 00:26:21.20 ID:CCwFA3f3O
誤植かな
71 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 00:31:36.25 ID:SbaO/xyi0
>>70
それこそやるおがつっつくんじゃね？
78 ：１[]：2008/09/09(火) 00:56:56.45 ID:+pAmkeOr0
＼ ／
Ｘ ／￣￣￣＼ そういえば、やらない夫はこの間、文壇デビュー
／ ∩ ／ _ノ ヽ､ ＼ したお。それなのに、やる夫は…
／ （ ⊂) | （ ●）（● ） |
| |.｜ （__人__） | やる夫の考えは間違っているのかお…
ﾄニｨ'| ｀⌒´ | いや違うお！落第してまでつかんだ、信念だお！
| | } 間違ってないお、間違ってないお…
＼ ヽ }
＼ ヽ ノ
ン ゝ ''''''/＞ー､_
/ イ（ ／ / ＼
/ | Ｙ | / 入 ＼
（ | ：､ | / / ヽ、 l
j | ： | / ｨ | |
くV ヽﾍ_ ヽ ＼ 仁 」
ー 〕 ＼ 〉（⌒ノ
79 ：１[]：2008/09/09(火) 00:57:48.58 ID:+pAmkeOr0
４７
／￣￣￣ ＼ おまけに…
／ ＼ あれ、やらない夫からかお…
／ ― ― ＼
| （ ●） （ ●） | え～なになに
＼ （__人__） ／ ）） 僕のデビュー作と梨花ちゃんの作品の批評を
ﾘ ｀ ⌒´/￣/￣/ ﾁﾗｯ 書いて欲しい…形式は提灯で（褒める評論）
（| / / と） いやだろうけど、なるべく早くに…
と| / / /
80 ：１[]：2008/09/09(火) 01:00:22.29 ID:+pAmkeOr0
４８
／´￣￣￣ ￣ ヽ
／ ＼
／::::: ＼
＿＿＿＿＿＿＿ + ／::::::::: ヽ
|ｉ:¨￣ ,、 ￣¨.: i |::::::::::: |
|i: ／ﾍ:＼ :i| _ |::.:. : : ,,ﾉ:..:ヾ、 |
.|i:〈｀_､/´_｀>.、 :i| ,.r:;'三ヽ:: :: . ｰ'"´ ,,､ ｰ‐‐,, /｀､
|ii~~'､;'´`,'~,;~~~~:i|;ｲ:;:":::::::::::＼;;｡（ｰ一） （ｰ一）｡;:;:. ／::::: ヽ
|ｉ｀::;:':::::;::;:'::::::::::;.:i|`｡⌒/7, -──～ ､（___人___,）"⌒;;::／::|:::::〆::＼
|i::::::;:':::::::::::::::::::::::i| ::::://,::::.. " ニﾆヽ､⌒ij~";_ ィ /:::::::|:::::〃::: : ヽ
─|｀ー＝===＝一 | ::::::|_|;;､:::._＿y-ﾆﾆ'ｰ-ｧ ﾟ‐─'───┴────── ‐
::::::｀ー―――‐一´￣~ ￣ ￣
みじめだお…文壇の最底辺だお…あんなことを頼まれるなんて…
筆を折るかお？それは嫌だお…有名な小説家と友達づきあいしたいお…
やる夫、親元にいるから駄目かお？苦労知らずだから駄目かお？
けど…今日も行くお…
82 ：１[]：2008/09/09(火) 01:03:28.45 ID:+pAmkeOr0
４９
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ 多くの天才は貧乏と無理解の中に苦しんで
/ / / / ヽ丶 ＼／ いたのですよ。けど、それにも負けずに、
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 彼らは多くの傑作を書いたのです。
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! どんなに寂しくて悲しくとも、その日々は
| l | " r┐" ﾙ| | 楽しく、雄々しく、生きがいを感じていたに
| l |トｨ⌒v⌒1′| | 違いないのです。
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ | 自分の才能を信じないかぎり、いい作品は
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│! 生まれるはずが無いのですよ。にぱー
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
＿＿＿_
／ ＼ ありがたいお…福音だお…
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ /⌒) ⌒ﾟo ＼
| / /（__人__） |
＼/ / ｀ ⌒´ ／
83 ：１[]：2008/09/09(火) 01:07:18.18 ID:+pAmkeOr0
５０
／￣￣＼ やらない夫もすごいお、学問も見識も
／ ヽ_ .＼ やる夫の一桁いや二桁は違うお…
（ ●）（ ●） ｜
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
＿＿＿_
／ ＼ やる夫もサークルだと物知りだけど、ここじゃあ
／ ─ ─＼ ただマゴマゴして、聞いているだけだお…
／ （◯） （◯） ＼ クラゲのように無知だお…
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
85 ：１[]：2008/09/09(火) 01:10:27.46 ID:+pAmkeOr0
５１
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
それでは、ここでご飯を食べに行きましょう、
やる夫、どこかうまいお店を案内してください
86 ：１[]：2008/09/09(火) 01:14:23.06 ID:+pAmkeOr0
５２
,r'ﾆﾆﾆヾヽ、 //ﾆﾆﾆヽ、 待っていたお！やる夫の
（"´￣￣ヾ）） ＿＿＿__ （（/￣￣｀ﾞ`） 知識を自慢するお！
| 、ィ_ﾉと)' ／ "＼, ､／"＼ (つ（_,,ｱ |! 旨い物屋のことなら
i| ｀ ｲ_／ ／ （‐-､）､ ,（,-‐ ） ＼. ＼_Y |! 誰にも負けないお！
.ヽ、 ' （ ／ ｀ﾞ（__人__）'" ＼ / ` /
＼ ＼l i| |! l／ ／
l|l ＼ ＼ ､i|,/⌒ヾ､|!;, ／ ／ |l 今日は○○亭に行くお
＼ ヾ `ー一'´ ｨ ／ i 鶉のお椀が絶品だお！
ヾ、 ｀`"´ ／
ﾟ |! Ｙ ｨ |! ｡
,. ' ､/ ヾ ´ ’ ｀
ﾟ, i! `| ゜､l! i|!; ﾟ ゜ ｡
ヾ从ｿヾ､, ;;ｿ'人ﾟ;,ｨ~;;へ､ｨﾍ;;´ﾝy∧从/∨ゞ〆´ ,.，
_..〆 ..:::ｿ ..:＿::ノ .::j .:::ﾉ｀ｿ´::ゝ .::::...ヽ _.:::｀
88 ：１[]：2008/09/09(火) 01:18:11.50 ID:+pAmkeOr0
５３
料亭の二階
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） ふ～～～店員は俺達を見て、無反応か…
. | （__人__） あれだな、こんなところにきても俺達の名前を
| ｀ ⌒´ﾉ 知られる時代にしたいな…いやしてやるぞ！
. | } . ヽ
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
＿＿＿_
／::::::─三三─＼ まじかお！すごいことを言ってるお…
／:::::::: （ ○）三（○）＼ （この頃は文学者の知名度はとんでもなく低い）
|::::::::::::::::::::（__人__）:::: |
＼::::::::: |r┬-| ,／ .
ノ:::::::: `ー'´ ＼
90 ：１[]：2008/09/09(火) 01:21:26.23 ID:+pAmkeOr0
５４
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼ あいつはすごい奴だお。友達に
／（● ） （● ） ＼ なりたいお。やらない夫のおかげで小説の
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 幅が広がったお
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
＋ ＿＿＿
／⌒ ⌒＼ ＋
＋ . ／（ ●） （●）＼ +
／ ::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ よし！親切心から、やらない夫の
| |r┬-| | 本から誤字、誤植を探して教えてやるお
＼ `ー'´ ／ +
ノ ＼
／´ ヽ カ
| ｌ l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l タ カ
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､. タ
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
┌┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐┌┬┬┬┐
91 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 01:22:39.58 ID:CCwFA3f3O
それは親切ではありません
92 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 01:23:38.98 ID:SbaO/xyi0
>>91
ありがた迷惑であると？
93 ：１[]：2008/09/09(火) 01:25:30.13 ID:+pAmkeOr0
５５
／￣￣￣ ＼
／ ＼ お！やらない夫からだお、ふふ感謝の手紙に
／ ― ― ＼ 違いないお
| （ ●） （ ●） |
＼ （__人__） ／ ））
ﾘ ｀ ⌒´/￣/￣/ ﾁﾗｯ
（| / / と）
と| / / /
//ノ￣￣｀ヽ、// // ////
／ ´｀ヽ _ // // // お前は人のアラばかり探しているから
(--/￣ , ｀￣￣￣/// 小説が書けないんだよ！常識的に考えて
( ...| /!
(｀ー‐し'ゝL _
(--‐‐'´} ;ー------
｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＿
＿／⌒ ⌒＼＿
／:●））（__人__）（（● ＼ いやん！
| |r┬-| |
＼ `ー'┃ ／
95 ：１[]：2008/09/09(火) 01:29:03.27 ID:+pAmkeOr0
５６
／￣￣￣ ＼ そういえば、やる夫は最近小説を書いていないお
／ :::::＼:::／＼ 文壇の雑用ばっかりにかまけているお…
／ ｡<一>:::::<ー>。 軽蔑されているお…友達どころじゃないお…
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ よし！書いてやるお！見返してやるお
／ ｡<●>:::::<●>。
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;._
97 ：１[]：2008/09/09(火) 01:32:22.82 ID:+pAmkeOr0
５７
＿＿＿_
メ ,, -──- ､._＼ 意地から４0枚書き、同人誌に発表したお
メ／ u ﾟ 。 ＼＼
／ ／ ＼ ／ ＼＼
! | u (（●）) (（●）) |
＼＼ 。 （__人__） ／く<
ノ ﾒ/ ｀ ⌒´ ヽヽヾ
＿/((┃))＿＿＿＿_i |＿
／ /ヽ,,⌒)￣￣￣￣ （,,ノ ＼
／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ ＼
＿＿＿
／ ＼
／ ＼ ,＿＼ やらない夫の目に止まって欲しいお
／ （●）゛ （●） ＼ 頼む！読んでくれお…
| ∪ （__人__） | 批評を…やっぱ怖いお…
/ ∩ノ ⊃ ／ (菊池は書評の仕事をしていた）
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
101 ：１[]：2008/09/09(火) 01:48:09.36 ID:+pAmkeOr0
５８
幾日か
＿＿＿_
／ ＼ 結局無かったお。正直ほっとしているお
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─） ＼
| し （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
／￣￣￣ ＼ あっ！やらない夫から手紙だお…
／ ＼
／ ― ― ＼
| （ ●） （ ●） |
＼ （__人__） ／ ））
ﾘ ｀ ⌒´/￣/￣/ ﾁﾗｯ
（| / / と）
と| / / /
105 ：１[]：2008/09/09(火) 01:51:26.86 ID:+pAmkeOr0
５９
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼ 標準以上とは思うが、描写主義の癖に
| （●）（●） | ハイライトが丸っきり説明だろ
| （__人／,〉.| つまり、やる夫は俺の心理描写主義に
{ ´フ´ ./._ } 負けたんだ、抗議はいつでもどうぞ
ヽ .／,二ニソ}
_ヽ/ ,-― ､}ﾉ
／:;:{' ノｰﾍJ:;:;ヽ
／:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:
/:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼
{:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:＼
ﾍ:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:＼:;／ヘ
＿＿＿
＿___,.／ ＼ 一体小説とは何なんだお？もうイヤになるお…
ノ ／ ＼
／ ／ ＼
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
106 ：１[]：2008/09/09(火) 01:54:28.96 ID:+pAmkeOr0
６０
/ : : /: ,': : : :.|: : : |: : : :|.: : : : :.:|: :＿:.|: : :│ |: : :l／ |
ｌ: : :/.: :ｌ: : :.|: |: : : |:___:.l|.: : : : :.:|´.: : :.| ｀: :j:.:.|: ::_|: :.│
|: : | : : |: : :.|: |.: : :ｲ : : l|: : : ＿j|＿_,斗-イ: :_ﾚ'´:|: :.│
. ＼:| : : |: : :.|: |.: : :.レ-┘￣ ´ｨ=≠＜｢: : : : | : : | お困りですねやる夫
. └ｰ ト､:_j:└┬┘,x=＝ , ::::::. |: : : : |: : : |
. | : :|`ー‐ﾄ.、'´:::::: r ‐一ﾍ │: : : l: : : :|
. | : :|:.: : : : :.ヘ. ヽ ノ イ |: : : :| : : : |
. |.: ∧ : : : : :| 个ー┬‐ -‐ ＜l入ｌ :|: : : |: : : : |
. |: ; : ヽ: : : : |:_j_:_,rく{￣以厂｀> /｀|: : : |、 : : |
. |: ｌ : .∧:.: : :｢|::::| ＼}_／}{＼_{ / |: : : | ヽ: : !
. |: l : :|:∧: : :| |::::| く__ハ___>′ |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :! |::::| 〃| | |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :| |::::l 〃 | | |: : : | │ |
107 ：１[]：2008/09/09(火) 01:55:16.77 ID:+pAmkeOr0
６１
＿＿＿ 梨花ちゃんかお…やる夫,実は…
＿___,.／ ＼
ノ ／ ＼ 「言わなくていいのですよ、やる夫の独り言
／ ／ ＼ は大きすぎるのです」
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／ やる夫はどちらの文学にするかを
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 迷っているのですね？
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! ボクとやらない夫とではまるで逆ですからね
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
108 ：１[]：2008/09/09(火) 01:56:33.55 ID:+pAmkeOr0
６２
＿＿＿_
／ ＼ やる夫、分からないんだお
／ ＿ノ ヽ__＼ 書く自信が無くなっているお…
／ （─） （─） ＼ 才能が無いのかお？
| し （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
やる夫…日本国の文学博士たちにどのくらい文学を好きな人がいる？
確かに、やる夫より文学が分かる人はいる…
けれど、やる夫より文学が好きな人はいないと思う…
大丈夫…こんなに興味を持ち、追い求めているのだから天はそんな非情なことは
しないはずよ…
109 ：１[]：2008/09/09(火) 01:59:20.98 ID:+pAmkeOr0
６３
＿＿＿
／ ⌒ ⌒＼ なんだか血が熱くなるお！ありがとうだお
／ （⌒） （⌒） ＼
／ ///（__人__）/// ＼
| u. `Y⌒y'´ |
＼ ﾞー ′ ,／
/⌒ヽ ー‐ ｨヽ
/ rｰ'ゝ 〆ヽ
/,ﾉヾ ,> ヾ_ノ,|
| ヽ〆 |´ |
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ アドバイスをあげるのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ 小説を書くのは恥をひとつ書くのだと思うのです！
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ もうひとつは、常に書こうと思わないのですよ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! 書きたくないのに、書こうとするのは、仕事じゃ
| l | " r┐" ﾙ| | ないのなら、馬鹿げています
| l |トｨ⌒v⌒1′| | 書けることは書けないことより、上等ではないのです
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ | にぱー
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
110 ：１[]：2008/09/09(火) 02:00:18.53 ID:+pAmkeOr0
６４
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼ 分かったお！助かったお
／（ ●） （●）＼ ）
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ 「それではまたなのです」
| (⌒)|r┬-| |
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
＿＿＿_
／ ＼ と言ったものの…悩みはつのるお…
／ ＿ノ ヽ__＼
／ （─） （─） ＼
| し （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
「やる夫！入るぞ」
112 ：１[]：2008/09/09(火) 02:04:16.96 ID:+pAmkeOr0
６５
／￣￣＼ やる夫、見直しただろ、常識的に考えて
／ _ノ ＼
| （ ●）（●）
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
＿＿＿
／ ＼
／ノ ＼ u. ＼ ！？
／ （●） （●） ＼ 何のことだお！びっくりするお
| （__人__） u. |
＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
／´ ヽ
| ｌ ＼
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
114 ：１[]：2008/09/09(火) 02:07:31.18 ID:+pAmkeOr0
６６
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 「○○○」だよ！あれはいい作品だな！あれはうまいだろ
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
＿＿＿_
. ／ ＼ 最新作じゃなくて、五年前のかお…
／─ ─ ＼ どうして読んだんだお？どこにもないお、あんなの…
. ／ （○） （○） U ＼
. | （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ _／
| ＼
| | | |
| | | |
116 ：１[]：2008/09/09(火) 02:11:42.76 ID:+pAmkeOr0
６７
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （⌒ ）（⌒） 偶然見つけたんだよ！あっはっは！
. | （__人__） そうだ、嫌なことを教えてやるよ
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ ？
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
119 ：１[]：2008/09/09(火) 02:15:24.30 ID:+pAmkeOr0
６８
／￣￣＼
／ _ノ ヽ､.＼ あの作品がやる夫の俺の友情を
| （●）（●） | 元どおりにしたんだよ
| （__人／,〉.|
{ ´フ´ ./._ }
ヽ .／,二ニソ}
_ヽ/ ,-― ､}ﾉ
／:;:{' ノｰﾍJ:;:;ヽ
／:;:;:;:;:;| _,イ{:;::;:;:;:;l:;:
/:;:;:;:;:;:;:;:;:＼＿/:;:;:;::;:;i:;/＼
{:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;〈:;:;:;:;:＼
ﾍ:;:;:;:;:;:;:;:;／:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:i;:＼:;／ヘ
／￣￣￣＼ そんなに、軽蔑してたのかお…
／ ─ ─ ＼
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
120 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 02:16:08.97 ID:CCwFA3f3O
これは辛辣
121 ：１[]：2008/09/09(火) 02:18:19.20 ID:+pAmkeOr0
６９
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ そうなのですよ、ボクも読んだのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ あれだったら、どこに出しても恥ずかしくないのです
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 嬉しいのです、やる夫があんな作品をかけるなんて
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! 自信がないなんて不思議不思議なのです
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ 褒めすぎて逆に怖いお…昔の作品だけど
／ ｡<一>:::::<ー>。 嬉しいお…けど遅いお…あれは当時無視されたん
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj だお
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
123 ：１[]：2008/09/09(火) 02:21:29.05 ID:+pAmkeOr0
７０
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （⌒ ）（⌒） わっはっは！悪い悪い！ご馳走を驕るから
. | （__人__） 来いよ！
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
／￣￣￣＼ …そうだお、きっとやる夫には才能があるお
／ ＼ 信じるんだお…
／:::::::::::::: ＼
:::::::::::::::::::: |.
＼:::::::::::::::::::: ／
／:::::::::::::::::::::::::: ＼
125 ：１[]：2008/09/09(火) 02:24:39.04 ID:+pAmkeOr0
７１
その後
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ 梨花ちゃんは、ＫО大学の教授と新聞の
/ / / / ヽ丶 ＼／ 専属作家と、どちらかを選ぶことになり
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ やらない夫と同じ専属作家になったお
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| | 「みぃ、お金で選んだのですよ」
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （⌒ ）（⌒） そして、二人で長崎へ物見遊山に行ったお
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
128 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 02:30:37.13 ID:m9FeCTZ20
大学教授よりも専属作家の方が儲かるのか
126 ：１[]：2008/09/09(火) 02:27:20.38 ID:+pAmkeOr0
７２
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／ ::: ＼ ::: ::: ::
:::: ::::／ :: ＼:: ::: :: うらやましいお…
:::: ／::: ─ ─ ＼ :: :: 眩しい出世だお…
::: | :: .（＿） （＿） | : :::: やる夫もああなりたいお…
::: ＼ （__人__） ,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿
／ ＼ そいえば、やる夫は嫉妬心がすごいお…
／ ＼ ,＿＼ 誰にも負けないジェラシッ子だお…
／ （●）゛ （●） ＼ この才能をうまく使えば…よし！
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
130 ：１[]：2008/09/09(火) 02:31:25.57 ID:+pAmkeOr0
７３
／￣￣￣＼
／ ＼ 小さき砂の一粒も…
/ ─ ─ ヽ
| （●） （●） u |
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
＿/((┃))＿＿＿＿_＿i | ｷｭｯｷｭｯ
.. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼
／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼
／￣￣￣＼
／ ＼ 小さき粒の一粒も…
/ ─ ＼ ヽ
| （●） （●） |
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
＿/＿＿＿＿＿＿_＿i | ｹｼｹｼ
.. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼
／ /_＿凵＿＿＿＿＿＿_ヽ.. ＼
＿＿＿_ 自分の唄なのに
／ ＼ 悲しくなるお…
ｏ ○ o´ _ノ ヽ､_ `ｏ ○ o
。ﾟ ／ oﾟ/⌒) (（＜）)ﾟo＼ ﾟ 。
| 0 / /（__人__）' 0 |
＼ / / `― ' ／
131 ：１[]：2008/09/09(火) 02:34:23.51 ID:+pAmkeOr0
７４
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼ やる夫、名古屋に行かないか
（ ●）（ ●） ｜ 講演会があるのだが…手伝って欲しい
（__人__） | 三人で行こう
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
／ ￣￣￣＼
／ ─ ─＼
／ -=・=- -=・=-＼ いいのかお？こんな、くっつき虫みたいな
| （__人__） | ごみ男なのに
＼ ｀ ⌒´
/ ＼
134 ：１[]：2008/09/09(火) 02:37:22.82 ID:+pAmkeOr0
７５
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ 来て欲しいのです…
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ やる夫はボクの“杖”なのですよ
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l やる夫は変に旨い物屋とか面白い所に
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘ 詳しいのです
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´| ボク達を導いて欲しいのです
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.|
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ|
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..!
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
＿＿＿_
+ .／ ／ ＼＼
／ （●） （●）＼ まかせるお！行くお、行きたいお
／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼
| ｀-=ﾆ=- |
＼ `ー'´ / +
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
137 ：１[]：2008/09/09(火) 02:41:25.28 ID:+pAmkeOr0
７６
＿＿＿_
／_ノ ' ヽ_＼ 三人の水入らずの旅だお…
／（≡） （≡）＼ あっそういえば、梨花ちゃんはあのお城から
／::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 実家に戻るそうだけど、あの座談会は
| |r┬-| | 変わらないのかお？
＼ `ー'´ ／ 一年間の新婚生活だったお
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ …みぃ、やる夫、そのことですけど
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ 今度からはボクたちのような友達同士の
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l 座談会はやる夫の家で、催して
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘ 欲しいのです、どうですか？
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´|
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.|
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ|
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..!
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
138 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 02:42:27.46 ID:Z/iP/9ge0
このやる夫の気持ちがわかりすぎる。
139 ：１[]：2008/09/09(火) 02:45:17.54 ID:+pAmkeOr0
７７
＿＿＿_
+ .／ ／ ＼＼
／ （●） （●）＼ なに、かまわないお！
／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼やる夫のうちは商人の家だから、むやみやたらと
| ｀-=ﾆ=- | 部屋が多いお、けど、どうしてだお？
＼ `ー'´ / +
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
:::::::::/........ / / ::::::::i::::::::::::::::l::::::::::::::::l::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::ﾊ
::::::::i:::::::::::::::i::::::::::::::/::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::i::::::::::::::::i
:::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::::::l
┬:L:::::::::::::l:::::::::::::il::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::;;;;｣
. l::::::¨iー-:L＿＿l|::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l＿;;;;;;:::--ｰ'''7
i::::::::l:::::::::::::::::::l、`ー―┴―――'ー――i'':::::l:::::::::::ll::::::::i
. l::::::::l:::::::::::::::::::lヽ、 , ノ:::::/::::::::::l:l:::::::l
l:::::::::l:::::::::::::::::l:l::::`:;::...､.. ー‐ ,,.....,:::'::l:l::::/::::::::::::l:l:::::::l
. l:::::::::ﾍ:::::::::::::::ll:::::::l:l:::::,ノ` ｰ ' ´l､:::ll:::::l:l:::/:::::::::::::l::l::::::l
. l:::::::::::ﾍ::::::::::::::l -Tl ¨ ` -ﾘ:/:::::::::::::::l::::l::::.l
「……」
141 ：１[]：2008/09/09(火) 02:48:40.83 ID:+pAmkeOr0
７８
／￣￣＼
／ _ノ ＼ …やる夫、梨花ちゃんはな、養子なんだよ
| （ ●）（●） だから、実家だとそう勝手なことはできないんだ
| （__人__） 仕事以外だと心苦しいんだ…
| ｀ ⌒´ﾉ すまない、梨花ちゃん、とりあえず
| } そうしよう、それがいいだろ、ｊｋ
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ ありがたいのです、やる夫ありがとうなのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ みぃ、トンネルを抜けて山が見えたのです
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! 一句詠むのです
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
144 ：１[]：2008/09/09(火) 02:52:28.54 ID:+pAmkeOr0
７９
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
「あらあらし 霞の中の 山の襞」 ふふ…評論家のやる夫先生…いかが？
＿＿＿_
／ ＼ ついて行けないレベルだお…
／ ─ ─＼ 一年前なら文句も言えたお…
／ （◯） （◯） ＼ いまじゃもう、何もいえないお
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
145 ：１[]：2008/09/09(火) 02:55:20.53 ID:+pAmkeOr0
:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.l:.:.:.:.:.:
/ 〈:.:.:.:.:.:.;':.:.:.:.:.:.:.;.:.:.:.:.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.il:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.li:.:.:.:.:
__ f ¨ヽヽ､:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:':.:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ll:ll:.:.ﾉ:.:.:.:.:.:.:.:l:l !:.:.:.:.
（. ヽ ヽ- 'ヽ `!:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:l:.:.:i:.:.:.:.__..--++-----‐‐l十!´:.:.:.:.:.:.:.:.lll､l＿_
ヽ_ノヽ l - i ` ｰ -.l:.:.:.:.:.:.!:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! !:.:.:.:.:.:.:.:.:.l l !:.:.:.:.:.:.:.:.:lll l:.:.:.:
', ヽ__」 l i`ｰ‐‐┴‐:L___:.--‐┘'‐‐_‐_‐二,, ::`ｰ―‐‐┘::└-_
/ ｀ヽ､_ ) ヽ /ヽ l:.:l:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:l／そﾆづ::::::;¨-ﾘ ::::::::::::::::::::::::::::::: ¨{ ｱ
ヽ、 ） `､! ヽ!:.:l:.:.:l:.:.:.:.l:.:l:.:.:.l` ヽ..二二 .ノ ....::::::::::::........ ヽゞ
Y ／, ﾊ`i i:.:i:.:.:l:.:.:.:l:.:.l:.:.:.! :::::::::::::::::::
, -! ／ ' /／ ﾚ' l:.:l:l:.:.l:.:.:.l:.:.l:.:.:.l
. ヽ、`ヽ､ / 〃 ./:.:l:.l:.:.l:.:.:.l:.:.l:.:.:.l､ 、 '' ,
`ー-' / /i:.:.:l:.:l:.:.l:.:.:.l:.:l:.:.:.l:ﾍ ヾ､ー―――‐‐フ
ヽ ／ l:.:.:l:.:.l:.:.l:.:.:.l:.l:.:.:.:l:.:.:ヽ、 ￣￣￣￣ ´
＼ ／ !:.:.l:.:.:l:.:.l:.:.:.l:l:.:.:.:.!:.:.:l:.:.:`:. ､
一年前の復讐なのですよやる夫。どうです、思い知りましたですか、
ふふふふ
146 ：１[]：2008/09/09(火) 02:56:20.44 ID:+pAmkeOr0
８１
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そうだ、梨花ちゃんは睡眠薬を持っていないか
| （ ●）（●） 最近眠れないんだよ…
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } . ヽ
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／ みぃ、いいですよ。ボクは最近カルチンよりも
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ ジアールを愛用しているのです
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! 「ジアール？」
| l | " r┐" ﾙ| | そうなのです。カルチンの半分で効いて、
| l |トｨ⌒v⌒1′| | 副作用が翌日まで残らないのですよ、にぱー
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ | ハイ！少し分けてあげるのです
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
149 ：１[]：2008/09/09(火) 03:00:22.25 ID:+pAmkeOr0
８２
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : i: : : : : : : : : : :i: : : : : : : : : l : : : : : ﾍ: : : ﾍ: : : l
: : : : : : : : i: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : li : : : : : : : : l: : : : : : :ﾍ: : : ﾍ : : l
: : : : : : : : il: : : : : : : : : : li : : : : : : : : : l i: : : : : : : : :l : : : : : : ﾊ: : : ﾊ: : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :ll : : : : : : : : : l l: : : : : : : : :l: : : : : : : ﾊ: : : : i : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : :l l: : : : : : : : :l: : : : : : : : '. : : : l: :l
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
幸せよ。こんなものの味を知らない人間は…
やる夫はその一人ね
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ もちろんだお！のび太にも負けないお！
／（ ＞） （＜）＼枕に頭をつけたら、とたんにグゥだお
／::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ （原作通りだから困る）
| /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／
151 ：１[]：2008/09/09(火) 03:03:37.80 ID:+pAmkeOr0
８３
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼／｀i だからお前は馬鹿なんだよ、常識的に考えて
| （●）（●）./ ﾘ
. | （__人__）..| /
| ｀ ⌒´ ﾘ ﾋ
. ヽ ／/ ,｀弋ヽ
ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
/〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ
| ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //
| ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃
`ー‐一′
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ 馬鹿のほうがよいのです。そのほうが
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ 幸せです…
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´|
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.|
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ|
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..!
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
さて、講演会が終わり、やらない夫が先に宿に帰り
ぶらぶらしてきた二人が帰ったとき
152 ：１[]：2008/09/09(火) 03:07:23.77 ID:+pAmkeOr0
８３
やらない夫は睡眠薬でラりっていた
＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ー 、
／ ヾ ヽ、
/ }; ヽゝ. 前は海、後ろは山、波も嵐も音合わせ～
/ r´ __, .．イ ﾄ┬-、i （源平盛衰記）
,' L._∠,´.!___,.ノ ヾ,￣ ヽ,
i } ｝
| ヽ ,＿＿_,,ノ｀ー-'ヽ,
i ￣ "'''"´ }
： ./
i ,!
i ！
', {
i !
.} ! }
i ヽ、 i ,'
l ヽ、 |. /
／￣￣￣＼ ちょっと！やらない夫どうしたんだお
／ ─ ─ ＼ 「みぃ、薬の読みすぎなのですよ、
／ <○> <○> ＼. やる夫お医者様を呼んでくださいのです」
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／ わっ分かったお
／ ＼
153 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 03:08:35.55 ID:Z/iP/9ge0
AAに笑ってしまったｗ
154 ：１[]：2008/09/09(火) 03:10:18.73 ID:+pAmkeOr0
８４
／￣￣￣ ＼
／ ノ ヽ ＼ う～ん何錠飲みましたかねぇ、
／ （●） （●） ＼ 危険ですねぇ
| __´ _ . | 「7錠なのです」
＼ ￣ ／ まぁ、それならなんとか大丈夫ですけど…
＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ー 、
／ ヾ ヽ、
/ }; ヽゝ. 美しいポーシャの似顔。これほど美しく
/ r´ __, .．イ ﾄ┬-、i 実物そっくりに描き出すとは、なんたる
,' L._∠,´.!___,.ノ ヾ,￣ ヽ, 神のような書工であろうか。
i } ｝ （ヴェニスの商人）
| ヽ ,＿＿_,,ノ｀ー-'ヽ,
i ￣ "'''"´ }
： ./
i ,!
i ！
', {
i !
.} ! }
i ヽ、 i ,'
l ヽ、 |. /
起きている間は実は安心なのですが寝ると危険です。まぁここ数日は様子を…
155 ：１[]：2008/09/09(火) 03:13:25.20 ID:+pAmkeOr0
８５
4日後
／￣￣＼
／ ノ ＼ …すまなかっただろ、常識的に考えて
| （○） （○）| 「大事にならずよかったのですよ、にぱー」
. | （__人__） |
|Ｕ ｀ ⌒´ ﾉ
. | Ｕ }
. ヽ Ｕ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
／￣￣＼
／ ＼ 申し訳なかった。もう帰ってくれ…
|:::::: ｜ 気が重いだろ、ｊＫ
. |::::::::::: ｜
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒
157 ：１[]：2008/09/09(火) 03:16:29.22 ID:+pAmkeOr0
８６
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ ふふ、ご挨拶なのですね
/ / / / ヽ丶 ＼／ 本当に大丈夫なのですか？
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 「ああ…これ以上迷惑は…」
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| | 分かったのです、やる夫帰るのですよ
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
汽車内
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ ねぇ、やる夫…せっかくですから
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ 岐阜で降りてみないですか？
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l 日並沢は面白いところですよ？
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´|
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.|
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ|
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..!
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
161 ：１[]：2008/09/09(火) 03:19:34.46 ID:+pAmkeOr0
８７
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;( う～～ん、どうしたんだお？急に…
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) やらない夫の看病で長旅行になったお
／ （─） （─ /;;／ 早く帰って、ｔｗｏｃｈをチェックしたいお
| （__人__） l;;,´ 携帯なんかじゃ見たくないお…
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
／: : : : : : : : : : : : : : : : : : :l: : : :ヽ.: ヽ: :＼: : :.＼
/ : : : : : : : /: : : : : : ｌ: : : : : :|: : : :│: : :ｌ: : : ＼: : :!
. / : : / : : : : l: : : |: : : :|.: : : : :.:|: : : :│: : :|: :|: : : :ヽ !
/ : : /: ,': : : :.|: : : |: : : :|.: : : : :.:|: :＿:.|: : :│ |: : :l／ |
ｌ: : :/.: :ｌ: : :.|: |: : : |:___:.l|.: : : : :.:|´.: : :.| ｀: :j:.:.|: ::_|: :.│
|: : | : : |: : :.|: |.: : :ｲ : : l|: : : ＿j|＿_,斗-イ: :_ﾚ'´:|: :.│ 杖は持ち手について
. ＼:| : : |: : :.|: |.: : :.レ-┘￣ ´ｨ=≠＜｢: : : : | : : | くるのですよ
. └ｰ ト､:_j:└┬┘,x=＝ , ::::::. |: : : : |: : : |
. | : :|`ー‐ﾄ.、'´:::::: r ‐一ﾍ │: : : l: : : :|
. | : :|:.: : : : :.ヘ. ヽ ノ イ |: : : :| : : : |
. |.: ∧ : : : : :| 个ー┬‐ -‐ ＜l入ｌ :|: : : |: : : : |
. |: ; : ヽ: : : : |:_j_:_,rく{￣以厂｀> /｀|: : : |、 : : |
. |: ｌ : .∧:.: : :｢|::::| ＼}_／}{＼_{ / |: : : | ヽ: : !
. |: l : :|:∧: : :| |::::| く__ハ___>′ |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :! |::::| 〃| | |: : : | │ |
. |: l : :|:| l: : :| |::::l 〃 | | |: : : | │ |
といっても、梨花ちゃんは座談の達人なので、
いかに日並沢が楽しいところかお、たくさん話したんだお…
163 ：１[]：2008/09/09(火) 03:22:24.96 ID:+pAmkeOr0
８８
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;( …楽しそうだお。けど、もう一週間だお
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) いい加減にしないと…
／ （─） （─ /;;／
| （__人__） l;;,´
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ …じゃあ、熱海に行くのです
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l 「……」
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘ 旨い物がたくさんですよ！
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´| 「……」
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.| ええぃ大負けに負けて、鎌倉にするのです
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ| 東京に近いですから行くのです
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..! なじみのお店に行くのですよ
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
165 ：１[]：2008/09/09(火) 03:25:20.42 ID:+pAmkeOr0
８９
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;( これ以上断れないお。そうだお、
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) あの店のご飯を食べたいお やる夫は杖だお…
／ （─） （─ /;;／ 「それでは、レッゴーなのですよ」
| （__人__） l;;,´
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
次の日
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ さて！杖さん、もう一日遊ぶのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ ここまで来たら、あそこにも行くのです！
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
166 ：１[]：2008/09/09(火) 03:28:33.60 ID:+pAmkeOr0
９０
／￣￣￣＼ あれ！？う～ん、じゃあもう一日遊ぶお…
／ ─ ─ ＼
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
次の日
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ さて！杖さん、もう一日遊ぶのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ ここまで来たら、あそこにも行くのです！
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
167 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 03:28:58.06 ID:CCwFA3f3O
やる夫！選択肢はいいえにしろ進めないぞ
168 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 03:29:12.28 ID:RavCTNSW0
梨花ちゃまだったら断れない自信があります
169 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 03:33:14.94 ID:eMTRrfRu0
なんか泣きたくなってきた
170 ：１[]：2008/09/09(火) 03:33:58.77 ID:+pAmkeOr0
９１
／￣￣￣＼ 無限ループの予感だお…いやいやいや
／ ─ ─ ＼ 梨花ちゃん、そろそろ帰るお、ｔｗｏｃｈが心配だお…
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ みぃ…やる夫はつき合いが悪いのですよ
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l 「梨花ちゃんの、意外な一面を見たお…」
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´|
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.|
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ| （…もしかして梨花ちゃんは家に帰りたく
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..! ないのかお…）
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
172 ：１[]：2008/09/09(火) 03:37:07.38 ID:+pAmkeOr0
９２
＿＿＿_ さて、やる夫もそろそろ一人前の文学者になりたいお
／ ＼ いちいち、うじうじするのにも皆も飽きてるお…
／ ─ ─＼ ひとつ考えてみるお…
／ （●） （●） ＼ やる夫は文学志望なのに、思想を持っていない
| （__人__） | これは致命的だお
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼ 根本的に駄目だお。芸術家の感性があっても
/ ＼ それに、深みや高貴さを出すには思想が必要
/:::::::::::::: ヽ なわけだお。けど持ってないお
|:::::::::::::: | では、小説には何を書けばいいんだお…
ヽ:::::::::: ／
/:::::::::::: く
|:::::::::::::::: ＼
|::::::::::::::: |
174 ：１[]：2008/09/09(火) 03:40:29.68 ID:+pAmkeOr0
９３
＿＿＿_ やる夫は今まで何を書いてきたかを、考えてみるお
／ ＼ 美しい文章を研究して、名文を模倣して…
／ ─ ─＼ ！？もしかして、これは小説ではなかったとしたら…
／ （◯） （◯） ＼ 芸であったとしたら…
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ もし、小説がそれとは別物であるのなら…
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
９４
,r'ﾆﾆﾆヾヽ、 //ﾆﾆﾆヽ、
（"´￣￣ヾ）） ＿＿＿__ （（/￣￣｀ﾞ`）
| 、ィ_ﾉと)' ／ "＼, ､／"＼ (つ（_,,ｱ |!
i| ｀ ｲ_／ ／ （‐-､）､ ,（,-‐ ） ＼. ＼_Y |!
.ヽ、 ' （ ／ ｀ﾞ（__人__）'" ＼ / ` /
＼ ＼l i| |! l／ ／
l|l ＼ ＼ ､i|,/⌒ヾ､|!;, ／ ／ |l
＼ ヾ `ー一'´ ｨ ／ i
ヾ、 ｀`"´ ／
ﾟ |! Ｙ ｨ |! ｡
,. ' ､/ ヾ ´ ’ ｀
ﾟ, i! `| ゜､l! i|!; ﾟ ゜ ｡
ヾ从ｿヾ､, ;;ｿ'人ﾟ;,ｨ~;;へ､ｨﾍ;;´ﾝy∧从/∨ゞ〆´ ,.，
_..〆 ..:::ｿ ..:＿::ノ .::j .:::ﾉ｀ｿ´::ゝ .::::...ヽ _.:::｀
悟ったぞ！そうだお！小説は文章も芸じゃないお！
小説とは、文章とは、作家の人生の堆積で全人格の表現だお！
だから、やる夫はやる夫以上の作品のものが書けないんだお！
176 ：１[]：2008/09/09(火) 03:43:28.65 ID:+pAmkeOr0
９５
＿＿＿_ 安心して書くお！
+ .／ ／ ＼＼
／ （●） （●）＼ よし！試しに皆が知っている
／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼ あの人気作家について書いてみるぞ！
| ｀-=ﾆ=- | みんな興味を持ってくれるお
＼ `ー'´ / + 彼の性格はやる夫のものを
/ ∩ノ ⊃ ／ あてはめるお！
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣￣＼
／ ＼ 思うがままに、思うがままに
/ ─ ─ ヽ う～む一晩、一枚から三枚だったのに…
| （●） （●） |
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
＿/((┃))＿＿＿＿_＿i | ｷｭｯｷｭｯ ｷｭｯ
.. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼
／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼
.￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
178 ：１[]：2008/09/09(火) 03:46:33.68 ID:+pAmkeOr0
９６
／￣￣￣＼
／ ＼ これでいいのかお？こんな感じで…
/ ─ ─ ヽ でも、筆が止まらないお…
| （●） （●） u | 体に悪いお、けどもう少し…
＼ （__人__） __,／
／ ｀ ⌒´ ＼
＿/((┃))＿＿＿＿_＿i | ｷｭｯｷｭｯｷｭｯｷｭｷｭッ
.. ／ /ヽ,,⌒) ￣￣￣￣￣（,,ノ ＼
／ /＿＿＿＿＿＿＿＿＿ヽ.. ＼
＿＿＿
＿___,.／ ＼
ノ ／ ＼ が～が～ おっぱいパレードいっぱいだお
／ ／ ＼
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
181 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 03:48:59.22 ID:CCwFA3f3O
どっかで聞いたな
182 ：１[]：2008/09/09(火) 03:50:21.13 ID:+pAmkeOr0
９７
＿＿＿_
／ ＼ いつの間にか寝ていたお
／ ─ ─ ＼ さて、どんなものかお？
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
＿＿＿_ ほうほう、悪くないお！むしろいいお
／ ＼ 文法の間違いもないお、いい文章だお
／ ⌒ ⌒ ＼ そうだお、これがやる夫なんだお
／ （●） （●） ＼ やる夫の全力だお、文句なしだお
.| :::⌒（__人__）⌒::: | ＿＿
＼ `ー' /￣￣⌒/⌒ /
（⌒＼ / / /
i＼ ＼ ,(つ / ⊂)
.| ＼ y(つ /,＿＿⊆)
183 ：１[]：2008/09/09(火) 03:53:22.88 ID:+pAmkeOr0
９８
10日後
／_ノ ヽ､_＼ ９８枚書いたお！出来は分からないお！
ﾐ ﾐ ﾐ oﾟ(（●）) (（●）)ﾟo ﾐ ﾐ ﾐ けど、満足だお！読み返して
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒（__人__）⌒:::＼ /⌒)⌒)⌒) 楽しいお、なんだか初めて
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / /／ 創作の楽しさを味わったお！
| :::::::::::(⌒) | | | ／ ゝ :::::::::::/
| ノ | | | ＼ / ） /
ヽ / `ー'´ ヽ / ／
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ ン
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､ ン
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼ 発表してやるお！
／（ ＞） （＜）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ∩
| |r┬-/ |/⌒l
＼ `￣'´ ／ | `|
184 ：１[]：2008/09/09(火) 03:55:20.80 ID:+pAmkeOr0
９９
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
傑作ですね、もうあの××の作品は読めませんね…
これでよいのですよ、感心いたしました
けど、女の書き方が悪いです、美人を書くときは醜い点を、
醜婦を書くときは美しい点を書かないと、現実感が出ません
それはともかく、おめでとう
185 ：１[]：2008/09/09(火) 04:00:21.38 ID:+pAmkeOr0
１００
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ありがとうだお！
／（ ＞） （＜）＼
／::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／
＿＿＿＿
/ ⌒ ⌒ ＼ チラッ
./( ―） （ ●） ＼
/::⌒（_人＿）⌒::: |
| ー .|
＼ ／
187 ：１[]：2008/09/09(火) 04:03:32.44 ID:+pAmkeOr0
１０１
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼ 力作だな…
（ ●）（ ●） ｜ 「お伽噺は君が糧、創作は
（__人__） | 君の心を知るべし」
ｌ｀ ⌒´ ｜ と言っておこう
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
／ ￣￣￣＼
／ ─ ─＼ ちっ！がっかりなこと言うお
／ -=・=- -=・=-＼ 友達がいのないやつだお
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´
/ ＼
189 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 04:04:41.40 ID:xCEMlp9Z0
やらない夫かっこよすぎるだろ・・・
常識的に考えて・・・
190 ：１[]：2008/09/09(火) 04:06:19.07 ID:+pAmkeOr0
１０１
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─＼ まぁいいお、出版も決まったし
／ （●） （●） ＼ これでやる夫も劣等感に苛まれなくてすむお
| （__人__） | ＿＿＿＿＿＿＿_
＼ ｀ ⌒´ ,／ | | |
ノ ＼ .| | |
／´ | | |
| ｌ | | |
ヽ -一ー_~､⌒)^),-､ | |_＿＿＿＿＿＿_|
ヽ ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニ- ￣ | |
＿＿ ___＿
／／ ￣ ＼＼ うわぉ
／/--.--:::: :::: -─＼＼
/／::::(○ ●） (（○(●）:::: ＼
.| |.| ( . (（_人_人__） | ＿ ＿＝＝ ＝
＼＼ ⌒ ｀ ／,／ | | ￣￣￣ ￣| ||
ノ ＼＼| | | | ||
／´ | | | |
| ｌ | | |||
ヽ -一ー_~､⌒)^),-､ | |_＿＿＿＿＿＿__| |
ヽ ＿＿＿＿,ノγ⌒ヽ)ニニ-￣ | | | ＝ ＝
大正十二年 関東大震災 やる夫の初版二千部は灰燼ときす
191 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 04:07:44.47 ID:aYQyjQvV0
なっ なんだってー
192 ：１‐90[]：2008/09/09(火) 04:10:24.35 ID:+pAmkeOr0
１０２ 深夜遅くまですいません、さて！ここからが本番です192がゴールです
／￣￣￣＼ イヤーミンナガブジデナニヨリダオ
／ ─ ─ ＼
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ 元気を出すのです、やる夫
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ 大丈夫です、すぐに出版業は再開されます
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘ これで、僕達が生まれ育った東京は
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´| 完全に滅びたのですね…
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.|
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ| 「ソウダオ…カナシイオ」
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..! それではボクは帰るのです
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
195 ：１‐89[]：2008/09/09(火) 04:13:34.62 ID:+pAmkeOr0
１０３
／￣￣＼
／ _ノ ＼ おお、やる夫、大丈夫か？
| （ ●）（●） 本は焼けてもお前が焼けてなきゃ
| （__人__） また書けるだろ、ｊｋ
| ｀ ⌒´ﾉ
| } ところで、最近の梨花ちゃんをどう思う？
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
＿＿＿_ 五年の付き合いの友達を目から言うと、
／ ＼ 痩せたお、不健康なふうに…元気もないお…
／ ─ ─＼ まぁ、休めば治ると思うお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
198 ：１‐88[]：2008/09/09(火) 04:16:19.49 ID:+pAmkeOr0
１０４
:.:.:.;':.:.:.:.:!:.:./:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.ﾊ:.:.:ﾊ:.:.:.ﾊ:.:
:.:.:i:.:.:.:.:.l:.:/:.:.:.:.:.:.l:.:l:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:',:.:.:.:',:.:.:ﾊ:
:.:.l:.:.:.:.:.:l/:.:.:.:.:.:.:.l:l l:.:.:.:.:.:.:.ll:.:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.',:.:.:.:.
:.:.l:.:.:.:.:.;'＿_:.:.:.:.:l l !:.:.:.:.:.:.:.ll:.:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:__l__:.:.:.:i:.:.:.:
:.:.l:.:.:.:.,':.:.:__ :Ｚ‐ﾄl､l:.:.:.:.:.:.:.:ll:.:.:.:.:.;;zlニ≦ゝ｣、:.:.:.,! ィ:
:.:.l:.:.:.:二l ｲ 弋:::::ﾅ`=ー‐'゛ｰ ''ｲ弋::::::::ﾉ ﾑィ:.´:.l:.:.:.:
:Tl,イ´:.:ll. ￣ ,, ､ ￣´ l:.l:.:.:.:.!:.:.:,'
:.l:l:.:.:.:.:.:lヽ. `ー '' ` ー‐' !:l:.:.:.:.l:.:.,':.
:.l:l:.:.:.:.:.:.l:.:l r-､_'＿ ... -､ !:l:.:.:.:.l:.:,':.:
:.l:.l:.:.:.:.:.:.l:.:ﾄ､ ゝｰ ＿_- ー〉｝ l;ｨ:.:.:.:l:.,':.:,'
:.l:.:!:.:.:.:.:.:.!:.l:.:ヽ､ ｀ ￣´ , イ:.l:.!:.:.:.:l/:./:
…やる夫、友達だから言うぞ。梨花ちゃんはこの間、伯母さんが大切にしていた
植木鉢を庭に叩きつけて、めちゃくちゃにしたんだ。ストレスがたまっているんだ…
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ え！_あああああああの梨花ちゃんがかお！
／（ ○）}liil{（○）＼ 嘘だお！そんな、信じられないお
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
200 ：１‐88[]：2008/09/09(火) 04:19:19.89 ID:+pAmkeOr0
１０５
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 梨花ちゃんは養子で実家暮らしだから、
| （ ●）（●） 自由が無いんだよ、生活のな
. | （__人__） 俺はもっと壊して欲しいよ。もっとあの家から
| ｀ ⌒´ﾉ 自由になってほしいよ、気にせずに生きてもらいたいよ
. | } . ヽ
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
／￣￣￣＼ 伯母さんは梨花ちゃんが好きなのに、どうしてだお？
／ ─ ─ ＼梨花ちゃんの才能を一番最初に、
／ <○> <○> ＼. 認めていたくらいなのに…
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
201 ：１‐86[]：2008/09/09(火) 04:22:29.11 ID:+pAmkeOr0
１０６
／￣￣＼
／ ＼ 聞いたことあるか？梨花ちゃんは伯母さん
|:::::: ｜ のことをな「僕の生涯を最も不幸にした人で
. |::::::::::: ｜ 無二の恩人」と書いているんだ…
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: } やる夫、いま梨花ちゃんは苦しんでいる
ヽ:::::::::: ノ 次の座談会を楽しませてやろうな…
/:::::::::::: く
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ うん、がんばるお…
／ <○> <○> ＼. 本が燃えたより、ショックだお…
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
203 ：１‐85[]：2008/09/09(火) 04:25:27.52 ID:+pAmkeOr0
１０７
座談会
_,,.. - ､
,.-' ｀' ､. 梨花ちゃん、やる夫の机の引き出しを
,r' ,rfn､ ＼ 開けてくださいよ
,' ,rffn. '" ヽ どうです、懐かしい「綾波レイ」のポスターが
.i '" ,riiﾆヽ. ',. 大切に保管されてるんですよ
{ ,riiﾆヽ _. ',
! ,.. _,,.. -‐' _,..r' i
', '､., __ ,.. -‐''"ﾞ } |
`､ ヽ ! }
'､ ヽ ./ !
＼ ｀ヽ==＝'ﾞ ,'
' ､ / .
`''‐ . r' ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒) ＼ ＼
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ やめてぇぇぇっぇえええお
／（ ○）}liil{（○）＼ 何で知ってるんだお！梨花ちゃん見ないでくれお
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
205 ：１‐84[]：2008/09/09(火) 04:28:18.80 ID:+pAmkeOr0
１０８
. /'/: : : /: : : :/ : : : ,': : : : : : ,': : : : : : l: : : : : : :!: : : : : : :!: : : : : :',: : ',: : :ヽ: : :
`ヽ､/: : : :/: : : : ,': : : : : : ,' : : : : : : l: : : : : : :l: : : : : : : ! : : : : : i: : :',: : : ヽ: :
/.: : : :,': : : : : i: : : : : : i: : : : : : : l: : : : : : : li: : : : : : :.l:＿＿_ l: : :.', : : : ﾊ:
｀ヽ､,': : : : : :l: : : : :￣!:￣_¨二ｺ=‐-: : : : :!l -‐ニ三l＿ _: : :.!: : :.',: : : : ,ゝ
.i: : : : : : l: : : : : : l ﾆz==､＝ミ――‐┘￣'z=＝,＝=､┬' : : : i: , イ: :
¨T ‐- ､T ¨l￣l ｲ/ﾄ--ｲ::r-i ゛ 7ﾄ-ｲ::::r､}ヾ!〉_.. ィ ´ : :!: :
|:l: :l: : : : : l: : ! ′Vﾍ__ﾉ ! Vヽ_ノ ﾉ ´/: : l: :l : l:!: :
|:l: :l: : : : : l: : ﾄ､ `ー―‐' `ー―‐' /: : /: :l: :l l: :
| l: :!: : : : :.!: : !､! ! /: : /: : l: :l: !: :
| l: :l: : : : : !: : ! ﾍ. ー－' /: : /: : /: ,' !: :
|: !: l: : : : : ! : l : : ヽ､ , ィ/: : /: : /: /l : l :
|: l: :!: : : : :l: : l: : : : : !:l¨ ‐- ..._ _.. - イ: l:/: : /: : /: /: l : l: :
|: l: :l : : : : !: : !、: : : :l ',: : : :l ￣ l／: : :/: : /: /: : l : l: :
|: :!: l: : : : :l: : l ヽ、: : l: ヽ、ﾉ ／ : : : /: : /: /: : : l : l: :
ずいぶんとまぁ、懐かしいのです。やる夫はこの人と
結婚したいのですか？
＿＿＿
＿___,.／ ＼
ノ ／ ＼ ……
／ ／ ＼
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
206 ：１‐83[]：2008/09/09(火) 04:31:26.37 ID:+pAmkeOr0
１０９
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
無言ですので肯定と取ります。そうね、普通の女と一生暮すよりも
この女とひと月暮したほうが、人間の幸せよね…
208 ：１‐82[]：2008/09/09(火) 04:34:35.88 ID:+pAmkeOr0
１１０
＿＿＿_ やる夫は確かに女と付き合ったことはないお
+ .／ ／ ＼＼ けど梨花ちゃん、例えばやる夫が
／ （●） （●）＼ 平安時代に生まれたら、もてるお
／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼ あの頃の文学を読むと歌を詠んだら
| ｀-=ﾆ=- |恋愛ができたお！
＼ `ー'´ / + あの時代に生まれたかったお
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ みぃ、無理なのです、不可能なのですよ、
/ / / / ヽ丶 ＼／ やる夫は童貞貴族まっしぐらなのですよ
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ いまもてないやる夫は平安時代でも
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! もてるはずがないのですよ、にぱー
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
209 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 04:35:29.26 ID:CCwFA3f3O
興奮した！
210 ：１‐81[]：2008/09/09(火) 04:37:26.65 ID:+pAmkeOr0
１１１
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ いやだお！そんなのは！
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ その上、食いしん坊のやる夫が琵琶湖のフナ
/ / / / ヽ丶 ＼／ だけがご馳走といった生活に耐えられるはずが
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ ないのです
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
212 ：１‐80[]：2008/09/09(火) 04:41:36.48 ID:+pAmkeOr0
１１２
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼ あの頃は砂糖もないしな
（ ●）（ ●） ｜ 代用に甘葛でそう感じてたそうだ
（__人__） |
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ おまけに綿がないのですよ、
/ / / / ヽ丶 ＼／ 寒い、寒いのです、恋人がいないと
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 凍死するのですよ、
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! けど、やる夫は一人で寝てしまって
| l | " r┐" ﾙ| | かわいそ、かわいそなのですよ、にぱー
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ | 「あっはっははは」
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
215 ：１‐79[]：2008/09/09(火) 04:49:51.08 ID:+pAmkeOr0
１１３
_________
／ ＼ 梨花ちゃんがいると面白いお。皮肉は言うし、
／ ⌒ ⌒＼ ユーモアも豊かだし、座談を楽しませてくれるお
／ （ ⌒） （⌒）＼ 聞き上手で博学で下世話な話も出来て、
i ::::::⌒ （__人__） ⌒:: i そのうえ威張らないお、友達として最高だお
ヽ、 `ー ' ／
/ ┌─┐
＿＿＿_
／ ＼ （ ;;;;( けど、どうしてそれを小説に出さないのかお？
／ ＿ノ ヽ__＼) ;;;;) みんな勘違いしてるお。こんなにいい人なのに
／ （─） （─ /;;／ 小説はみんな大真面目だからそうなっちゃうお
| （__人__） l;;,´ もっと、ゆったりと肩の力を抜いて書いて欲しいお…
/ ∩ ノ)━・'／
( ＼ ／ ＿ノ´.| |
.＼ " ／＿＿| |
217 ：１‐78[]：2008/09/09(火) 05:00:23.50 ID:+pAmkeOr0
１１４
:::::::::/........ / / ::::::::i::::::::::::::::l::::::::::::::::l::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::ﾊ
::::::::i:::::::::::::::i::::::::::::::/::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::i::::::::::::::::i
:::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::::::l
┬:L:::::::::::::l:::::::::::::il::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::;;;;｣
. l::::::¨iー-:L＿＿l|::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l＿;;;;;;:::--ｰ'''7
i::::::::l:::::::::::::::::::l、`ー―┴―――'ー――i'':::::l:::::::::::ll::::::::i
. l::::::::l:::::::::::::::::::lヽ、 , ノ:::::/::::::::::l:l:::::::l
l:::::::::l:::::::::::::::::l:l::::`:;::...､.. ー‐ ,,.....,:::'::l:l::::/::::::::::::l:l:::::::l
. l:::::::::ﾍ:::::::::::::::ll:::::::l:l:::::,ノ` ｰ ' ´l､:::ll:::::l:l:::/:::::::::::::l::l::::::l
. l:::::::::::ﾍ::::::::::::::l -Tl ¨ ` -ﾘ:/:::::::::::::::l::::l::::.l
ふう…
＿＿＿
／ ＼ あれ？どうしたんだお、調子が悪いのかお
／ ＼ ,＿＼ 「少しね、薬の影響が出てね、ふらふらするの…」
／ （●）゛ （●） ＼
| ∪ （__人__） | 転んだら大変だお。ちょっと待っててくれお
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
219 ：１‐77[]：2008/09/09(火) 05:03:44.34 ID:+pAmkeOr0
１１５
_,,.. -‐'' "´￣￣｀"'' ｰ- ､.,__,.､
/´ __,.､-─-､.,___ ／／
レ'´ ｀"''ー ､___`ｰ-‐､:／／
￣｀>'.／
／／
／∠＿＿_
／／⌒ ⌒＼ 梨花ちゃん！鎌、いや杖だお！
_,,.-'､_.／／（ ●） （●）＼これを使ってくれお！
/´ ,' _／::::::⌒（__人__）⌒:::::.＼
'､_ゝ-'と_,! |r┬-| |
／／ヽ、ヽ `ー'´ ／
''／ ＼ヽ ヽ.ヽ
＼＼
） .ヽ、
( λ ）)))
.`."""
／￣￣＼
／ _ノ ＼ お前、そりゃないだろ、ｊｋ
| し （ ●）（●） それは駄目だろ
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| し }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
221 ：１‐76[]：2008/09/09(火) 05:08:08.73 ID:+pAmkeOr0
１１６
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
いいのよ、やらない夫…ふふ、いいデザインね
私のイメージにピッタリだわ、そういえばやる夫はボクの“杖”でしたね
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ そうだお！やる夫にすがりついていればいいお！
／（ ＞） （＜）＼ 「ふふ、ではこの杖やる夫のいないときの代わりね
／::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ ありがとう…」
| /| | | | | |
＼ (、`ー―'´, ／
223 ：１‐75[]：2008/09/09(火) 05:11:54.70 ID:+pAmkeOr0
１１７
大正天皇崩御 昭和の御世
-――- 、_
, ´ ＼_ 大正が終わったのですね…
／ ＼ ｀＼ 明治が長すぎたのですよ
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ どこの国でも、そう支那でも英国でも
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l 偉大な王様や皇帝の治世が長く続くと、
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘ その後に来るのは、決まって、
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´| どこか僻みっぽくて腰の落ち着かない
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.| 時代らしいなのです…
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ|
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..!
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
224 ：１‐74[]：2008/09/09(火) 05:15:56.40 ID:+pAmkeOr0
１１８
: : : : : : : : i: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : li : : : : : : : : l: : : : : : :ﾍ: : : ﾍ : : l
: : : : : : : : il: : : : : : : : : : li : : : : : : : : : l i: : : : : : : : :l : : : : : : ﾊ: : : ﾊ: : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :ll : : : : : : : : : l l: : : : : : : : :l: : : : : : : ﾊ: : : : i : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : :l l: : : : : : : : :l: : : : : : : : '. : : : l: :l
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
やる夫、ボクは大正が好きでしたよ。大震災に枯れすすき、
ジンタの音色は＜悲しき天然＞アナーキズムと花柳病が競争のように花開き、
南京花火のように妖しげで、きな臭い時代が懐かしいのです…
／￣￣￣＼ （梨花ちゃん、平気かお？最近ますます
／ ─ ─ ＼ 様子がおかしいお。最近書いた作品も
／ <○> <○> ＼. 怖いお）
| （__人__） し |
＼ ｀ ⌒´ ／
225 ：１‐73[]：2008/09/09(火) 05:18:38.06 ID:+pAmkeOr0
１１９
/ / / , / ｉ 、 ヽ Y ｌ
/ / / / / ｌ ヽ ヽ ! |
＼ / / ｌ ｌ │ ｌ ｌ l ｌ
Y / / ! | ｌ ｌ |!
ゝ ＿1 i|レ ￢ト |-─-､! _j ィ'|
ﾊ.└‐┬'｀=＝ﾐ´｀￣￣｀r＝=､｀T´ ! |
j ! ｌ | o ヽ ´ o ∨/ j /
ｌ | : ﾄ､ﾍ! .彡 , ﾐ､ ::ｌ ｌ ｌ
⌒⌒⌒ヽ ! : : : : : :i｀';:;,ｲ !ﾍ ､‐-ｧ ｌ ｌj !
/ ､ ）￣}￣￣￣￣￣ ト ､_ ｀´ .ィｌ ｌ ! |
| _人､_人_,ﾉ⌒)}─┐ .,,;:':.,,;:',;:| フ ‐-‐ T ´ l/ ｌ ｌ´￣ ｀丶、
| ＿,,ノ´ ／ └───;─―- ﾞｌ // ｌ ｌ
| T ／ ! ! ｌ: ―-､
: | |: ／ 人 ! ｌ . ` " .
| | ／ ／
| ／ ／
| ／
転鬼簿「僕の母は狂人だった。僕は一度も僕の母らしい親しみを感じたことはない。
……僕の母は三日目の晩に殆ど苦しまずに死んで行った。死ぬ前に正気に
帰ったと見え、僕等の顔を眺めてはとめ度なしにぽろぽろ涙を落とした。
が、やはりふだんのように何とも口を利かなかった」
226 ：１‐72[]：2008/09/09(火) 05:22:36.91 ID:+pAmkeOr0
１２０
／￣￣￣＼ （梨花ちゃんはきっと狂うことを恐れているんだお）
／ ─ ─ ＼
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） し |
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣￣＼ やる夫いるか！大変だ！ダディが発狂した！
／ _ノ ＼
| （ ○）（○）
| （__人__）
| Ｕ ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
228 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 05:23:44.82 ID:YmZG1e/40
出番北ｗ
229 ：１‐71[]：2008/09/09(火) 05:26:13.99 ID:+pAmkeOr0
１２１
＿＿＿_ えええええ！
／ ＼ 「本当だ！」
／ ─ ─＼
／ （○） （○） ＼
| （__人__） |
/ |!!il|!|!l| ／
|ｪｪｪｪ|
┌┴┐┌┴┐┌┴┐ -┼- ￣Ｔフ￣Ｔフ ＿＿ / /
_ノ _ノ _ノ ／| ﾉ ﾉ 。。
/＼＿＿_／ヽ
／ﾉヽ ヽ、 さっき無理やり病院に入れた！もう限界だったからな
/ ⌒''ヽ,,,)ii(,,,ｒ'''''' :::ﾍ 何も起こらなかったのが幸いだっただろ、ｊｋ
| ﾝ（○）,ﾝ <､（○）<::| |｀ヽ､
| ｀⌒,,ﾉ(､_, )ヽ⌒´ ::l |::::ヽl
. ヽ ヽ iｌ´ﾄｪｪｪｲ｀ｌi ｒ ;/ .|:::::ｉ |
／ヽ !ｌ |,ｒ-ｒ-| ｌ! /ヽ |:::::ｌ |
/ |^|ヽ､ ｀ﾆﾆ´一／|^|｀,ｒ-|:「￣
/ | .| | .| ,Ｕ(ﾆ ､)ヽ
/ | .| | .|人(_(ﾆ､ﾉﾉ
230 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 05:28:17.02 ID:CCwFA3f3O
ダディはこれだけかよww
232 ：１‐70[]：2008/09/09(火) 05:30:39.08 ID:+pAmkeOr0
１２２
:::::::::/........ / / ::::::::i::::::::::::::::l::::::::::::::::l::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::ﾊ
::::::::i:::::::::::::::i::::::::::::::/::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::i::::::::::::::::i
:::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::::::l
┬:L:::::::::::::l:::::::::::::il::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::;;;;｣
. l::::::¨iー-:L＿＿l|::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l＿;;;;;;:::--ｰ'''7
i::::::::l:::::::::::::::::::l、`ー―┴―――'ー――i'':::::l:::::::::::ll::::::::i
. l::::::::l:::::::::::::::::::lヽ、 , ノ:::::/::::::::::l:l:::::::l
l:::::::::l:::::::::::::::::l:l::::`:;::...､.. ー‐ ,,.....,:::'::l:l::::/::::::::::::l:l:::::::l
. l:::::::::ﾍ:::::::::::::::ll:::::::l:l:::::,ノ` ｰ ' ´l､:::ll:::::l:l:::/:::::::::::::l::l::::::l
. l:::::::::::ﾍ::::::::::::::l -Tl ¨ ` -ﾘ:/:::::::::::::::l::::l::::.l
第15話より
……
／￣￣＼
／ ノ ＼
| （○） （○）| りっ梨花ちゃんいたのかよ！うっいやいや、
. | （__人__） | 安心してくれよ、あいつもしかしたら演技かもしれないからな
|Ｕ ｀ ⌒´ ﾉ ほら、昔からそういうことしてただろ、な！
. | Ｕ }
. ヽ Ｕ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
233 ：１‐69[]：2008/09/09(火) 05:33:53.94 ID:+pAmkeOr0
１２３
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ 何のことですか？大丈夫なのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ では、さよなら、さよならなのです…
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
: ／￣￣＼
: ／ﾉ(iiiiii_ノiii ＼ :
: | ⌒ (●)iiii(●） ちくしょう！自分に腹が立つ
: | （__人__）:: くそ、くそ！
: | ⌒⌒ﾉ うかつだったよ。まさかいるなんて…
: | ﾉ( } :
:: ヽ ⌒ }
:: ヽ､.,＿＿ __ノ :
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;!:::::::::::::::::::＼:::::::::ヽ|||||:::::/::::::::i:::|
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|;;;;:::::::::::::::::::::::＼:::::ﾞ､|||:::/::::::::::|:::
237 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 05:49:57.02 ID:YmZG1e/40
ダディも、けっこう奇妙な生涯を送っているんだよなぁ。
240 ：１‐68[]：2008/09/09(火) 05:55:29.25 ID:+pAmkeOr0
１２４ 順番をまちがいました
＿＿＿
／ ＼ やらない夫、最近の梨花ちゃんの作品やばいお
／ ＼ ,＿＼ あんな私小説風なんて止めてほしいお
／ （●）゛ （●） ＼ なんで、ああなったんだお？
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 梨花ちゃんは昼も夜も起きっぱなしだそうだ、
| （ ー）（●） どんな薬を飲んでも効かないんだ
. | u. （__人__） そして、近親者の自殺に借金、身内の病気に、
| ｀ ⌒´ﾉ 発表した作品が時評で貶される！
. | } どれも、大の男だって逃げ出したくなることだよＪＫ
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
| | .
ﾘー──‐‐t_＿
238 ：１‐67[]：2008/09/09(火) 05:51:54.06 ID:+pAmkeOr0
１２５
／￣￣＼
／ _ノ ＼ しかも、梨花ちゃんは性格が優しいから
| （ ○）（○） どれも一々正直に抱え込んでしまう
| （__人__） でっますます眠れないから薬を飲む
| Ｕ ｀ ⌒´ﾉ ははっはは、まるで生き地獄だよ…
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
. i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|::::::::::::::＼::::::::::＼ .||||i|::::ヽ::::::|:::!
＿＿＿
／ ＼. どうしたらいいんだお
／U ─ ─＼ このままじゃ大変なことになるお…
／ （○） （○） ＼
| U （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ,／
241 ：１‐66[]：2008/09/09(火) 06:00:22.71 ID:+pAmkeOr0
１２６
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そうなんだよ、俺も会社（文藝春秋社）の社長としても
| （ ー）（●） 長年の友達としても、梨花ちゃんを助けたいと思っているんだ
. | u. （__人__） で、会社で金を出すから休みがてらに遊びに行けと、
| ｀ ⌒´ﾉ 何度も言っているんだ…けど、なぜか嫌がるんだよ…
. | } どうしてだ？
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
| | .
ﾘー──‐‐t_＿
＿＿＿_
／ ＼ う～ん、やる夫は同じ東京の人だから
／ ＿ノ ヽ__＼ なんだか分かるお。多分梨花ちゃんは
／ （─） （─） ＼ そういう施しが恥ずかしいんだお
| し （__人__） | けど、梨花ちゃんだって蓄えがあるはずだお
/ ∩ノ ⊃ ／ 謎だお。とにかく、ちょっと、説得してくるお…
( ＼ ／ ＿ノ | | （ここら辺の理由知ってる人いますか？）
242 ：１‐65[]：2008/09/09(火) 06:03:35.98 ID:+pAmkeOr0
１２７
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : i: : : : : : : : : : :i: : : : : : : : : l : : : : : ﾍ: : : ﾍ: : : l
: : : : : : : : i: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : li : : : : : : : : l: : : : : : :ﾍ: : : ﾍ : : l
: : : : : : : : il: : : : : : : : : : li : : : : : : : : : l i: : : : : : : : :l : : : : : : ﾊ: : : ﾊ: : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :ll : : : : : : : : : l l: : : : : : : : :l: : : : : : : ﾊ: : : : i : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : :l l: : : : : : : : :l: : : : : : : : '. : : : l: :l
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
いらっしゃいますですよ。やる夫どうしたのですか？
＿＿＿_
／ ＼ 梨花ちゃん、休んで欲しいお…
／ ─ ─ ＼ みんな心配してるお、頼むお…
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
243 ：１‐64[]：2008/09/09(火) 06:07:27.83 ID:+pAmkeOr0
１２８
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ ふふふ…そんな話は止めるのですよ、やる夫
/ / / / ヽ丶 ＼／ 面白い話をしてあげるのです
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 最近僕は、見えるのですよ、歯車が…
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
＿＿＿
／ ＼. ？？？？なんだお、それ？比喩かお
／U ─ ─＼
／ （○） （○） ＼
| U （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ,／
246 ：１‐63[]：2008/09/09(火) 06:12:37.25 ID:+pAmkeOr0
１２９
.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、.:.:.:.＼.:.:.:.:./
.:.:.:.:.:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ、.:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:＼.:.! ま そ
.:.:.:.:l.:.:.:l.:.:＼.:.＼:ヽ;.:.:.ｰ--､,＿.:.:＼.:.:.:.:｀| ま の
/:.:.:!.:.:.:ヽ.:.:.:.＼.:.＼:＼;_:.;_:.:..:.:.｀ﾒ､ｨ'=､.:.:! よ
!.:.:.|:ヽ;.:.:.l＼.:.ヽ＼.:.:ヾヽ、｀'_>'ﾃ≠'ヽ ヽ;.ﾄ ！
|.:.:.l.:.:ヾ,:.:ヽ ＼.:＼＼.:.:＼>/,代:::::ﾉ::ﾉ / ヽ;＼ ＿＿
ﾄ;.:.ヽ.:.:.lﾇ;于ﾃ≧≠=､ヽ､:.＞ ｀二´-' /∧ヽ;.:＼.:.｀
| ヽ:.:＼.:ﾒ/弋ヽ::::ノ:ﾉ ｀ ∧ ＼＼.:＼
ヽ ヽ;＼＼＼-｀二´- ﾊ:.ヽ i＼＼.:.
＼ ＼ヽ l.:.i＼ ヽ _,.ｨ .人_＼:＼ ヽ, ヽ
, '´￣ ＼｀ ＼ヽ｀ ､ _ ｰ´- ' ／i ｨヽ｀ｰ＼ヽ ヽ
＼ ヽ＼ T 'ｫｰ─ ´ /.:.:.:.＼ _,､＞、
歯 あ i＼＼｀.:､_＼ _,｀二ﾆ=<_!、.:.:.:.:K ＼:＼
車 の |‐-ﾆ=ﾐ､.:.:｀.:─-----.ﾄ弋─-=ｰ- ､
. ! 'ｰｰ､ _.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:｀ ヽ､_
/ 二ﾆヽ_｀ﾐｰ- ､_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
／ ｀ﾞ ' ｰ- ｀ ヽ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
249 ：１‐63[]：2008/09/09(火) 06:15:31.79 ID:+pAmkeOr0
: : : : : : : : i: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : li : : : : : : : : l: : : : : : :ﾍ: : : ﾍ : : l
: : : : : : : : il: : : : : : : : : : li : : : : : : : : : l i: : : : : : : : :l : : : : : : ﾊ: : : ﾊ: : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :ll : : : : : : : : : l l: : : : : : : : :l: : : : : : : ﾊ: : : : i : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : :l l: : : : : : : : :l: : : : : : : : '. : : : l: :l
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
右目にね、無数の小さな歯車があっちにいったり、こっちにいったりと
見えるのです。で、雨上がりの地面を見ると、そこから何千匹の蟻が湧き出してくる…
251 ：１‐62[]：2008/09/09(火) 06:18:39.52 ID:+pAmkeOr0
１３０
＿＿＿_
／ノ ヽ ＼ 冗談がうまくなったお…
／（ ○） （○）＼ いや～びっくりだお…
／ ⌒（__人__）⌒ ＼
| Ｕ ｀ ⌒´ |
＼ `ー'´ ／
. / / /....::::::::/::::::::::::li:::::::::::::l:::::::::::::ﾍﾍ
. / ./:::::/::::::::::i:::::::::::::/::::::::::::::l i:::::::::::::l:::::::::l:::ﾍ::i
i:::/::::::i::::::::::::l::::::::::::_i__:::::::::::::l_l＿::::::::l:::::::::l::::::l:l
. l::::l:::::::l::::::::::::l::::-''ﾆ┴ ----┘L_`丶::|:::::::::l:::::l:l
└-L_:::l:::::::::;┼ ' ´ ＿ ＿_￣¨`i丶:」__｣:l 狂ったと思ったのですか？
l`'ﾍ':´:::::l z=＝= ， ＝=ミ､ l::::::/::l::::l 精神病患者に見えるのですか？
i:::::::ﾍ:::::::::l、 ､_＿＿_, ｲ:::::/::::l:l::l さっき、ダディの様子を見に
l:::l:::::ﾍ::::::::lヽ ヽ、 ノ ／l::::/:::::l::l::l 病院までいったのですよ
. l:::l::::::::ﾍ:::::::l::`i ､ . ￣ ,, ::'l:::::l:::::/::::::l::l::l
l:::il:::::::::ﾍ:::::::l:/::::ｒｰL` ''' ´jヽ::::l:::/:::/:::::::l:::l::l
. l:::ll::::::::;::-l:::::::V¨, --三Mﾆ--=-/:::::/､:::_l:::l:::l
l:::ll:::::/ .l:::::::l { ー┤|= }/:::::/ ヽl:::
252 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 06:18:48.63 ID:wZihdHTN0
芥川好きだなぁ
王朝モノは無理だが後期の作品や「子供の病気」みたいな他愛無い小品が好き
253 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 06:20:01.53 ID:Q8ElsvyC0
徹夜で選集読み返してたばっかだった
255 ：１‐61[]：2008/09/09(火) 06:21:27.49 ID:+pAmkeOr0
１３１
＼ ／ ／ / / //'´＿＿_//＿_// | ｜
＞――／ ／ / / /,仏行! //㍉ // .｜ ｜
／ ／ ／ / /＿__// 辷シ // ﾙ/| /| ｜
／ ７―ｧ―/＿＿＿_/￣￣￣ し'ﾞ' .＿／/ _ノ/ | / .| ｜
｀ヽ、 ／ .／ / ／／￣ // / / ! ｜
X´ ー‐ｧ――/ -―テ七斥 ／／ .// / / ｜ /
／ ／ { /辷ノ } ／／￣_｀ヽ// / / / /
￣￣￣￣ﾉ /ヽ. | / ／／￣￣ ｀/ﾒ!/ / / /
／ / ﾊ ≧- 彡 ／／ // / / / /
／ / .} ／メ_ﾘ ＿// / ,ｲ / Λ
／ ／ ! ／／ ヽ、 / // / /N. / / |
／ ／ .Λ／／ V / // / / ﾘ / ／/ |
.／ ／ ／X ヽr-! // / /_／ / ／ / |
／ ／／ >､ ヽ//_/ /´ ./／ / !
／ ／／ ／ ＞ ._ // / / / / |
そしたら、二人の男に腕をつかまれまして、連れて行かれそうになったのですよ
お医者さんが止めなかったら、ボクはそのまま鉄格子の部屋でした
顔色が悪く、目が血走り、体が震えていたせいなのですよ
＿＿＿
／ ＼. ……
／U ─ ─＼
／ （○） （○） ＼
| U （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ,／
256 ：１‐60[]：2008/09/09(火) 06:25:08.88 ID:+pAmkeOr0
１３２
:::::::::/........ / / ::::::::i::::::::::::::::l::::::::::::::::l::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::ﾊ
::::::::i:::::::::::::::i::::::::::::::/::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::l:::::::::::::::::::i::::::::::::::::i
:::::::l:::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::l::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l:::::::::::::::l
┬:L:::::::::::::l:::::::::::::il::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::;;;;｣
. l::::::¨iー-:L＿＿l|::::::::::::::l:::::::::::::::::::l::::::::::::::::::l＿;;;;;;:::--ｰ'''7
i::::::::l:::::::::::::::::::l、`ー―┴―――'ー――i'':::::l:::::::::::ll::::::::i
. l::::::::l:::::::::::::::::::lヽ、 , ノ:::::/::::::::::l:l:::::::l
l:::::::::l:::::::::::::::::l:l::::`:;::...､.. ー‐ ,,.....,:::'::l:l::::/::::::::::::l:l:::::::l
. l:::::::::ﾍ:::::::::::::::ll:::::::l:l:::::,ノ` ｰ ' ´l､:::ll:::::l:l:::/:::::::::::::l::l::::::l
. l:::::::::::ﾍ::::::::::::::l -Tl ¨ ` -ﾘ:/:::::::::::::::l::::l::::.l
やる夫、ボクは狂いたくないのですよ…
あんな静かなのに汚い病院なんかに入りたくないのです
人声もなく、誰も笑わない、あんなところになんか
狂いたくない、狂いたくないのです…
257 ：１‐59[]：2008/09/09(火) 06:28:20.02 ID:+pAmkeOr0
１３３
＿＿＿_ うっ
／ ＼
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ /⌒) ⌒ﾟo ＼ ･
| / /（__人__） |
＼/ / ｀ ⌒´ ／
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ …ごめんなさいなのです
/ / / / ヽ丶 ＼／ やる夫、今度またやる夫の家へ
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ 伺うのです、楽しみなのですよ、にぱー
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| | 「うん、来てくれお…」
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
259 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 06:29:03.89 ID:CCwFA3f3O
こんなに可哀想そうな人なんだ
260 ：１‐58[]：2008/09/09(火) 06:31:58.14 ID:+pAmkeOr0
１３４
,..._
/:::･:＞ｰ-､ かぁ、かぁ
,r:::::::::::i￣￣
/;;;;;)ﾊﾉ)）
/;;;/;;::::;;ﾉ'
/;;ﾂ;;ﾉ;;ノ
'"´｣''"L
／￣￣￣＼ 近頃カラスが増えたお
／ ─ ─ ＼ 梨花ちゃんが来るとなぜかこいつらが、集まるお
／ <○> <○> ＼. 合図になって分かりやすいけど
| （__人__） し |
＼ ｀ ⌒´ ／ 最近梨花ちゃんが子供に幽霊に間違えられる
なんてこともあったお
262 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 06:40:25.95 ID:vf1sPi2p0
精神と薬の関係は、最近ようやく研究されだしたぐらいだからなぁ
薬漬けにされて潰れていく人間も多いと聞く
数十年後には芥川も、ワインに砒素や鉛が含まれていた時代の偉人達の死因のように語られるのかもな
264 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 06:42:36.24 ID:Q8ElsvyC0
早くから小説で食ってこうとするから早死にするんだよ
会社勤めしながら書きたいこと書いてりゃいいのに
文士なんて職業があるからこうなる
263 ：１‐57[]：2008/09/09(火) 06:41:12.93 ID:+pAmkeOr0
１３５
ｍ ｎ _∩ ∩_ ｎ ｍ
⊂二⌒ __） ＿＿＿_ （ _⌒二⊃
＼ ＼ ／⌒ ⌒＼ ／ ／
＼ ＼ ／（ ●） （●）＼ ／ ／
＼ ＼ ／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼／ ／
＼ | |r┬-| | ／
＼＼ `ー'´ ／／
＼ ／
それはともかくいらっしゃいだお！
梨花ちゃん、けど最近は顔色が少しよくなったお
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ みぃ、気候がいいのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ この七月は始め暑かったのに、今は涼しいのですよ
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
265 ：１‐56[]：2008/09/09(火) 06:45:08.19 ID:+pAmkeOr0
１３６
,..._
/:::･:＞ｰ-､ やる夫、カラスをじっと見たことがありますか？
,r:::::::::::i￣￣ 黒い瞳が体のずっと奥の方まで繋がっているような
/;;;;;)ﾊﾉ)） 深い色、高い知能を持ち、けれど表情が薄いのですよ
/;;;/;;::::;;ﾉ'
/;;ﾂ;;ﾉ;;ノ
'"´｣''"L
／￣￣＼ 俺はあの目を見ると川端康成を
／ ヽ_ .＼ 思い出すよ…
（ ●）（ ●） ｜ あいつはカラスの血が混じっているに
（__人__） | 違いないだろ、ＪＫ
ｌ｀ ⌒´ ｜
{ ｜
{ / 「あっはっは」
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
266 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 06:46:53.50 ID:YmZG1e/40
フラグな発言
267 ：１‐55[]：2008/09/09(火) 06:48:19.65 ID:+pAmkeOr0
１３７
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､ それではボクはこの辺で失礼するのですよ
/ / / / ヽ丶 ＼／ それでは、さよならなのですよ、にぱー
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
／￣￣＼
／ ヽ_ .＼ やる夫、梨花ちゃんはな
（ ●）（ ●） ｜ どんなに忙しくても、ここの時間は
（__人__） | 必ず確保するそうだぞ…
ｌ｀ ⌒´ ｜ この時間を楽しみにしているんだ…
{ ｜
{ /
ヽ ノ
▼／￣ ￣￣）＿＿__
〃(⊥) ´/ /￣￣/ / 〃 ⌒i
＿＿＿i /⌒＼./ /∧ ∧し' ＿＿|;;;;;;;;;;i
269 ：１‐54[]：2008/09/09(火) 06:51:21.97 ID:+pAmkeOr0
１３８
＿＿＿
／ ＼ こう言っちゃなんだけど、梨花ちゃんの家には
／ ＼ ,＿＼ 文芸関係者が大勢来るお。みんな将来有望な
／ （●）゛ （●） ＼ 人ばかりだお。どうしてやる夫の家に来るんだお？
| ∪ （__人__） | あっちなら梨花ちゃんが中心なのに
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ ＼ もう疲れたんだろうな。10年間も
|:::::: ｜ 見られることに…注目を浴びることに
. |::::::::::: ｜ 梨花ちゃんが黙ると、静かになる世界に…
. |:::::::::::::: } ここなら馬鹿なやる夫が中心だから
. ヽ:::::::::::::: } 安心できるんだろうな
ヽ:::::::::: ノ 初めて出来た居心地のよい場所、か…
/:::::::::::: く
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒
271 ：１‐53[]：2008/09/09(火) 06:55:15.72 ID:+pAmkeOr0
１３９
7月24日
l ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;:;ﾊ:::ﾍ:;;;/≦="ﾍ:::.:.:,_.:.:..:.:.: ﾍﾞ"=､,|:.:.:.i:.:.:.::.:.:.::.:.:.: ﾍ. ｌ
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:/:;:;:;べII|ﾞ ,ノ会ｰ＼(,へ, コl＞‐|:.:.:.:i:.:.:.::.:.:.::.:.:.:. ﾍ ｌ
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;|:;:;:;:;:::::ｌ|∠;iiiIIII~ ヾ ~~=';三;,ミi;,_, ﾍ:.:.:ｌ.::.:.:.::.:.::..ﾍl
| ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;|ﾍ:;:;:;::::|%;';';';';';';; ';';';';';';';ｦi;, ﾍ:.ｲ::.:.:.::.:.:.::..ﾍ
. |;;;;;;ﾊ;;;;;;;;;;;;:;:;:;:ﾍ卜､| ';';';';':':';: ';':';';':';';' ,>ﾞ'-ヽ|::.:.:.::.:.:.::::.ﾍ
. | ;/ |;;;;;;;;;;;;:;:;:;:;ﾍヘ| ﾞ'=-‐'' ''‐-=;ﾞ 人:.:.:.::.:.:::.:.:.::.:.:.:.:.ﾍ
. ﾚ' |;;;;;;;;;;;;;;;:;:;/ﾍ;:|_, ;; .ﾉ;ノ:.:..:.:.:.:.:.:.:..~`ｌ､,::.ﾍ
|;;;;;;;;;;;;;;;/;;:;:;:;:;:へ, － ;;ｨ~:.:..:.:.:.:.:.iヽ,:.:.:.:.:.:| ~`ヾ
. Ｖﾍ, ,人;;;;;;:;:;:;:;:;:`'- .,_ ,.｡i<°:.:..:.:.:.:.:..|. ＼:.:.:|
Ｖ ＼:;:;:lへ,;:;;:;:;:,ｽ"';- ..,_,.｡イ°:| ~~~＼|＼ ﾉ ｀~
＼| ｀'‐-ｊ, ヽ| ° .ﾄ､_,::> `
,ﾉ才iラ o セｰ-､,
_,｡､-‐'ン .（ ~'y＼＼_
.／ベッ､~ V⌒⌒ﾞ"ヽ,／ ~ﾞヽﾆ≧;,,
/:/~ﾞ＼~ヾｪ,. ﾍ=＝=-,／ ,,､='"ﾞ＞'代,
/:/ ﾞ＼ ~ヾｪ,, ﾍ, ／,,,,､､='"~ンﾞﾞ~ ﾍ, ﾍ,
やる夫さん、こんにちわ…梨花がお借りしていた本を
お返しいたしますわ…
＿＿＿_ ？
／ ＼ ああ、ありがとうだお
／ ─ ─＼ でかい風呂敷だお？どうしたんだお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
274 ：１‐52[]：2008/09/09(火) 06:58:29.87 ID:+pAmkeOr0
１４０
l ､ .| ヽ l ヽ､ l .ヽ l 、l ヽ
l l ヽ:::|--ヽ lヽ ''｢''''''tト ヽ､| ヽ l.lヽ、 ＼
l ∥ ヽ=-,,,, ヽl ヽ､｢ﾐミ=-,,,,, |ヽl `l ￣''￣
l ,l l ヽ`戔廴, ｀戔彡ンl ハ.| :､ 、 l
l . l ヽ | ､ヽ ､弋 ニ-'" l /ン l ヽ ヽ|
l l ヽ lヽ ＼ ￣ , ﾚ´ 、l､､_ ヽ、
l.l ヽ l ヽ､ ヽ、 -, ｲ｀ヽ|｀ '‐ヽ ￣
. l ヽ l ＼ヽヽ､ , _,,,,- ヽ､＿
ヽ / l`''" ヽ ヽ ,,＼,,,,,,,,,,,,,_
l.|.| /│ ,／ ＼'---ニー,,,,_
ハヽ ､,_´ ./ ￣'ｰ､ ｀ｰ
/ ﾊヽ トﾐ.､_ ,/ ._,,,,,,,,,,,〟＿,,,,-―,二-‐''
（ ハヽ,l .`-/_,,―''''二--―‐､ --''"゛
｀'- ﾊヽ,'l ./彡ッ''ﾞﾞ゛ ＼
l ヽへ,,ﾆﾞ‐'" i ヽ
これは、梨花が今まで借りた本です。今お返しにまわっているのですわ
＿＿＿_
／ ＼ ！？
／ ─ ─＼
／ （◯） （◯） ＼
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
275 ：１‐51[]：2008/09/09(火) 07:00:43.20 ID:+pAmkeOr0
１４１
,:.:.:.:.:.:., .:. :. ヽ.:. ﾄ__.:. i:.:. :.:i ヽl
.:.,::::::::::/ :i:.:.:. :.:. _..k '｢,ゝ､:.:. l:.:.:.:. :.:l
:.:l:::::::::,:. :.ﾄ､:.:.:.:.:.:.:.:. , l／<`lヽ:.:.l:.i:.:.: :.:.l
:.:.i::::::::i:. i :.l ヽ:.:.:.:.Ｘ.:.:.:.:.:. ｲi }, ﾄ:.:l:.l､:.:.:.::.:i
:.:.l::::::::l.:. . Ｖ :ﾍ ` x':.:.xヽ､:.:.:.:.:.i ｰ ' {:.!|:.:l l:.:.:.:./
:.:.:V:::::l:.: :.:. ヽ :.ﾍ／ >=ヽ `ヽ:/ }:.:.:.! l:.:.:./
:.:.:.ヽ::::i:.:. :.:.:. ﾍヽ､´ヽ／ } ｀` ヽ /:.:./ l:./
:.:.:.:.:ヽﾍ:.:. :.:.:.:. :.:. ヽ ｀/ヾ､ l/ ／ /:.:.:/ '
:.:.:.:.:.:.:ヾ､:.:.:.:ヽ.:. :.:.:.:.:.:`/代__.／ ハ:.:/i
:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:.l:ﾄ､:. :.:.ヽ､:.￣ヽ､ /＼l/::.ﾍ
＼:.:i､:.:.:､:.＼:.:.lヽ＼.:. :.:.:ﾍ`ｰ----＝- , --－' `丶:ﾍ
､lヽ:.:.＼:.ヽ:l:.:.､｀ヽ､:.:.:.ヽ / ｀`
ﾊ:.:.:l/`丶:.ヾ:ﾄ､:.:.`:.i ､:ヽ /,, -''丶､
初めてやる夫さんに、お会いした頃は楽しかった…
やる夫さん、私の人生で最も楽しかったのはあの一年なのですの…
おそらく、梨花もそう思っているはずですわ…
＿＿＿_
／ ＼ 沙都子、お前もやつれているお…なんでだお？
／ ─ ─＼ もう一度、二人で暮せばいいお。そうしてくれお、
／ （◯） （◯） ＼ そうして欲しいお…
| （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／ 「…それでは、失礼します…」
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
276 ：１‐50[]：2008/09/09(火) 07:03:42.91 ID:+pAmkeOr0
１４２
／／ ／／
. / / __,‐⌒ヽ､ ／／ やらない夫！大変だお、
/ / / '─ ＼ / / 梨花ちゃんが、梨花ちゃんが…
／／ノ ─､ < ○ >＼ / /
／／ | < ○ > ､ ヽ, ヽ l l
／ ヽ ヽ__,,,ﾄｰ'i ）| |
ﾉ ｀ ⌒'' ﾉ | |
（ } ﾉ ﾉ
ヽ ／／
ヽ ／／
／￣￣＼ とうとう来たか。知っているか、やる夫…
／ ＼ 梨花ちゃんは挨拶回りをしているそうだ…
|:::::: ｜ お前の杖を持ってな…
. |::::::::::: ｜
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒
278 ：１‐49[]：2008/09/09(火) 07:06:10.27 ID:+pAmkeOr0
１４４
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ 何言ってるんだお！イヤだお！イヤだお！
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
／￣￣＼
／ ＼
|:::::: ｜ ……
. |::::::::::: ｜
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒
280 ：１‐48[]：2008/09/09(火) 07:09:58.57 ID:+pAmkeOr0
１４５
＿＿＿__
／ ＼
／ ─ ─ ＼ …やらない夫、やる夫知ってるんだお
／ ＼ 出版のことで梨花ちゃんとイザコザがあったこと…
| ::::(（○）::::::::（○）):::: | やる夫知ってるんだお…
＼ （___人___） ／
＞ ￣ ＜
. / ＼
/ i | i
／￣￣＼
／ _ノ ＼ ！？いっ、えっ！
| （ ○）（○）
| （__人__）
| Ｕ ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
282 ：１‐47[]：2008/09/09(火) 07:13:23.16 ID:+pAmkeOr0
１４６
/´〉,､ |￣|rﾍ
l､￣￣了〈_ノ<_/（＾ｰヵ L__」L/ ∧ /~7 ／）
二ｺ ,| r三'_」 r--､ （/ /二~|/_/∠／
/＿＿」 _,,,ﾆｺ〈 〈〉 /￣ 」 ／^ヽ､ ／〉
'´ （__,,,-ｰ'' ~~￣ ャｰ-､フ /´く／／>
`ｰ-､__,| ''
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: ::: だから、梨花ちゃんをほっておく…
:::::: :::: ／ ::: ＼ ::: ::: ::そうだお？
:::: ::::／ :: ＼:: ::: ::
:::: ／::: ─ ─ ＼ :: ::
::: | :: .（○） （○） | : ::::
::: ＼ （__人__） ,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
／￣￣＼
／ ノ ＼
| （○） （○）| ちっちがう、そんな訳ないだろ、ＪＫ、
. | （__人__） | それは関係ないんだ、な！
|Ｕ ｀ ⌒´ ﾉ
. | Ｕ }
. ヽ Ｕ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
284 ：１‐46[]：2008/09/09(火) 07:19:17.85 ID:+pAmkeOr0
１４７
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／ ::: ＼ ::: ::: ::…見損なったお…
:::: ::::／ :: ＼:: ::: ::
:::: ／::: ─ ─ ＼ :: ::
::: | :: .（○） （○） | : ::::
::: ＼ （__人__） ,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
／￣￣＼
／ ノ ＼
| （○） （○）| やる夫、ニーチェがなこう言っているんだ「自殺を禁
. | （__人__） |
|Ｕ ｀ ⌒´ ﾉ
. | Ｕ }
. ヽ Ｕ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
285 ：１‐45[]：2008/09/09(火) 07:22:22.17 ID:+pAmkeOr0
１４８
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ ／ ＼ うるせぇ！くそインテリが！梨花ちゃんの自殺を
／ （○） （○）＼ 肯定するな！水虫で死ねお！
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
＿＿＿_
__ . ／ _ノ ヽ､＼
／ ＼. . ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo
/￣､⌒) ／ （__人__） ＼
￣ ￣.. . | ｀ ⌒´ |
/ ＼ i⌒＼ /
..ﾉ ／ ⌒ヽ, ＿.ヽ .＼／
/ .／ |.／ｰ､＼ ＼
.. i, ﾉ ＼＾ i
.､/ ヽ､_../ / ヽ､__ノ
.| ./ ／/ ／
.ヽ､_.／ ./ ／
./ ／
289 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 07:29:21.02 ID:hMWG+2jY0
なんとも読ませる展開だ
292 ：１‐44[]：2008/09/09(火) 07:41:18.17 ID:+pAmkeOr0
１４９
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : i: : : : : : : : : : :i: : : : : : : : : l : : : : : ﾍ: : : ﾍ: : : l
: : : : : : : : i: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : li : : : : : : : : l: : : : : : :ﾍ: : : ﾍ : : l
: : : : : : : : il: : : : : : : : : : li : : : : : : : : : l i: : : : : : : : :l : : : : : : ﾊ: : : ﾊ: : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :ll : : : : : : : : : l l: : : : : : : : :l: : : : : : : ﾊ: : : : i : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : :l l: : : : : : : : :l: : : : : : : : '. : : : l: :l
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
あと、一軒か…残念ながらやる夫とやらない夫の家には行けないわね…
仕方ないわ…
／￣￣＼ ハァ、ハァ、ハァ、
/ ＼ 梨花ちゃん！待つんだお！
/:::::::::::::: ヽ
|:::::::::::::: |
ヽ:::::::::: ／
/:::::::::::: く
|:::::::::::::::: ＼
|::::::::::::::: |
293 ：１‐43[]：2008/09/09(火) 07:44:46.13 ID:+pAmkeOr0
１５０
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
！？やる夫、そこをどいて…あと一軒用があるの。行かなくてはいけないの…
＿＿＿
／ ＼ 絶対に通さないお！行かせないお！
／ ＼ , , ／＼ 梨花ちゃんは沙都子と一緒に家を出て、
／ （●） （●） ＼ 二人で暮すんだお！
| （__人__） | 休んで元気を取り戻すんだお！
＼ ` ⌒ ´ ,／
. /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
294 ：１‐42[]：2008/09/09(火) 07:47:57.76 ID:+pAmkeOr0
１５１
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
…それはできないの…
＿＿_
／::::::: ＼ 弱虫！弱虫！弱虫だお！
／::::::::＼三三 /＼ 家に縛られてみんなを不幸にしているお！
／:::::::: （ ⑪）三（⑪）＼ そんなの誰も望んでないお！
|:::::::::::::::::: （__人__） | 梨花ちゃんは勝手だお！
＼::::::::::::::: |r┬-/' ／
ノ:::::::::: ｀ ⌒´ ＼
296 ：１‐41[]：2008/09/09(火) 07:50:52.66 ID:+pAmkeOr0
１５２
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
やる夫、どいて欲しい。行くのだから…
／￣￣￣ ＼ 頼むお、休んでくれお、止めてくれお…
／ :::::＼:::／＼ そんなことは…しないでくれお
／ ｡<一>:::::<ー>。
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
297 ：１‐40[]：2008/09/09(火) 07:54:36.62 ID:+pAmkeOr0
１５３
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
もう何年も考えたの。何回も今の言葉を聞いた。けど、もう…
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ …なら捨ててくれお、やる夫を連れて行かないで
／ ｡<●>:::::<●>。 ほしいお
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;._
298 ：１‐39[]：2008/09/09(火) 08:00:24.11 ID:+pAmkeOr0
１５４
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
どういうこと…？
／￣￣￣ ＼ 杖だお！それはやる夫だお…
／ :::::＼:::／＼ 梨花ちゃんが転ばないように、倒れないようにと
／ ｡<●>:::::<●>。 思ってあげた杖だお！やる夫の分身だお
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj それが死の旅立ちに使われるなんて
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ 我慢できないお！
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;._
299 ：１‐38[]：2008/09/09(火) 08:03:30.10 ID:+pAmkeOr0
１５５
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
これは、気休め程度なのよ…
＿＿＿_
／ ＼
／ ─ ─ ＼ そうだお。だからやる夫と一緒なんだお…
／ （●） （●） ＼ だから、泣いているお
| Ｕ（__人__）Ｕ |
＼ ｀ ⌒´ ／
302 ：１‐37[]：2008/09/09(火) 08:06:26.64 ID:+pAmkeOr0
１５６
＿＿＿_
／ ＼ …解放してくれお…
／ _ノ ヽ､_ ＼
／ /⌒) ⌒ﾟo ＼ ･
| / /（__人__） |
＼/ / ｀ ⌒´ ／
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
そう…ね、やる夫を連れて行くわけにはいかないわね…
カタン…
303 ：１‐36[]：2008/09/09(火) 08:11:10.13 ID:+pAmkeOr0
１５７
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
…ふふ
ぐらり…
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ ！！
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
304 ：１‐35[]：2008/09/09(火) 08:11:49.94 ID:+pAmkeOr0
１５８
＼ ＼ ＼ ＼ ＼、
＼. ＼ ＼ ＼ ＾ー)＼
＼ ＼. ´⌒ヽ,⌒ヽ,_ ＾)＼、
＼ ＼. 人 λ＼ ＿＿__ ＾)＼λ
＼. 「＼ 、 ヽ.／ _ノ ヽ､＼ |
＼ ＼ ＼ ヽ.／ （ ○）}liil{（ ○） て
＼ ＼ .＼ .／ （__人__） .＼ （
＼ ＼ ＾| |!!il|!|!l| | ｒ'"
Z_ . ヽ､_＼ |ｪｪｪｪ| / て
Z＿ .＼＿＿＿＿＿_／ （
Z＿ ｒ'"
＿＿___
r⌒ヽ､ . ／ ノ ＼＼
/ ＼ ＼. ｜ （ ○） （○）
_/ / ヽ ｜ （__人__） ｜
〈__／ . | | ｀ ⌒´ |
/ . ｜u i⌒＼ ｜
./ ／ ⌒ヽ, ＿.ヽ .＼／
._＿ r ／ |／ｰ､＼ ＼
."ヽ | i, ﾉ .＼＾ i
.| ヽ./ ヽ､_../ / . ヽ､__ノ
.i / ／/ .／
.ヽ､_.／ ./ ／
./ ／
.ノ.＾/ ﾀﾞｯ
306 ：１‐34[]：2008/09/09(火) 08:20:11.34 ID:+pAmkeOr0
１５９
＼ /
＼ 丶 i. | / ./ ／
＼ ヽ i. .| / / ／
＼ ヽ i | / / ／
＼
-‐
ー
_＿ --
二 ＝ 二
￣ ￣
-‐ ‐-
／
/ ヽ ＼
／ 丶 ＼
／ / / | i, 丶 ＼
／ / / | i, 丶 ＼
308 ：１‐33[]：2008/09/09(火) 08:22:20.02 ID:+pAmkeOr0
１６０
／￣￣￣＼
/, ' ⌒ ⌒ヽ
,r'´￣￣￣￣｀/ （_＿）（＿） | ふがふが
＿＿／,r' ､' , "" | ", （__人__） }
_（;;;＿＿／ ", ﾞｉ ｀ ⌒´ },＿＿＿_＿：
（;;;; ",､_ ~ "" ────､ ヽ：
|;;;,､ 'ﾞﾞ , ､,r'￣￣￣￣￣ﾞｉ "｀ ﾞﾞ´,_ ）───"´
＿＿＿＿＿__
： .／ / # ;,; ヽ 杖、参上だお…
／⌒ ;;# ,;.;::⌒ : ::::＼ ：
： / -==、 ' （ ●） ..:::::|
| ::::::⌒（__人__）⌒ :::::.::::| ：
： ! #;;:.. l/ﾆﾆ| .::::::/
ヽ.;;;//;;.;`ｰ‐'ｫ ..;;#:::/
＞;;;;::.. ..;,.;-＼
： / ＼
309 ：１‐32[]：2008/09/09(火) 08:26:15.18 ID:+pAmkeOr0
１６１
：＿＿＿_：
：／_ノ ー､＼：ｸｸｸ
：／（ ＞） （＜）｡＼： やらない夫の入れ歯が転がっているお
：／:::::: r（__人__） ､::::＼：
：| { l／⌒ヽ |：
：＼ ／ ／ ／：
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ そのまま、ねずみの世界に行ってしまうのですよ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! !
| l | " r┐" ﾙ| | お爺さん、お爺さんなのですよ
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
310 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 08:28:06.15 ID:xJe05Pv20
ロングラン乙
がんがれ支援
311 ：１‐31[]：2008/09/09(火) 08:29:26.36 ID:+pAmkeOr0
１６２
／￣￣＼
／ _ノ ＼ パクッ！これは恥ずかしい…
| し （ ●）（●）
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| し }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ みぃ、三人そろいましたのですから
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! やる夫の家にレッゴーなのですよ
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
312 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 08:29:50.39 ID:CCwFA3f3O
仲戻りしてる。話のもってきかたすげぇ
313 ：１‐30[]：2008/09/09(火) 08:32:31.69 ID:+pAmkeOr0
１６３
(ヽ三/) ））
＿＿ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ＼
／（ ●） （●）＼ ） ！？よぅし、遊ぶお
.／:::::: ⌒（__人__）⌒::::＼ やらない夫はあのときのようにラリって
| (⌒)|r┬-| |詩でも歌えお
,┌､-､!.~〈`ー´/ ＿/
| | | | __ヽ、 /
ﾚレ'､ﾉ‐´ ￣〉 |
｀ｰ---‐一'￣
／￣￣＼
／ _ノ ＼ あの日のことはいい加減に忘れてくれよ…
| （ ●）（●） なんだか、100年くらい言われる気がするな…
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | } . ヽ
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､ ＼
316 ：１‐29[]：2008/09/09(火) 09:00:23.78 ID:+pAmkeOr0
１６４
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 梨花ちゃん、俺は日本にもゴンクール賞やノーベル賞
| （ ─）（●） みたいな賞を作りたいと思うんだ
| （__人__）
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
, -‐―‐-､__
／ ､ ｀ヽ､
/ / / / ヽ丶 ＼／
l / _j___{＿__ﾑ_>=ｲ それはいい考えなのですよ
| |'´! -‐‐ ‐- { ! ! 文学の知名度がアップ、アップなのです
| l | " r┐" ﾙ| |
| l |トｨ⌒v⌒1′| |
| l | ∧. ∧. f ﾊ. ｌ |
| | l:ハ| |/_| ﾚ' j│!
| l / V〈_／ ,ｲ.j八
317 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 09:03:17.91 ID:wR32QaFM0
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒～～～ ＼
／-（◎）―（◎）＼
／ （ （ （__人__））） ＼ 支援じゃお！！
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 .:.:.:.:.:.:.そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ .:.:.:.:.:.: < ｸﾞｼｬ…
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
>>317 そのやる蔵さん、この話だと意味深ですね…
318 ：１‐28[]：2008/09/09(火) 09:03:20.75 ID:+pAmkeOr0
１６５
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼ 目標が出来て燃えるお！
／（ ＞） （＜）＼ お金も名誉もいただきだお！
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ∩
| |r┬-/ |/⌒l
＼ `￣'´ ／ | `|
／￣￣＼
／ _ノ ＼ とは言うものの、こういった賞で
| （ ●）（─） 本当の才能を発見できるのかなぁ
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
319 ：１‐27[]：2008/09/09(火) 09:06:34.00 ID:+pAmkeOr0
１６６
: : : : : : : : :/: : : : : : : : : i: : : : : : : : : : :i: : : : : : : : : l : : : : : ﾍ: : : ﾍ: : : l
: : : : : : : : i: : : : : : : : : : :l: : : : : : : : : : li : : : : : : : : l: : : : : : :ﾍ: : : ﾍ : : l
: : : : : : : : il: : : : : : : : : : li : : : : : : : : : l i: : : : : : : : :l : : : : : : ﾊ: : : ﾊ: : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :ll : : : : : : : : : l l: : : : : : : : :l: : : : : : : ﾊ: : : : i : l
: : : : : : : :.ll: : : : : : : : : : :l.l: : : : : : : : : :l l: : : : : : : : :l: : : : : : : : '. : : : l: :l
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
そうね。もしかしたら、そういった賞とは関係無いのが、
真の天才であるのなら、有害かもしれないわね…
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ＞） （＜）＼ 大丈夫だお、天才は埋もれるはずないお
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ あったほうがいいお
| |r┬-/ |
＼ `￣'´ ／ 「そうかもしれないわね…」
320 ：１‐26[]：2008/09/09(火) 09:09:59.39 ID:+pAmkeOr0
１６７
-――- 、_
, ´ ＼_
／ ＼ ｀＼ では、やる夫楽しかったのですよ
/ ／´, , / ＼.: .:::}::. ヽ 次に会うのはいつになるのですかね…
/ .:: / .:/ .:! .:l i＿ .:::l:: . l
! .:/ :{ :{, -‐‐{- ´l__ ｀ .:|, -‐┘ 「毎週だお、どうしてだお？」
! {＿_! ｨ´!, -‐=ゞ―‐ ｲZ´!!{´| なんでもないのですよ、
! .:::!.:｀‐|//´{::て {ｒ１ﾘl::.| 大丈夫なのです、すぐ会えるのです
| .:::! .:{ヽゝゞ_ｿ ,｀" ﾙ|
| .:::| :|, ,, _ , "ｲ:..!
| .::::! :!ト . _ イ::.l:. !
l .:::::! ::! | ￣!ﾌ:´.:::|::. |::.|
l .::::::l .::::!｀＼、_,l丶.:::::!::: !::.|
! .::::::::l .::::!、 }｀ヽ_!/´}ヽl::. l:: l
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼
／（ ＞） （＜）＼ もちろんだお！
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ∩
| |r┬-/ |/⌒l
＼ `￣'´ ／ | `|
322 ：１‐25[]：2008/09/09(火) 09:14:05.84 ID:+pAmkeOr0
１６８
〃 / :/ ,' : :,'. : .:| : : : :! : :|: :.', : : ﾍ: .ヽ:./ : : : :|
'/ :/ :/.:,': : :l: : : .:!: : : .:|: :.:|: : .',: : : :', : :}: : : : : :|
/. .:/. .:/. .:!: : :|: : : .:|: : : :.|_｣⊥.. _:}: : : :}／. : :: : : :|
＼:|: : :|: : :|: :.:.|:.斗-|: : : .:|___｣ｧ≠ｭ､:r┘ :| : : : : : :!
` ､:|: : :|: : :/ｰｧ:ｭ､￣ ´ {:::: ;ｶ' |: : : :| : : : : : :ｉ
└-｢￣｢. {! {ﾚﾑ 辷:ﾀ |: : : :|: : : : : : :!
|: : :l:..',. 弋:ﾀ |: : : :| : : : :! : :!
|: : :|: :ﾍ. `- ' j: : : .:! : :l: :| : :|
|: : :|、l :.`:.. ． _ ,. ´ |: : : :|: : :!: :! : :! ｎ /7ｧ
|: : :| ＼: : : :ヽ: : .:｢´__ '"|: : : :|: : :|: :| : :| l l. ///7
|: : :| ＼;．ｧf¨¨Y´￣} |: : : :|:::ﾌヽ:r ､ | l////
|: : :| | /.::ﾄ-'7ﾍ._,ノ／|: : : :|/ , ヽ.ヽ {
|: : :| /.:::∧/{ L..ﾉ ,|: : : :| / ゝ. ﾉ
|: : :| ,/.:::/ { {. |: : : :|/ ｌ ,′
|: : :| /.:::/ { { |: : :/| -| l
|: : :|厂｀ヽ. { { |: :/.::|: ／ ／| '.
|: : :{ ﾉ> { { |: {::::::|! | / │
／￣￣＼
／ ＼
|:::::: ｜ ……
. |::::::::::: ｜
. |:::::::::::::: }
. ヽ:::::::::::::: }
ヽ:::::::::: ノ
/:::::::::::: く
-―――――|:::::::::::::::: ＼ -―,――ノ::ノ――
|:::::::::::::::|ヽ、二⌒
323 ：１‐24[]：2008/09/09(火) 09:18:23.14 ID:+pAmkeOr0
１６９
: : : : : : : : ll: : : : : : : : : : l l: : : : : : : : : l .l: : : : : : : : :l: : : : : : : : :l,, - '': :l
: : : : : : : : l i: : : : : : : : : :l l_.... ---‐‐: l l: : : : : : : : l: : : : : : :_ ..」 : : : : l
: : ''''''''''' ‐ トl､: : : : : : : -l''l: ＿_.... :--:l.=l= ､.... : --┴‐┐'':¨: : : : : : : :l
-======＝ﾄL:.:..:..:..:..:..:..l 'l==-‐‐::''':¨＝lヽ､lゝ: l: : : : : :l : : : : : : : : : : l
'¨f::::::::::::'ｰ-i｀` 弋ヽ::::::ッノ ,イ: : l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
、弋ヽ＿ｯノ , ｰ- ニニﾆ- l: : :l : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
`ー － '' /,l: : l: : : : : : l: : : : :l: : : : : : l
ﾍ i ., ':.:l: : ,': : : : : : l : : : :l: : : : : : :l
:.lヽ、 ｰ ‐ ' , .:': : :l : /: : : : : : li: : : : :l : : : : : :l
:.l:.:.:.`丶..､ ,, ''ヽ:.:.:.:.:.:l :/ : : : : : : l l : : : l: : : : : : :
やる夫、試して悪かったわ…信頼か…まさか、二人が…ね、捕まえられるとは…ふふ
沙都子、頼みがあるの…
､ .| ヽ l ヽ､ l .ヽ l 、l ヽ
l l ヽ:::|--ヽ lヽ ''｢''''''tト ヽ､| ヽ l.lヽ、 ＼
l ∥ ヽ=-,,,, ヽl ヽ､｢ﾐミ=-,,,,, |ヽl `l ￣''￣
l ,l l ヽ`戔廴, ｀戔彡ンl ハ.| :､ 、 l
l . l ヽ | ､ヽ ､弋 ニ-'" l /ン l ヽ ヽ|
l l ヽ lヽ ＼ ￣ , ﾚ´ 、l､､_ ヽ、
l.l ヽ l ヽ､ ヽ、 -, ｲ｀ヽ|｀ '‐ヽ ￣
. l ヽ l ＼ヽヽ､ , _,,,,- ヽ､＿
ヽ / l`''" ヽ ヽ ,,＼,,,,,,,,,,,,,_
l.|.| /│ ,／ ＼'---ニー,,,,_
ハヽ ､,_´ ./ ￣'ｰ､ ｀ｰ
何ですの？梨花
「今日訪問できなかったから、この手紙を○○に
届けて欲しいの…」
…分かりました
326 ：１‐23[]：2008/09/09(火) 09:22:19.40 ID:+pAmkeOr0
１７０
/ / .::v :::/ :::l :::::::|:: ﾊ::. ! :::::::::::::::l::::::::＼::::::>:::::
＞i! ::/ ::::l ::::::| ::::::::ﾊ | |:: l :::::::::::::: |:::::::::::::ゝ:::::::::
＞l_ :: :| :::,|..． === zi |ィ==== ‐-ﾊ :::::::::::: |:::: イ::::::::::::::::
ー‐i | ::::| :::::::::| | | |:: | | :::::::::ノﾚ' :: !:::::::::::::::::
|l ` ート l￣￣￣ ￣￣￣ └ ‐ ─‐┘ﾚイ:i:::::::::::::::|:::::::::::::::::
|l :::|:::ハ|ゞ≡≡≡ゝ ミ≡≡≡イ::| :::::::::::::|:::::::::::::::::
|l :::|! :::::l ＿ __ |:ﾊ ::::::::::::l:::::::::::::::::
|l :::|! :::::人. r _ ’＿ __) ,. | |:::::::::::::|:::::::::::::::::
| ::::|!::::::::::::: ＞ ‐ 、_ :.:.:.:.:ヽ | ィ..i::::| |:::::::::::::l:::::::::::::::::
| ::::|:::::::::::::: / -―- ﾑ _ :. . - ! ´ |:::i::::| |:::::::::::::l:::::::::::::::::
| ::::|:::::::::::::: 〉 ' ⌒ ､ノ: : : :..:| ＼:: | l :::::::::: |:::::::::::::::::
| ::::|::::::::::::: i ィ:.⌒_ ´:zｧrt : :| Y| |:::::::::::::|:::::::::::::::::
327 ：１‐22[]：2008/09/09(火) 09:26:26.23 ID:+pAmkeOr0
１７１
〆: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
<: : : ／ : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
＼/: : : :/: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : /: : : /: : :/: : : : : : : : :l: :ヾ: : :l
＼: :/: : : /: : / : : : :l: : : : : :|: : :ヾ: :|
|:V: : : /: : :/l : : : :|: : |: : : |: :|: :l: :|
|: :`,_: ||,_: tH: : : :l_|: : |: : : |: :|: :l: |
|l: : : T "__`'-,:_| |': :|: /: l: : ﾚ: : l
ﾊ: : : l `'==- ,'-:.,|/: :l:_,.:l: : :/
ハ: : :λ . `==-'l`'= /: : : l
/ハ: : :| `' .,_ ` _,.ﾉ: : :/: : : : l
/:l: :ﾊ: : l ,-. ＞;-=T": : l: : /: : : : |
/: |: : ﾊ: Y lヽ , _ `'v|: : :|: : : : :|
//l: : l ﾊ: :l | | ／ﾐ: : :|: : : : |
ｿl ﾊ: l λ: V ';.,_ //" |: : :|: : : : |
l ﾊ: :l: :| `':`">.__',.ﾆ l/ |: : :|: : : : |
|:| |: ヾ| /` ,ｼ;ﾐ> l l |: /ll: : : :l|
l,: l ,_ v l " V /: : ll: : : :ﾊ
`| | / /ｼ: :/l: : : :ハ
| | / / l: / l: : : /
/ l | ／ / ﾄ:/ l_,:..:/
/ l | / / |
／/ :: l l / ／ |
／ ｌ `,y"／ / l
／ |/ /／ l,._
328 ：１‐21[]：2008/09/09(火) 09:30:27.02 ID:+pAmkeOr0
１７２
〆: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
／: : : ／: : : : : : : : : : : : : : : : : :＼
<: : : ／ : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ
＼/: : : :/: : : : : : :/: : : : : : : : : : : : :ヽ
/: : : : /: : : /: : :/: : : : : : : : :l: :ヾ: : :l
＼: :/: : : /: : / : : : :l: : : : : :|: : :ヾ: :|
|:V: : : /: : :/l : : : :|: : |: : : |: :|: :l: :|
|: :`,_: ||,_: tH: : : :l_|: : |: : : |: :|: :l: |
|l: : : T "__`'-,:_| |': :|: /: l: : ﾚ: : l
ﾊ: : : l `'==- ,'-:.,|/: :l:_,.:l: : :/
ハ: : :λ . `==-'l`'= /: : : l
/ハ: : :| `' .,_ ` _,.ﾉ: : :/: : : : l
/:l: :ﾊ: : l ,-. ＞;-=T": : l: : /: : : : |
/: |: : ﾊ: Y lヽ , _ `'v|: : :|: : : : :|
//l: : l ﾊ: :l | | ／ﾐ: : :|: : : : |
ｿl ﾊ: l λ: V ';.,_ //" |: : :|: : : : |
l ﾊ: :l: :| `':`">.__',.ﾆ l/ |: : :|: : : : |
|:| |: ヾ| /` ,ｼ;ﾐ> l l |: /ll: : : :l|
l,: l ,_ v l " V /: : ll: : : :ﾊ
`| | / /ｼ: :/l: : : :ハ
| | / / l: / l: : : /
/ l | ／ / ﾄ:/ l_,:..:/
/ l | / / |
／/ :: l l / ／ |
／ ｌ `,y"／ / l
／ |/ /／ l,._
梨花、どうしたのですか？
329 ：１‐20[]：2008/09/09(火) 09:33:54.89 ID:+pAmkeOr0
１７３
, ｲ ｨ':::::::::::｀ヾ,| ',.:ヽ ／.:.:" / ｨ'´:::￣｀ヽヽ|ヽ ｲ
!/::::::::::::::::::::::::i ;.:.:ヽ /.:.:.:.:.; /::::::::::::::::::::::ヽ.! ∧!
l::::::::::::::::::::::::::::} .:.:.:ヽ /.:.:.:.:.:.: i::::::::::::::::::::::::::::!ﾚﾍ |l
ヽ|:::::::::::::::::::::::::::! .:.:.:.:.:＼ !.:.:.:.:.:.:.: !::::::::::::::::::::::::::l /メ
ヽ;:::::::::::::::::::/ .:.:.:.:.:.:.:.:.ヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.､ヽ;::::::::::::::::::::/ /.:/
|ﾐ=､ 'ｰ-ｰ ' , .:.:.:.:.:.:.:.:.:.: .:.:.:.:.:.:.:.:ﾐ､,_｀ ｰ─ ´ ／.:./
',｀ ｀ ｰ--ｰ' 彡'´:.:. .:.:.:.. ｀ｰ─ '彡..:.:/ ／
ヽ :i ..:./ ／ /
ヽ ..:.:.:./ .／ ／
＼ ..:.:..:／ -ｰ/´ ／
ﾐ=､ _ ＼ ,. -- ､_ ´￣..:.／￣
｀ヽ ｀￣ ヾ´￣ ｀ｿ ..:／
…梨…花…
333 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 09:54:29.54 ID:hMWG+2jY0
逝った・・・・？
335 ：１‐19[]：2008/09/09(火) 10:00:31.22 ID:+pAmkeOr0
174
/ | . ヽ
' ' /| ヽ. | | ',.
| | /,_j＿∧ L__ﾄ! | . l
| | イニ|. 「 | / |｀'|ヽ , | |
| | | ==ヽ | /_|=∧ | / , ,
| ﾄ'ｲ'::::::::riヽ '. / ｲj/:ヽﾞヾ / / / /
| ∨ﾊ::::::ﾉl V ﾄ ::: | Y / ／ , /
,∧ | ヽ ゞ ─' 、 ゝ.フ |/ ／ /／ ′
∨ゝ ＼ ＼:::::::: ::::::/イ／|/ ／
＼ | ` ーゝ r─---‐､ ／ /／
＼ ＼|￣ゝ ー──' ,. イ │./ ´
＼| ＼|＼ | ` ､ , イi 7 !/
___,,>| T ´ヽﾉ ∨
よかったですわね、梨花…これで、これで…よかったのですわ
うぅうぅうううう
336 ：１‐18[]：2008/09/09(火) 10:03:23.31 ID:+pAmkeOr0
１７５
葬式の日
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ ……
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ ……
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
やる夫！やる夫！
337 ：１‐17[]：2008/09/09(火) 10:06:46.40 ID:+pAmkeOr0
１７６
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （ ●）（●） お前は後輩代表なんだ
| （__人__） 梨花ちゃんのために来てくれよ
| ｀ ⌒´ﾉ
| } 「いや、だお」
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
338 ：１‐16[]：2008/09/09(火) 10:10:05.91 ID:+pAmkeOr0
１７７
／￣￣＼
／ﾉ( _ノ ＼
| ⌒(（ ●）（●）
.| （__人__） /⌒l
| ｀ ⌒´ﾉ |`'''|
／ ⌒ヽ } | |
／ へ ＼ }__/ / ／￣￣＼
／ ／ | ノ ノ ／ ○)) ((○＼’, ･
( _ ノ | ＼´ ＿ （ (_人_)’∴ ）, ’
| ＼＿,, -‐ ''" ￣￣ﾞ''―---└'´￣｀ヽ て
.| ＿＿＿＿＿＿ ノ （
ヽ ＿,, -‐ ''" ﾉ ヽ ｒ'"￣
＼ , '´ し/.. | J
＼ ( / |
＼ ＼ し- '^`-J
: ／￣￣＼
: ／ﾉ(iiiiii_ノiii ＼ : 頼むよ！今日だけでも
: | ⌒ (●)iiii(●） 梨花ちゃんにあってくれ
: | （__人__）:: これ以上苦しめないでくれよ
: | ⌒⌒ﾉ
: | ﾉ( } :
:: ヽ ⌒ }
:: ヽ､.,＿＿ __ノ : 「わかったお…」
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
丿;;;;;;;;;;;:::::i::::::::::::::／:::::::＼ﾞ'' ﾞ||i l＼>::::ﾞ'ｰ､
339 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 10:11:43.66 ID:CCwFA3f3O
正当すぎる蹴りだな
340 ：１‐15[]：2008/09/09(火) 10:13:40.58 ID:+pAmkeOr0
１７８
葬式終了後の文士の座談会
「小説家にならずに大学の教授にならばよかった」
「最近才能が枯渇してきたから、自殺したのだろう」
「社会的闘争から逃げたブルジュア作家」
「頭だけで考えた小説」
「児童向けの作品だけの童話作家」
「世間知らずはああいった苦労をするとすぐだめになる」
「坊ちゃんなんだよな。苦労しらず」
「日本文学全集には入れないほうがいい」
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ …みんな梨花ちゃんより才能無い癖に…
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
341 ：１‐14[]：2008/09/09(火) 10:15:37.84 ID:+pAmkeOr0
１７９
＿＿＿_
__ . ／ _ノ ヽ､＼
／ ＼. . ／ oﾟ⌒ ⌒ﾟo
/￣､⌒) ／ （__人__） ＼
￣ ￣.. . | ｀ ⌒´ |
/ ＼ i⌒＼ /
..ﾉ ／ ⌒ヽ, ＿.ヽ .＼／
/ .／ |.／ｰ､＼ ＼
.. i, ﾉ ＼＾ i
.､/ ヽ､_../ / ヽ､__ノ
.| ./ ／/ ／
.ヽ､_.／ ./ ／
./ ／
／￣￣＼
/ ＼
/:::::::::::::: ヽ
|:::::::::::::: |
ヽ:::::::::: ／
/:::::::::::: く
|:::::::::::::::: ＼
|::::::::::::::: |
342 ：１‐13[]：2008/09/09(火) 10:19:16.95 ID:+pAmkeOr0
１８０
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ わあああああああああああああああ
／（ ○）}liil{（○）＼ ああああああああああああああああああ
／ （__人__） ＼ わあああああああああああああ
| ヽ |!!il|!|!l| / | あああああああああああああああああ
＼ |ｪｪｪｪ| ／
／￣￣￣ ＼ あっあああああああぁぁあぁあ
／ :::::＼:::／＼
／ ｡<一>:::::<ー>。 叫び声しかでないお
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj ううううううっう
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ 言葉のプロなのに！
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡ 文学者の癖に！
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
345 ：１‐12[]：2008/09/09(火) 10:24:05.49 ID:+pAmkeOr0
１８１
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ 梨花ちゃん！やる夫は許さないお！
／ ｡<○>:::::<○>。 会いに行かないお、見たくもないお！
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj だから長生きしてやる、長生きしてやるお
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜ 誰よりも生きてやるお
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;._
／￣￣＼ もう泣かないお、おセンチは大嫌いだお
/ ＼ 生きてやる、生きてやるお！
/:::::::::::::: ヽ わああああああああああああああああああ
|:::::::::::::: | あああああああああああああああああ
ヽ:::::::::: ／ ・・・・・・・・・・・・・・
/:::::::::::: く ・・・・・・・・・・・・・・・・
|:::::::::::::::: ＼ ・・・・・・・・・・・・・・・
|::::::::::::::: |
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
346 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 10:24:24.31 ID:wZihdHTN0
>>340
実際のソーシキもこんなんだったのかな？
>>346 だいたいこんな感じだったらしいです 少し後世のを加えています。詳しくは氏の著書を
347 ：１‐11[]：2008/09/09(火) 10:27:58.63 ID:+pAmkeOr0
１８２
／ ￣`' ￣ ￣｀＼ 1935年 芥川賞設立
／, " ゛､＼
彡 " ヾ, i 1948年 菊池寛（やらない夫）死去 60歳
／, 〃i""" "''''''''''''''!、ヾ ! 1994年 小島政二郎（やる夫）死去 100歳
'ﾉｊ ! !l ） ﾘ, |
"ｒﾘ| ´＼ ／｀（ !
ゝ| -ｙ=` ｲ =ｙ- |ゝ
1 .| !'
丶. ー‐ /
, 一,ﾍ´ｰ='=‐｀/ｰ,、
/'＼/ `､＿___,/| / `i、
／ | ＼ / | ＼
348 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 10:28:59.89 ID:CCwFA3f3O
やる夫長生きしすぎw
349 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 10:29:19.64 ID:xJe05Pv20
100歳ｗｗｗ
よく頑張った！ｗ
350 ：１‐10[]：2008/09/09(火) 10:31:13.72 ID:+pAmkeOr0
１８３
: : : : : : :/. : : : : :/. : : : : : : : ＿＿ ／ ＿ ＼ヽ／
: : : : : : !: : : : : /-―＿ ￣-― ‐- ｀ヽ ヽ ／ヽヽ
:. : : : : :l: : : : ∧ 「 ｀ヽヽ／. : : : : : ,
::. : : : : :!: : : :! ヽ! ＿＿ ＜´_ヾ -‐ ´ヽ!
:::. : : : : l: : : :! ／.:::::::::::::::｀ヽ ヽ |
:::::. : : : :l: : : l 〃＿::::::::::::::::::∧ ｌ i
::::::.: : : : ｌ : : l K ＿｀＞ ､.:::::::::l |ﾉ
::::::::. : : : ﾄ､: :! ヾ.ﾊ!弋＿ﾉ‐っ /
＼::::::.. : : ! ヽ! ＼ ヾ三三三／
＼ヽ、:::..: :ヽ ヽ､ ＿＿＿＿＿_
|l lヽ ヽ､::..: :ヽ ￣￣￣￣￣
!j !:::::＼ ヽ、 ヽ、
/.:::::::::: `ｰ ≧
!:::::::::::::.
“み”・え・た？
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ ……
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
355 ：１‐9[]：2008/09/09(火) 11:00:28.36 ID:+pAmkeOr0
１８４
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
日本文学史に残る芥川龍之介は日本の小説の方法をほとんど確立した小説家。
残った方法は太宰治が完成させたらしいの
日本人が小説家と言えばどんな文盲でも彼を思い浮かべる程の国民的文学者
356 ：１‐8[]：2008/09/09(火) 11:03:28.61 ID:+pAmkeOr0
１８５
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
彼はね、明治維新以来の日本の近代の理想像なの。明治に生まれて
西洋の教養を身に着けた最高の知的エリート
大正という日本モダニズムの作家として、今も近代の香りを
漂わせる、唯一の作家…
けれども、反近代に向かう空気を感じたのか、昭和のはじめに自紙を遂げる
時代と作家が結びついた、悲劇の作家…
芥川の敗北はね、日本近代の敗北…まぁ、そんなことよりも
やる夫君、芥川はどうだった？
357 ：１‐7[]：2008/09/09(火) 11:06:43.69 ID:+pAmkeOr0
１８６ 枚数まちがえてました
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ ……
／ <○> <○> ＼. 「答えなくないの？」
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
,..._
/:::･:＞ｰ-､ （あら？カラス、綺麗な黒色ね…）
,r:::::::::::i￣￣
/;;;;;)ﾊﾉ)）
/;;;/;;::::;;ﾉ'
/;;ﾂ;;ﾉ;;ノ
'"´｣''"L
,,::―-､
＿＿r"::::o::::::::ヽ
∠ :::::::::::::::::::::ヽ （もう一匹？でかいわね…）
￣￣｀ヾ:::::::::::::::::::::＼
|::::::::::::::::::::::::::丶､ （やる夫君を見ているのかな？）
|::::::::{:::::::::::::::::::::::丶､
|:::::::::＼::::::::::::::::::::::::::＼
ヾ:::::::::::::ヽ､::::::::::::::::::::::::｀丶､
360 ：１‐6[]：2008/09/09(火) 11:10:25.34 ID:+pAmkeOr0
１８７
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / / しょーがない！
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃 やる夫君、眼をつぶって
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ ごらん
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
／￣￣￣＼
／ ─ ─ ＼ こうかお…
／ （ー） （ー） ＼. 「眼中の人という言葉があるの」
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
363 ：１‐5[]：2008/09/09(火) 11:13:21.04 ID:+pAmkeOr0
１８８
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
お互いに信頼しあった人同士でね、まぶたを閉じると、目の裏に相手の姿が浮かび、
遠くにあってその人を想うと、懐かしさがこみ上げてくる、という意味なの
どう、やる夫君なら“み”えるでしょ？
「…うん」
365 ：１‐4[]：2008/09/09(火) 11:17:32.82 ID:+pAmkeOr0
１８９
::::::::: !::::::/ !:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |:::::: : : :|
:::::::::::l:::::;小!:|: : : |.: :.:.|:.:..:| l:|: :|: | |│:!:.│: : : : : |⌒ヽ.: :|
:::::::::::|::: l│|:|: : : |.: :.:.|: :ｌ:| i:|: :|_jl ⊥L:|_:_|_:i_: : : :.|/＾い: :|
::::::: |:|:::ｌ|│|:|: : : |: : :ｌ|: :|:|'´| 丁 l:丁|:.川:|_:l : : : :.|∨ }: :l
::::::: |:|::｣|⊥|:L:_:_l|: : :ｌ|: :|:| |: :|ﾆj斗≦云冬ﾞ: : : :.|ﾉ / :│
::::::: |:|::!｢丁l:｢:-: i|: : :||:_:|｣ ｉ:_:|癶込ｚj:｣丁:ｌ : : : :.| / : :│
::::::: |:|ﾆj斗≦云冬 | :| : ｌ : :.|ノ: : : │
::::::: l:癶込弌≠'′ ::! | :! : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l ´ｌ| ::l |│:│ : |:::::.:. : :|
::::::: l ! ｌ| ::| | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: | `､ｌ| ` | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:lｰ:ｌ|＼ __ . -‐' | |: : | : :.|:::::.:. : :|
::::::: |:l::::|:!::::::丶、 | |: : | : :.|:::::::.: :│
::::::: |:! ::l:|::::::::::::::｀i ｲ| |: : | : :.|::::::: : : |
::::::: |::::::l:|:::::::::::::::::| 丶、 ／ ｌ:.:|: : | : :.|:::::::::. : |
::::::: |::::::l:| :::::::::::::: | ｀ -‐'´ | :|: : | : :.|::::::::::::.:.|
::::::: |::::::l:| :::::::::::: ｉ:| | :|: : | : :.l::::::::::::.. |
／￣￣＼
／ _ノ ＼
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
368 ：１‐3[]：2008/09/09(火) 11:20:23.98 ID:+pAmkeOr0
１９０
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ＼
／ ＼
／ ――― ――― ＼
／ ＿ ＿ ＼
／ /´ ,..::::::::::.ヽ ヽ /´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ ＼
／ ,' ,;::::::::::::::::::', ', ,' ,;:::::::::::::::::::', ', ＼
／ { {:::::::::::::::::::::} } { {::::::::::::::::::::::} ｝ ＼
／ '、 ヽ::::::::::::::／ / '、 ヽ::::::::::::::／ / ＼
| ￣ ／ | ＼ ￣ |
| / ∧ ', |
| ｛ / ヽ ｝ |
| ヽ＿＿_／ ＿_ ＼＿＿_ﾉ ｜
＼ ヽ ´ ｀ ' ／
＼ ／
＼
忘れられない人が
369 ：１‐2[]：2008/09/09(火) 11:21:49.97 ID:+pAmkeOr0
１９１
／￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼
／ ＼
／ ＼
／ ――― ――― ＼
／ ＿ ＿ ＼
／ /´ ,..::::::::::.ヽ ヽ /´ ,..:::::::::::.ヽ ヽ ＼
／ ,' ,;::::::::::::::::::', ', ,' ,;:::::::::::::::::::', ', ＼
／ { {:::::::::::::::::::::} } { {::::::::::::::::::::::} ｝ ＼
／ '、 ヽ::::::::::::::／ / '、 ヽ::::::::::::::／ / ＼
| (;;;;;;;;;;）)￣ ／ | ＼ ￣ |
| ／' / ∧ ', |
| ｛{ ｛ / ヽ ｝ |
| ヽ ヽ＿＿_／ ＿_ ＼＿＿_ﾉ ｜
＼ 人 ヽ ´ ｀ ' ／
＼ （ し.） ／
＼ ｀¨ ／
“み”えたお
カア！
370 ：１‐1[]：2008/09/09(火) 11:23:55.44 ID:+pAmkeOr0
１９２
::::::::::::::::::::.... :::::::ヽ､＿＿-‐ ､
:::::::::::::::::::::::::::.... :::::::::::.:::.:::.ﾉ
:::::::::::::::::::::::::::::::::.... ::.::.::.:（ ,.-
::::::::::::::::::::::::::::::::::::.... :.:｀￣: : :
:.:.:.:.::::::::::::::::::::::::::::::....
_ _＿:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::....
:::.. :::.. ｀ヽ、｀＼:.:.:.:.:.:.:.:::::::::::....
::::.. :::::::.. ｀ｰ､ ヽ,＿:.:.:.:.:.:.:.:::::::::...
::::::.. :::::::::.. ,> └―‐‐ ､:.::::::::::...
::::::::.. :::::::::::.. '‐、 「´￣"''ｰ､ ＼:.:::::::::..:..
:::::::::::.. ::::::::::::.. ｀′ ｀゛｀ :.::.:.:..:.:.:.:...
::::::::::::::.. :::::::::::::.. :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.::.:.:::....
, ⌒ヽ:::::::::::::::.. . .. ...::.::: ＿＿__ .:::...
丶''′ / :::::::::::::::::.. __┌‐ｰ'´,--‐'"´ :.:.:.::....
（ :::::::::::::::::::.... r'´_,.-‐-、''ｰ、 :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.....
`‐' ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.. ,ｨ'´''"´ ﾚ'"´ :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::....
丿:::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.. : : : : : : : : : : : : : : .
ヽ___ノ´￣￣｀ｰ､ : : : : : : : : : : : : : : .
）:::.. : . : : : : : : : : .
/:::::.:.::..
（_::::..:.:.:.::..
:.:.:.:.:.:..:.. :.:.:.:.:.:.::..
「やる夫は芥川を“み”るそうです」
終了
371 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 11:24:20.87 ID:Z/iP/9ge0
>>1おつ！
372 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:24:45.90 ID:eXCirnwu0
面白かった！ >>1乙！！！！
373 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 11:24:46.37 ID:EAgGbbq40
ｵﾂｶﾚﾁｬ━━━━( ´∀｀)━━━━ﾝ!!!!
面白かったです♪
381 ：１[]：2008/09/09(火) 11:27:17.88 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ 皆様、本当に長時間ありがとうございました
／ _ノ ＼ 不眠症の男の話をお聞きくださり
| （ ●）（●） 感謝いたします
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
375 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:25:39.49 ID:tr2LYLL30
乙～ 作家は壮絶だね
378 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:26:26.35 ID:m9FeCTZ20
半日以上よく頑張った
感動した
380 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 11:26:46.99 ID:xgij14hv0
乙カレー
非常に良くできていた
１は物書きなの？
382 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:27:19.81 ID:GeGzTdnx0
最大の乙
385 ：１[]：2008/09/09(火) 11:31:39.94 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ おお！こんなにたくさんの人が見ていたのか
／ _ノ ＼ びっくりです。
| （ ●）（●） 一日付き合ってくだった方、ありがとうございました
| （__人__） この作品は本当の話とうその話を一緒にしています
| ｀ ⌒´ﾉ ご了承ください
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
384 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:29:48.08 ID:OwLYOqSj0
>>1
文学シリーズは面白いな
丸投げの質問で申し訳ないんだが、芥川は大震災のときに半島の人が井戸に
毒を流したって流言に過剰に反応して、よからぬことを働いたっていう話があるって聞いたけど……
それって本当なの？
>>384 それはわかりませんね…すいません芥川は確かに自警団に参加していましたが
ちなみにその当時の警察のトップの対応の早さは、何を意味しているかというと
当時の朝鮮人はそれぐらい嫌われていた、と警察も分かっていた、とスレとは関係ない話です
389 ：１[]：2008/09/09(火) 11:39:58.13 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ 保守ついでに芥川について
／ _ノ ＼ 芥川は小説を1・2・3と順に書かずに
| （ ●）（●） 2からも3からでも書けたそうです
| （__人__） ちなみにとう作品はオチ演繹法でら
| ｀ ⌒´ﾉ 導いてみました
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
390 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:45:44.36 ID:OwLYOqSj0
独特の書き方をしていたんだね
芥川は結局長編はかけなかったけど、それには何か理由があったのかな？
いつも芥川の長編があったらどんなんだろうなって想像しているんだけど
395 ：１[]：2008/09/09(火) 11:50:10.92 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ >>390
／ _ノ ＼ 小島政二郎は芥川には夢中になって追いかける
| （ ●）（●）ものがなかった、と書いています
| （__人__） それに、体力がなさすぎたのも原因だと
| ｀ ⌒´ﾉ プロットは一応あるそうですが…
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
392 ：１[]：2008/09/09(火) 11:46:11.78 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ それにしても、作家の人生なんて
／ _ノ ＼ 太宰以外は関心が持たれないのに、
| （ ●）（●） ずいぶん人がよんでいたなぁ
| （__人__） 「眼中の人」なんて好事家以外は
| ｀ ⌒´ﾉ 知らない作品なのに…
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
396 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:54:05.65 ID:nKX2GTx/O
太宰を思うと、菊池の「賞の設立は有害にウンヌン」って言葉は皮肉にしか聞こえないな
ところで1は何歳?
398 ：１[]：2008/09/09(火) 11:59:02.48 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ >>396 すいません、あそこはオリジナルです
／ _ノ ＼ 菊池寛は芥川賞の考えは「話の屑箱」に
| （ ●）（●） 書いています ウィキにも載っていますからそこで
| （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ 何歳？と聞かれると、いくつに見える？と聞きかいしたくて
| } 堪りませんね…とりあえず10代ではありません
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
397 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:55:49.00 ID:OwLYOqSj0
なるほど
夢中になって追いかけるものがないって……
なんだか寂しいな
個人的にだけど体力は納得できるかもしれない
芥川の書き方で長編はひどく気力・体力を消耗するだろうし
399 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 11:59:04.32 ID:3UklgYrP0
文学全く詳しくない俺が呼んでもおもしろかったYO！
こういうのも才能だな。
402 ：１[]：2008/09/09(火) 12:12:27.81 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ >>399 ありがとうございます 日本の学界や
／ _ノ ＼ 出版社は内向的すぎる！
| （ ●）（●） 専門的な知識は一般人に見られてこそ
| （__人__） 意味があるのに
| ｀ ⌒´ﾉ
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
404 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 12:17:43.43 ID:nKX2GTx/O
内向的っていうか蛸壺っていうか。ケータイ小説に対する初期のリアクション見ちゃうとねぇ。
社会学方面から良い批評がいくつか出てるのに対し全く有意義な議論が出来なかった文壇。
400 ：１[]：2008/09/09(火) 12:03:58.05 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ 昨日途中で散った、支援者の為にもそして私の
／ _ノ ＼ 自己顕示欲の為にも、しばらくほしゅしてやる
| （ ●）（●）
| （__人__） 昨日誰かが中島敦の「名人伝」をやってくれました！
| ｀ ⌒´ﾉ もっとこの分野の人増えないかなぁ
| }
ヽ }
ヽ､.,＿＿ __ノ
_, ､ -― ''"::l:::::::＼ｰ-..,ノ,､.ﾞ,i ､
/;;;;;;::ﾞ:':､::::::::::::|＿:::;､>､_ l|||||ﾞ!:ﾞ､-､_
403 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 12:14:06.46 ID:VWNMWEzF0
芥川と太宰の２人が日本文学の基礎を築いたのも凄いけど
さらに発展させる存在が排出されたのも凄いなと思う
401 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 12:09:50.17 ID:EAgGbbq40
暇なら短いのもう一発やるのはどう？
405 ：１[]：2008/09/09(火) 12:22:24.55 ID:+pAmkeOr0
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
う～らしまさん う～らしまさん どうしてそんなに幸せそうなんですか？
即興太宰治の「浦島太郎」
406 ：１[]：2008/09/09(火) 12:25:24.13 ID:+pAmkeOr0
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／_～～～＼ ::: ::: ::
:::: ::::／ ～～～ ＼:: ::: ::
:::: ／::: ─ ─ ＼ :: :: ふがふが…
::: | :: .（＿） （＿） | : ::::
::: ＼ （ （ （__人__）））,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
＿＿＿_
／ ～～～ ＼
. ／-（◎）―（◎）＼
／ （ （ （__人__））） ＼ おお！あんたは竜宮の御姫様に
| |r┬-| | そっくりじゃなぁ
＼ `ー'´ ／ 聞いて欲しい昔話があるんじゃ
ノ ＼ あれはな…
／´ ヽ
| ｌ ＼
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
408 ：１[]：2008/09/09(火) 12:30:56.65 ID:+pAmkeOr0
浜辺を歩いていたときじゃ…
ノ ７ （ ｣ ―┐ｌｌ ( ＜ ＿|＿ （
： ／ ＞ ） ―┘ て _､, ﾟ ｡ ｝ ﾉ ｣ Z,
： ‐┐ｌｌ （ ,, ､Z ー ｛ _哲ｊ_ ﾉ ─ｧ /
┃ ノヽ ＼Ｌ<,ｆ ） 二.、 （ / ;ｌｰｌ ` ） ／ヽ {
・ っ ／´ / ）∠_ っ ｢ C 」| | ｌ Z っ （
（ ｌ / ,ｲ /.‐ｙ-､ /⌒/~￣`-ﾍｲﾌ 'ｧ-;＿＿ｒ⌒
⌒Y⌒Ｙ´￣｀ | | | { ′_/ / ￣ ｌ |
L└ﾐ ト､ 从 ＼ / l ｌ __ __
l | `ヽ ＼ ノ⌒⌒＼ て 〉 〉 | |_[][]┌‐'└┐ oo, 、
/ / ＼/`つ 人 Vヽ └' | ┌┘ ￣|_「Lｌ <／
/_/ /ｆ ﾖ Eヽ〈 ｰ'＾┘ ￣
〈_ﾉ ｌ'_/盂ハ_ｿ
410 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 12:32:04.01 ID:xJe05Pv20
即興乙
支援
414 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 12:37:16.52 ID:/UCnMsMT0
こういうの本当に増えてほしい
412 ：１[]：2008/09/09(火) 12:34:58.96 ID:+pAmkeOr0
／￣￣￣＼ やめるお！そこまでにするお！そいつは、これからやる夫を
／ ＼ ／ ＼ うはうはのぱーにしてくれる大事な亀頭、じゃなくて
／ <●> <●> ＼. 亀だお
| （__人__） | 約束した契約通り、こっちに渡せお！
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
／￣￣￣＼
/, ' ⌒ ⌒ヽ ぐるかよ・・・
,r'´￣￣￣￣｀/ （_＿）（＿） |
＿＿／,r' ､' , "" | ", （__人__） }
_（;;;＿＿／ ", ﾞｉ ｀ ⌒´ },＿＿＿_＿：
（;;;; ",､_ ~ "" ────､ ヽ：
|;;;,､ 'ﾞﾞ , ､,r'￣￣￣￣￣ﾞｉ "｀ ﾞﾞ´,_ ）───"´
416 ：１[]：2008/09/09(火) 12:38:36.66 ID:+pAmkeOr0
-= ‐v‐ =-
ｧ´ ｀､ すいません…やる夫さん
１ 亅 あの…それでは、我々も竜宮城に
１ NＷｌ∧NＷﾘ |
fｒ||（≧）ﾆ（≦）||p}
. __／ゞ| ｕ L__｣ ｕ |ﾝ＼__
￣ / { )⊂ニ⊃( } ', ￣
. / ｀i'‐- ﾆ -‐'i´ ',
／￣￣￣ ＼ 何を言ってるんだお！
／ ＼:::::::::／ ＼ お前らはちゃんと希望の船に乗って
／ <○>::::::<○> ＼ 絶望の城にいけだお！
| （__人__） | 山本さん！あとは頼んだお！
＼ ｀ ⌒´ ／
417 ：１[]：2008/09/09(火) 12:41:38.83 ID:+pAmkeOr0
＿_ ＿_
＿ヽ:::::`´:::::::::::::｀ヽ、
,＞:::::｀:::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
ｧ::::::;ｨ::i::::ﾊ:::i:::;ｨ:::、::::::::::l 本題に入ろう‥‥‥
ｲ:::ﾉlﾊﾉjﾉﾆ}ハ{ l;ハ:::::::::::|
lｲﾆ'_‐-i ┌_''ﾆ"-ﾍ:::::::::| なぜおれが出てきたのかを…
F:f==｡ｉｰ:f::=｡=ﾃ:元｢ヽ:| 特に意味はない‥‥
ﾄ::｀ﾆ/￣ヾ::ﾆ´:ノ :||^ﾘ:ﾄ､ とりあえず、出番終了だ…
ｌ. r‐| _┐ｰ- ､ :lﾚ':::| ＼
/l l r｀──‐┐ | ∧:::::| ヾ''‐- ､._
_,, -‐''7 l., ,￣二¨￣, , / ヽﾊ |‐- ､.._ ｀`'''‐ ､.._
. , -‐''"´_,, -‐''7. `ｧr───‐'´ .／|:|. | ｀`'''‐ ､.._ ,＞､
. /l ‐''"´ / |::|.＼::::::::::: ／ |::| | / ヽ
i |. / |:::| ＼ ／ |:::| │ ｌ l
. | l 二ﾆ=-|::::| /ﾍ |::::|-=ﾆ二_ | 〉
＿､ｰ-､, ‐'''Ｚ..＿
＞. ` ′ ＜
ｚヾ'`＾`'``' ' 'ィ_ ∠ , ﾊ. 、 ヽ オレらにも
７"`"'＾'"`"'ﾍ ヽ / , /{ / uヽ.|＼ﾄ､ l 取り分
/＝ﾐ、 r,=＝1 .l /,ｨ＝ﾐ‐' `ァ＝ ､ヽ | くださいよ‥‥‥！
| r～` "=ｰ､ 1,、|. { l「 `｡lﾆﾆ{ ｡´ ） }'Tｎ !
. |ゝuﾟｌ l ﾟ-､< ||f|.|. `(ﾉﾆｲ v' ヽﾆゝ)' ||ｆ｝ | 取り分‥‥‥！
|ｕ _L__.｣ __ 0 |lﾉ | |u_└-- ┘, -､u llｿ ﾄ､
. l（__｀二´＿） ﾊ ﾄ、 l（__｀ﾆ二´＿ ﾉ（ ﾄ､ |::::ヽ､.__ 取り分‥‥‥！
_,, -‐''Tヽ.u ー ／ ﾝＨ,＞‐ﾍ __ ｰ‐ v __ ノ ヽ|::::::::l:::::
: : : : : : Ｈ::l`‐--‐' ,､-‐'' ´:::::::::::|:::::::「￣￣´u v /|:::::::::|::: 取り分を
: : : : : : :Ｈ::ヽ. /:::l::::::::::::::::::::::|:::::::::ﾄ､ u ／ ,|::::::::::|:: くださいよ‥‥‥！
418 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 12:42:55.85 ID:2jkrLwqV0
ﾜﾛﾀ
420 ：１[]：2008/09/09(火) 12:44:28.41 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ う～～ん こういう時なんて言えばいいんだっけ
／ _ノ ＼
| （ ─）（●）
| （__人__）
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
_________
／ ＼
／ ⌒ ⌒＼ 笑えばいいと思うお
／ （ ⌒） （⌒）＼ さぁ、竜宮城にやる夫を
i ::::::⌒ （__人__） ⌒:: i
ヽ、 `ー ' ／
/ ┌─┐
421 ：１[]：2008/09/09(火) 12:46:29.72 ID:+pAmkeOr0
＿ ノ￣￣｀ヽ、―ニ 二
／ ／ ´｀ヽ _ 三,:三ー二
／ ノヽ--/￣ , ｀￣￣￣
／ } ...| /!
| _}｀ー‐し'ゝL _
＼ _,:ﾍｒ--‐‐'´} ;
／ ノ｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＝＝-
//ノ￣￣｀ヽ、// // ////
／ ´｀ヽ _ // // //
(--/￣ , ｀￣￣￣///
( ...| /!
(｀ー‐し'ゝL _
(--‐‐'´} ;ー------
｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＿
＿／⌒ ⌒＼＿
／:●））（__人__）（（● ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'┃ ／
422 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 12:46:57.63 ID:RavCTNSW0
なぜ殴ったし
425 ：１[]：2008/09/09(火) 12:50:04.83 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼
／ﾉ( _ノ ＼
| ⌒(（ ●）（●）
.| （__人__） /⌒l
| ｀ ⌒´ﾉ |`'''|
／ ⌒ヽ } | |
／ へ ＼ }__/ / ／￣￣＼
／ ／ | ノ ノ ／ ●)) ((●＼’, ･
( _ ノ | ＼´ ＿ （ (_人_)’∴ ）, ’
| ＼＿,, -‐ ''" ￣￣ﾞ''―---└'´￣｀ヽ て
.| ＿＿＿＿＿＿ ノ （
ヽ ＿,, -‐ ''" ﾉ ヽ ｒ'"￣
＼ , '´ し/.. | J
＼ ( / |
＼ ＼ し- '^`-J
＿＿＿_
／ ＼_ うぅ、また一からやり直しだお
／ ／ ＼（ ;:;:;） あいつを捕獲するお
／（ ;:;:;:;:;ﾉ （＝） ＼
（;:;:;:;;;:; （__人__） .:::::）
／ || ｀ ⌒||| ,／
/ / |＼／ / /ｌ | ￣
/ /__| ＼/ / | |
ヽ、//////） / | |
/ ￣￣ / | |
____,/ )--- ヽ ヽ つ
⊂---― 'ｰ----'
426 ：１[]：2008/09/09(火) 12:53:23.65 ID:+pAmkeOr0
あくる日
＿＿＿
／ ＼ おっ！あのあほぅがまだうろついてるお
／ ＼ , , ／＼ よし、黒服ども亀を捕まえるお
／ （●） （●） ＼
| （__人__） |
＼ ` ⌒ ´ ,／
. /⌒～"￣,￣￣〆⌒,ﾆつ
| ,＿_＿ﾞ＿__､rヾｲｿ⊃
| ｀l￣
. | |
|:::::::::::::::::::::::::::/ ＼::::::::::::::::::/ .|:::::/
|::::::::::::::::::::::::/ ＼:::::::::/ |:/ 無限ループか？
|:::::::::::::::::::::/. ｀'''´ |
|::::::::::::::::::/i"'''‐- ..,, ,,..-''"i
|:::::::::::::::〈 "'''‐-.., "''i i ,.-'"|
|:::::/⌒Y〒〒-＝＝==‐-‐===＝-i
|::::| ( ｀|:::| ||||||||||||||||!‐‐‐|!|||||||||!
|:::.!, じ.|::|. !||||||||||||!| .|!|||||||!
|::::::'‐-|::| ￣￣ | .| ￣ |
. , -|::::::::::/||: L .__ j |
. /::::::|:::::::/ :::ヽ. ⊂ﾆﾆﾆﾆﾆ⊃ |,,,, __
/::::::::|:::::/ ::::ヽ ━ |::::::::::"''
::::::::::|::/ ::::ヽ |::::::::::::::::
:::::::::|〈 ::::::ゝ ＿＿＿______ ﾉ:::::::::::::::::
::::::::| ＼ :::::::::::::::::::::::::/ |:::::::::::::::::::::::::
428 ：１[]：2008/09/09(火) 12:57:40.11 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼
／ _ノ ＼ (こりゃ、連れてった方が楽かな）
| （ ー）（●）
. | u. （__人__） やる島さんよあんた竜宮城に行きたいんだろ
| ｀ ⌒´ﾉ つれてってもいいんだがな
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
i⌒＼ ,__(‐- ､
l ＼ 巛ー─;＼
| ｀ヽ-‐ーく＿）
. | l
| | .
ﾘー──‐‐t_＿
＿＿＿
／ ＼ おまえ正気かお！
／ノ ＼ u. ＼ ！？ 竜宮というのは昔から、歌に詠まれ
／ （●） （●） ＼ また神仙譚として伝えられていて、この世にないものだお
| （__人__） u. | 人間の憧れと美しい夢だお
＼ u.｀ ⌒´ ／
ノ ＼
429 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 12:58:27.46 ID:RavCTNSW0
マジでこんな展開なのか？ｗｗｗｗｗｗｗ
>>429 そんなわけありません
432 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 13:04:19.00 ID:BZdEAYtb0
危うくマジで信じそうになっちまったぜ・・・
431 ：１[]：2008/09/09(火) 13:01:29.39 ID:+pAmkeOr0
＿ ノ￣￣｀ヽ、―ニ 二
／ ／ ´｀ヽ _ 三,:三ー二 だったらこんなことするんじゃねー
／ ノヽ--/￣ , ｀￣￣￣
／ } ...| /!
| _}｀ー‐し'ゝL _
＼ _,:ﾍｒ--‐‐'´} ;
／ ノ｀ヾ:::-‐'ーｒ‐'"＝＝-
(ヽ三/) ））
_＿＿_ ( i)))
／⌒ ⌒＼ ヽ ＼ さっきのは誰かがそう言えって
／（ ●） （●）＼ > ） いうから言ったんだお
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼' ／ じゃあとっとと連れていけお
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
⊂ヽ γ´ /
i !ｌ ノ ﾊ |
⊂ｃノ´ ヽ |
＼ /
（ ⌒ヽ ⌒ヽ
) ﾉ ｀) ﾉ
433 ：１[]：2008/09/09(火) 13:04:26.84 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿_
／ ＼ 実を言うと亀の甲羅の上に乗るのは
／ ─ ─ ＼ 怖いお
／ （●） （●） ＼ これは冒険だお、ここはもうちょっと
| （__人__） |おだやかに、危険のない方法がいいお
＼ ｀ ⌒´ ,／
r､ r､／ ヘ
ヽヾ 三 |:l1 ヽ
＼>ヽ/ |｀ ｝ | |
ﾍ lノ `'ｿ | |
/´ / |. |
＼. ｨ | |
434 ：１[]：2008/09/09(火) 13:09:14.36 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿
,. -'"´ ｀¨ー 、
／ ヾ ヽ、
/ }; ヽゝ.
/ r´ __, .．イ ﾄ┬-、i
,' L._∠,´.!___,.ノ ヾ,￣ ヽ,
i } ｝
| ヽ ,＿＿_,,ノ｀ー-'ヽ,
i ￣ "'''"´ }
： ./
i ,!
i ！
', {
i !
.} ! }
i ヽ、 i ,'
l ヽ、 |. /
それこそ、私に言わせれば、危険な道だろ。冒険というか信じる力というものは
例えばあそこの谷に美しい花がある。でっそれを信じた人が冒険をする。
あなた方がそれを非難する。ねえ、あなた方は信じることを下品なことと
思っていますね。
435 ：１[]：2008/09/09(火) 13:12:24.92 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼
／ ノ ＼ ＼／｀i あなたに冒険心がない＝信じる力がない
| （●）（●）./ ﾘ これは、損をしたくないという、いやしい心だろ
. | （__人__）..| / 頭のいいことじゃなくて、卑しいことだろ、JK
| ｀ ⌒´ ﾘ ﾋ だれも、お前を損させようと思ってないだろ
. ヽ ／/ ,｀弋ヽ さぁさぁ、親切は素直にうけとりな
ヽ - ′.Ｙ´ , ｀ヽ｀.ｌ
/〈 `ｰ〈::....ノ Ｖ
| ヽ_ｰ ､ ｀ヾ＿/ //
| ﾌ-､｀ｰ┴‐-〃
`ー‐一
437 ：１[]：2008/09/09(火) 13:16:42.49 ID:+pAmkeOr0
／￣￣￣ ＼ けっ、亀にまで馬鹿にされたお
／ ＼:::::::::／ ＼ 所で本当に竜宮城なんてあるのかお
／ <○>::::::<○> ＼
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 疑うんですか？人をうそつき扱いするなんて
| （ ●）（─） 紳士は立派ですねｗｗｗｗ
. | （__人__） 実行しないでただため息をつく、へん大した
| ｀ ⌒´ﾉ 風流人だろ JK
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
438 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 13:17:08.59 ID:nKX2GTx/O
1の好きな作家とか漫画家とかおせーてーな
>>438 漫画太郎先生とバルザック
439 ：１[]：2008/09/09(火) 13:23:24.33 ID:+pAmkeOr0
ﾉ Ｌ＿＿＿_
⌒ ＼ ／ ＼ うっせえ！腰掛けてみるから
／ （○） （○）＼ とっととひざまずけお
／ （__人__） ＼
| |::::::| |
＼ l;;;;;;l ／l!| !
／ `ｰ' ＼ |i
／ ヽ !l ヽi
（ 丶- 、 しＥ |そ ドンッ！！
`ー､＿ﾉ ∑ l､Ｅ ﾉ <
ﾚY^Ｖ^ヽｌ
／￣￣＼
／ _ノ ＼ いちいち、気に食わないやつだろ
| （ ●）（●） 腰かけてみるかとは何だ！掛けてみるも、掛けるのも
. | （__人__） どっちも同じだろ。どっちにしたって、運命は同じことだろ
| ｀ ⌒´ﾉ 試みたとたん、あんたの運命がきまる。
. | } だから、人間には試みるなんてないだろ、Jk
. ヽ } 往生際が悪いななぁ。引き返せると、おもってるのか？
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
440 ：１[]：2008/09/09(火) 13:26:59.41 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼
／（ ○）}liil{（○）＼ うっせー理屈はうんざりだお
／ （__人__） ＼ とっとと、御姫様に会わせろお
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
／￣￣＼ よしきた！
／ ノ ＼ ＼
| （●）（●） |
. | （__人__） |
| ｀ ⌒´ ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ ＼
/ く ＼ ＼
| ＼ ＼ ＼
| |ヽ、二⌒)､
442 ：１[]：2008/09/09(火) 13:31:53.66 ID:+pAmkeOr0
＼
＼ ` ､ ほーら、あなたはだんだん、竜宮城に近くなるだろ JK
( ,ｿ ヤンデレな御姫様が大好きにな～る
'J
／|＼
／= .| ＼
◎ | = ◎
◎
／ ＼. 大好きだお、島尾敏雄の「死の棘」
／U ─ ─＼ 泣きながら読むお
／ （◎） （◎） ＼ 世界文学に誇る、ヤンデレ小説だお
| U （__人__） U |
＼ ｀ ⌒´ ,／ 「レナ好きは泣きながら読んだらしいからな
けどあれは、病んでるだけだろ、JK]
443 ：１[]：2008/09/09(火) 13:37:01.39 ID:+pAmkeOr0
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / /
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
ようこそ竜宮城に名前は偶然だよ、だよ 乙姫役のレナだよ
／￣￣￣＼ やる島太郎だお
／ ＼ ／ ＼ まちにまった竜宮城だお
／ <●> <●> ＼. おっ！このきれいな音楽はなんだお？
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
444 ：１[]：2008/09/09(火) 13:41:03.80 ID:+pAmkeOr0
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
「聖諦」聖なる諦めよ、ふふふ中二病のやる島君には、なにかときめきを
覚えるんじゃない？
／￣￣￣＼ 何言ってるお、殺人鬼を殺人貴になんかしないお
／ ─ ─ ＼
／ <○> <○> ＼. おや、海の底でも雪は降るのかお？
| （__人__） し |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
447 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 13:46:55.49 ID:CCwFA3f3O
あんた本当に不眠症なんだな
448 ：１[]：2008/09/09(火) 14:00:36.00 ID:+pAmkeOr0
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / /
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
真珠だよ！けど、あんなの元はただの魚の糞だからああやって山になってるんだ
興味があるんだったら、すくってごらん
_＿＿_
／⌒ ⌒＼ 興味があるどころか～
／（ ●） （●）＼ こういうのがもくてきだお！
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ すくいまくるお
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
（（ γ´ ＼
ノ ﾊ |⌒ヽ )
⊂ｃノ´ ヽ |⊂ノ
＼ / ))
（ ⌒ヽ ⌒ヽ
) ﾉ ｀) ﾉ
(.＿つ(.＿＿つ
449 ：１[]：2008/09/09(火) 14:04:47.87 ID:+pAmkeOr0
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / /
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
食べてごらん！これが海の桜桃だよ、たべると300年生きられるんだ
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ ﾝｸﾞ ﾝｸﾞ
／ （●） （●）＼
／::::::⌒（__人__）⌒:::: ＼ ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
| （ ＼ |
＼＿ ヽυ ::＼ ／
おおお！いいお！これだお、やる夫はどうも、老醜てのが嫌いだお！
死ぬのはいいけど、ああいうのは嫌だお
451 ：１[]：2008/09/09(火) 14:06:52.09 ID:+pAmkeOr0
::::::::|::::. l ::::: {| .:::::/＿|＿ ::::::|!. |:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:..:.:| .::
::::::/|:::::. ', :::::. ::. .:!t-‐"￣:|｀￣',｀ヽ｀ﾐヽ::|.l::. |:.:.:.:.:.:. .ｨ二≡!‐‐---.
::::::| l:::::::. l:::::::. :::::. .::| ', _,,;;;;;;;|-‐‐-＼＿ ::::::| ',::. l:...:.:.:.:.:.:.:＿_,,:|＿ .:::::::
::::::| .!:::::::. ',:::::::. ::::::::.::|:.:.ﾞi _,-‐!=＝=ヾヽ ::::! l:::::|:.:.:.:.:／.:.:_-‐l‐ ナ‐-､
::::::! i:::::::::.. ::ヽ::::::. ::::::::,,|／ゝ.､:::l´￣i｀ヽ,ﾐ＼ :::', ',::::!:.:.:.:.-‐/二/-‐￣(｀ヽ
､:::| i:::::::::::::::::|ヽ:::::.. _,／､!´:.:.:.!＼:', ﾉ｀"1｀ヽ＼ ::ヽ.',::!:.:.:.:.:.ゞ´|/イ !｀"
ヽ::l ヽ::::::::::::::! ∧:::::::::.. ::::丶:: ヽ ヾ´ .ﾉ /:.:.:.:.:＼ ヽ:.＼:.:.:.:i メ､ ヽ...ノ /
＼ ＼:::::::Y:::::＼::::::::::::::::ヽ丶 ｀ -‐ '' ／ ヽゝ ヽ ｀‐-‐ '
＼::::!::::::::::｀丶:::::::::::＼｀ ‐-- ' ｀ ‐--‐‐／
. /＼',:::::::: .:ｨ､｀ +､:::::＼ , _,,-‐´::::::
/:::::::::＼ .:::/:::｀‐ﾍ:.:.￣｀ ＝- -‐´-‐― "/
. /:::::::::: .::::::::::::::::::::ヽ:.:.:.. ＿_ /::
/:::::::::: ::::::::::::::::::::::::::丶:.:.:.:.. ´￣｀ ／',/
. i:::::::::: ::::::::::::::::::::::/:::::/::ゝ､:.:.:.:... ＜_/i/i:
. |:::::::: :::::::::::::::::::::/:::::/ﾚ´ ｀＞:.:.:.: ｨ ´ ' ﾚ
へぇ…それでは、レナはこの辺で、ごゆるりと
452 ：１[]：2008/09/09(火) 14:09:35.66 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼
／ _ノ ＼ どうだい、竜宮城は
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
＿＿＿_
／_ノ ヽ_＼ ばっちり、グーだお
／（ ＞） （＜）＼ あんたがいじめられてて本当によかったお
／::::::⌒（__人__）⌒:::::＼ ∩
| |r┬-/ |/⌒l このスミレはすごいきれいだお
＼ `￣'´ ／ | `|
454 ：１[]：2008/09/09(火) 14:13:28.08 ID:+pAmkeOr0
／￣￣＼ これは酒だ。気持ちよく寝られる竜宮の酒だ
／ _ノ ＼ あの岩のようなのが藻で、羊羹みたいにやわらかくて
| （ ─）（●） 陸上のどんなのよりもうまい食いものだ
| （__人__） 岩によって味が違う
. | ﾉ 乙姫の音色とこれらでわれわれは生きています
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
455 ：１[]：2008/09/09(火) 14:19:25.90 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼ ところで、乙姫様の接待は必要かお
／（● ） （● ） ＼ やる夫、ずっとここにいたいお
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 何なりと仰せ使わせてほしいお
| ｌ^l^lｎー'´ | 孤独でさびしいと思うお
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／ /
／￣￣＼
／ _ノ ＼ そんなのはいらないです、あの人には必要ないのです
| （ ●）（─） 孤独を気に病むのは、野心があるからだろ、Jk
. | （__人__） 他の世界のことを気にしなかったら、千年、三千年
| ｀ ⌒´ﾉ いたって大丈夫
. | } 批評なんか気にしない者にとってはね
. ヽ }
ヽ ノ
456 ：１[]：2008/09/09(火) 14:23:29.94 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿
／ ＼ じゃあ、やる夫は何をするんだお？
／ ＼ ,＿＼ 逆に困るお…
／ （●）゛ （●） ＼
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 余計なことは考えないでくれ
| （ ●）（●） 乙姫様はあんたのことは忘れてるんだ
. | （__人__） 悪気があってのことじゃない
| ｀ ⌒´ﾉ だから、あんたもここで気ままにいつまでいても
. | } 構わないんだ
. ヽ } 我々も乙姫様のことのお考えがよくわからないんだ…
ヽ ノ ｍm
/ ￣￣￣ つﾉ
| |￣￣￣
457 ：１[]：2008/09/09(火) 14:27:34.51 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿_
+ .／ ／ ＼＼ ふん！下郎め、やる夫のはわかったお
／ （●） （●）＼ これが真の接客だお
／ ⌒ﾉ(､_, )ヽ⌒ ＼ 客を迎えて客を忘れる。周りには美酒珍味を無造作に置き
| ｀-=ﾆ=- | 音楽は、無理に聞かせるのでなく、乙姫様が心なく弾く
＼ `ー'´ / +
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
459 ：１[]：2008/09/09(火) 14:33:14.44 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿_
／⌒ ⌒＼ そして、やる夫は感嘆でも無反応でもいいんだお
／（ ＞） （＜）＼ 主人は客を忘れ、しかも自由に振舞っていいなんて
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼ 最高だお！
| /| | | | | | さぁさぁ、死ぬまで踊り狂うお！
＼ (、`ー―'´, ／ ここ以外はどうだお！まずい料理に下らぬお世辞におほほ笑い
一から十まで嘘の付き合いで上流だと思ってるお
／￣￣＼
／ _ノ ＼ あははっはは、心臓発作で死ぬなよ…
| （⌒ ）（⌒）
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
460 ：１[]：2008/09/09(火) 14:36:41.86 ID:+pAmkeOr0
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / /
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
さてさて、やる島君は夜も昼もない竜宮城にず～～～といましたとさ
けれども、
＿＿＿
＿___,.／ ＼ 帰りたいお…許されることに飽きたお…
ノ ／ ＼
／ ／ ＼
| |::.. ...::::|
ヽ `一ー――――-､;;;;::／`一ー―-､
ヽ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
461 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 14:38:56.34 ID:2jkrLwqV0
ラストはどうなるのやら
462 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 14:44:20.83 ID:CCwFA3f3O
俺も知らないから楽しみ
>>461 2 知らないのですかそれだと腕がなりますね
463 ：１[]：2008/09/09(火) 15:00:28.34 ID:+pAmkeOr0
／￣￣￣ ＼
／ :::::＼:::／＼ お互いの評価を気にしたいお
／ ｡<一>:::::<ー>。 泣いたり怒ったりして、けちにこそこそくらしている
| .:::｡ﾟ~（__人__）~ﾟj ほうが、なんだか美しくて恋しいお、よし！
＼、 ゜ ｀ ⌒´,;／゜
／ ⌒ヽﾟ '"'"´(;ﾟ ｡
/ ,＿ ＼ ＼／＼ ＼
と_＿＿）_ヽ＿つ_;_ヾ_つ.;.
／￣￣￣＼ 乙姫様！
／ ＼ ／ ＼ グッドバイだお！未完じゃなくて完成だお
／ <●> <●> ＼.
| （__人__） |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
465 ：１[]：2008/09/09(火) 15:03:24.20 ID:+pAmkeOr0
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
そぅ…これはお土産です。さようなら、やる島やる夫
＿＿＿
／ ＼ 玉手箱をゲットだお！
／ ⌒ ⌒ ＼
／ ,（⌒） （⌒）､＼
| /// （__人__）/// |
＼ ｀ ヽ_ノ ／
. /⌒/＾ヽ､ ,ィヽ、
/ ,ゞ ,ノ ﾞ⌒" , ゝ､
l ／ / ト/.＼＼
ヾ＿,/ |/ ＼.＼
| | ⌒/
467 ：１[]：2008/09/09(火) 15:06:31.66 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿
／ ＼ それにしても竜宮城での夢が故郷とは何だったんだお…
／ ＼ ,＿＼ やる夫はここで遊ぶ資格がなかったんだお…
／ （●）゛ （●） ＼
| ∪ （__人__） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
＼ ／＿＿＿ ／
／￣￣＼
／ _ノ ＼ それは、あなたが六畳の人だからだろ、JK
| （⌒ ）（⌒） それにしてもなぁ、その玉手箱のことなんだが…
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
469 ：１[]：2008/09/09(火) 15:10:28.99 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿
／ ヽ､_ ＼ うふっふん！いいだお、これ
／（● ） （● ） ＼ なにやらきれいな貝殻が入ってるらしいお
／:::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| ｌ^l^lｎー'´ |
＼ヽ L ／
ゝ ﾉ
／￣￣＼ 俺は中身については何も知らないんだが
／ _ノ ＼ 開けないほうがいいと思うだろ、JK
| （ ─）（●）竜宮の精気が入っているから、あなたを発狂させるか
| （__人__） 洪水を起こすか、まぁろくでもないことが起こりそうだろ、JK
. | ﾉ
| ∩ ノ ⊃
／ .／ ＿ノ
(. ＼ ／ .／_ノ │
＼ “ ／_＿_| |
. ＼／ ＿＿＿ /
471 ：１[]：2008/09/09(火) 15:13:36.29 ID:+pAmkeOr0
／￣￣￣＼ う～ん、確かにそうかもしれないお…
／ ─ ─ ＼ まっ、やる夫のいえの宝にしておくお
／ <○> <○> ＼.
| （__人__） し |
＼ ｀ ⌒´ ／
／ ＼
／￣￣＼
／ _ノ ＼ 賢明だな…それでは、さようなら
| （⌒ ）（⌒） 「さようならだお！」
. | （__人__）
| ｀ ⌒´ﾉ
. | }
. ヽ }
ヽ ノ
/ く
473 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 15:14:09.26 ID:UpLmsXDC0
おおっ！！芥川の「桃太郎」は見たことあるが
太宰の「浦島太郎」とは、初見なので最大の支援！！
476 ：１[]：2008/09/09(火) 15:17:49.57 ID:+pAmkeOr0
＿＿＿_ さ～て、家の奴らに自慢してやるお！
／_ノ ' ヽ_＼ 竜宮城の日々を、真の高貴さってやつを
／（≡） （≡）＼ さぁ、我が家が目の前だお
／::::::⌒（__人__）⌒::::: ＼
| |r┬-| |
＼ `ー'´ ／
＿＿＿_
／ノ ヽ､_＼ ニャイオ
／（ ○）}liil{（○）＼
／ （__人__） ＼
| ヽ |!!il|!|!l| / |
＼ |ｪｪｪｪ| ／
ドウシタノデショウ モトノサト ドウシタノデショウ モトノイエ
ミワタスカギリ カレノハラ ヒトノカゲナク ミチモモナク
マツフクカゼノ オトバカリ
477 ：１[]：2008/09/09(火) 15:20:14.24 ID:+pAmkeOr0
／ ＼. え？Ｅ？Ｅ？？Ｅ？ええええ？Ｅと
／U ─ ─＼
／ （◎） （◎） ＼ そうだお、玉手箱を開けてみるお
| U （__人__） U | なにか解決策が見つけられるお
＼ ｀ ⌒´ ,／
478 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 15:22:38.13 ID:CCwFA3f3O
ダメ～
479 ：１[]：2008/09/09(火) 15:23:04.63 ID:+pAmkeOr0
_, ､ ''" ﾞ,i ､
/ ､-､_
ノ ﾞ'
. i ! もやもやもや～
＼ │
│ │
＼ │
│ /
＼ │
│ │
＼ │
│ /
＼ │
＼ │
＼ ／
│ │
／ ／
│ ／
＼ ＼
＼│
カパン！
480 ：１[]：2008/09/09(火) 15:27:13.90 ID:+pAmkeOr0
このＡＡを初めて主要キャラに使ったお！
＿＿＿_
／ ～～～＼
／ ～～～ ＼ タチマチ シラガノ オジイサン
／ -（◎）―（◎） ＼
| （ （ （__人__））） |
/ ∩ノ ⊃ ／
( ＼ ／ ＿ノ | |
.＼ “ ／＿＿| |
. ＼ ／＿＿＿ ／
なんと！たまげたことに、玉手箱の中には竜宮城で過ごした
300年がはいっていました。あ～あ、かわいそうに、約束を守らなかったせいです
これを教訓として、皆さんも約束を守りましょうね！
482 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 15:32:09.74 ID:UpLmsXDC0
ああｗｗ、やるｗ夫ｗｗ憐れなり
481 ：１[]：2008/09/09(火) 15:29:21.51 ID:+pAmkeOr0
/ / / | /| /:::/:.:.:.:.:.:.:|::::::
/ 〃 i .::| /:.:.| |::l::|:.:.:.:.:.:.:.:|::::::
,ﾞ /| | .:::|. ＼|:.:.:.:| |::l::|/:.:.:.:.:.:ｊ／::
! ,' ! ::| ::::|!. ,ｨ|≧ゝl､_.;|::ｨ|/_:._／ｨllヘ
ｌ ,' │ ::|:.. ::::|く/ {ひlll|::|ヾ|:.N:.::´〃ひlllﾘ:: 嘘だ！
ヾ '､ |＼ ::::|:.＼＼こｿ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:､､＼こｿ
'､ :| ＼ :::＼:.:._,､__彡 _' -─ ､`ﾞー=
ヾ､／.::＞:､:;ヽ､__ /ｰｧ''"´￣ ヽ
／ .::::::::::::::::ﾍ￣ {|::/ }
／...::::::::::::::::::::::::::＼ V ｊ}
485 ：１[]：2008/09/09(火) 15:37:21.87 ID:+pAmkeOr0
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
っと、疑問を投げつけた、太宰治は偉大かな、かな
ここで、考えてみましょう。なぜ、乙姫は浦島に300年の時間を
贈ったかを
486 ：１[]：2008/09/09(火) 15:40:34.88 ID:+pAmkeOr0
/ / |:. |: / ""´｀ | |
| l / !:. ｌ | l ./ j
| l l:.. ヽ;:ィ:代. ! ‐/-､／: ,′
l !ｌ:. :.l:.:. ´ヽ:.{ ＼{ / ／}:.:. / /
ヽ ﾊ:.. :.ヽ:.:: { ｀__ ∠_ /:.／:. 〃
｀ ＼.:.:.:.＼:.:.!'´￣` '"￣ﾞメ/:.: ,ｲ
/＼:.:.:.:ﾍ:ゝ::::::: _'＿ ::::::／:._／:{
,'. ｀ーゝーﾞ {´ ｿ ｱ´:.:.:.:八
i .:.（｀Yj:＞ ､＿｀ _´＿ ,.イ:.:.:.:.:.:. iヽ
| :.:.:} }, -､ｨヘﾉ {ｨへ. レﾊ:.:.:. |
ヽ :.,４ ´ {７′ ＞' ヽ‐-!:.:. /
Xi| l ∧三三/ ,／／ |／ヽ
/ ∧ ﾉ ﾏ / ／／_, イ / }
{ V /＼_,厶/ '_／￣/ !/ l
あの、乙姫様がどうしてこんなに嫌なものを贈ったのかな、かな
海に上がったとたんに300年が来るんならまだしも、
箱に詰めるなんて、御姫様なのに、なんだか陰険で不自然だね
488 ：１[]：2008/09/09(火) 15:45:27.76 ID:+pAmkeOr0
! ! ! | l ! ! ! | l ｌ ｌ
| | ﾒ ｌ | | / ｌ ｌ ! / ｜
| | ! ! ﾊ | ,.! /‐--! ｌ // !
| | | ｌ ｌ l ｌ ´ ｌ / ,.＿| ! // /
! !, !_,ゝ ｢ヽ! /／／ｨ' ｰ.! /l /' / /
', ヽ ヽ ! ,.ゝ !._ヾ ／ ''´ i: : :l!|./:/ / ! /
, ! ＼ ﾄ、 ∨,ｨ'ﾄ､|ヾ ＼ ヽ; : ': / / |/
ヽヽ ＼ ヽﾒ、ヽ!: : :ｌ!: :.! ｰ-'-ｧﾞ ／ !
＼＼ ｀ﾄ､ ヾｰ'ヽゞ､; ': ﾉ ／ ｲ |
＼＼ ＼｀ｰゝ、 ｀ "´ i ／-ｰ '´/ |
＼｀ﾐｩ、 ＼ ＼ _ ＿ , ／| |
＼｀、｀ ｰ ゝ ｀、 ／ｌ ! ｌ
/ﾞ｀ ｀ ｰ-,、_ ／ !ヽ| ｌ ! !
/ ／ , ／ ｀ヾ '" ｌ !ﾊ ﾄ､!
/ ／ ／ '´ ,. - 、 ! ! |! | | !
だから、こう考えてみないかな。浦島の300歳はけっして不幸ではなかった…
不幸と考えるのは、私たちの先入感であると…
絵本にもただ、タチマチ シラガノ オジイサン それで、おしまいなの
気の毒だ、馬鹿だ、等というのは私たちの独断…そうでしょ、やる夫爺さん
489 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]：2008/09/09(火) 15:49:21.56 ID:2jkrLwqV0
300年経過したら普通死ぬんじゃね？
491 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 15:50:17.09 ID:nKX2GTx/O
神様の世界に手を出した罰だ、って中野美代子が書いてたな
490 ：１[]：2008/09/09(火) 15:49:33.74 ID:+pAmkeOr0
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／_～～～＼ ::: ::: ::
:::: ::::／ ～～～ ＼:: ::: ::
:::: ／::: ─ ─ ＼ :: :: ふがふが…
::: | :: .（＿） （＿） | : ::::
::: ＼ （ （ （__人__）））,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
寝ているわ…幸せそうに…きっと竜宮城の夢を見ているの…
さっき私たちに楽しそうに話していた、夢のような思い出をね…
493 ：１[]：2008/09/09(火) 15:54:46.80 ID:+pAmkeOr0
_／/ /:.: ::.:.:.:./:.:.:/.:.::..|:.:.:.:.:.:.:/^ｖ'|:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.: ',
. / /:.:.|:.:.:.:.:.|:.:.:.|:.:.::.:.|:.:.:.:.:.:/ |:.:.:./|:.:.:.:..:.: .:. |
/ :.|:.:.:|:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:|:.:.:.:.|:.:.:.:.ｉ:| |:.:./ |:.:.:.:.:.:. :.: |
| :ﾊ:.:.:.|.:.:.:.:.:.:|:.:.::ﾊ:.:.:.ﾊ:.:.:.:ｉ:| /:./ |:.:.:.:/:.:.::. :. |
| ハ:.:.:.ｌ.:.:.:.:.:.:|,,斗‐'ﾅＴヽ:.:.ｉ| /ﾌ￣｀ト､/|:.:/:.:.: /
| | ヽ:.:ヽ:.:.:.:.:＼:|,-=テﾐ ＼| " ,ニﾆ/:/ /:/:.:. /
ｌ | ヽ:.:.:.ﾄ､:.:.::.:く弋こｿ ` {:じｲ｢.>.:.:.: /
.ヽ| ＼:.∨＼:.:ヽ´￣ ￣”ﾌ:.:.: / /
. ＼∨:ヽｒﾆ=- ｉ ／_;:, イ /
/ :.ヽ:.:.:.:＼.. ー ‐' ￣／.:.:.: |
/ :.:.:.:.:.:./ﾚ＾ ` ｒ ､ _ , イ＾ﾘ::.:.::.:. |
| :.:.:.:.::/ _ ｒ‐-､| |＿|:.:.:.:.: |
., --| :./:.:/￣ ヽノ ヽ |:.:.:.:. /
/ ＼ |ﾊ:.:/ |＿ ヽﾊ:.: 人___
年月は、人間の救いである。忘却は人間の救いである。
乙姫様は、宝物をあげたのよ。思い出は遠くへだたるほど美しくなるの
しかも、その300年の招来でさえ、浦島の気分にゆだねた
さびしくなかったら、この箱は開けない…
496 ：１[]：2008/09/09(火) 16:00:25.87 ID:+pAmkeOr0
! ! ! | l ! ! ! | l ｌ ｌ
| | ﾒ ｌ | | / ｌ ｌ ! / ｜
| | ! ! ﾊ | ,.! /‐--! ｌ // !
| | | ｌ ｌ l ｌ ´ ｌ / ,.＿| ! // /
! !, !_,ゝ ｢ヽ! /／／ｨ' ｰ.! /l /' / /
', ヽ ヽ ! ,.ゝ !._ヾ ／ ''´ i: : :l!|./:/ / ! /
, ! ＼ ﾄ、 ∨,ｨ'ﾄ､|ヾ ＼ ヽ; : ': / / |/
ヽヽ ＼ ヽﾒ、ヽ!: : :ｌ!: :.! ｰ-'-ｧﾞ ／ !
＼＼ ｀ﾄ､ ヾｰ'ヽゞ､; ': ﾉ ／ ｲ |
＼＼ ＼｀ｰゝ、 ｀ "´ i ／-ｰ '´/ |
＼｀ﾐｩ、 ＼ ＼ _ ＿ , ／| |
＼｀、｀ ｰ ゝ ｀、 ／ｌ ! ｌ
/ﾞ｀ ｀ ｰ-,、_ ／ !ヽ| ｌ ! !
/ ／ , ／ ｀ヾ '" ｌ !ﾊ ﾄ､!
/ ／ ／ '´ ,. - 、 ! ! |! | | !
どうしようもなく、この箱に救いを求めた時には、開けるかもしれない…
あけたら、たちまち300年の年月と、忘却がくる…
日本のお伽話には、こんなに深い慈悲があるの…
499 ：１[]：2008/09/09(火) 16:02:07.19 ID:+pAmkeOr0
:::::::: :: :: ::::: :: :::
:::::: :: ＿＿＿_ ::::: :::: :::
:::::: :::: ／_～～～＼ ::: ::: ::
:::: ::::／ ～～～ ＼:: ::: ::
:::: ／::: ─ ─ ＼ :: :: ふがふが…
::: | :: .（＿） （＿） | : ::::
::: ＼ （ （ （__人__）））,／ : :::
:: ノ ｀ ⌒´ ＼ : :::
／´ ヽ :::
| ｌ ＼:::
ヽ -一''''''"~~｀`'ー--､ -一'''''''ー-､.
ヽ ＿＿＿＿(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒＿(⌒)⌒)⌒))
浦島はその後10年、幸せに生きたという。
「やる夫は浦島太郎になるそうです」
終了
501 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 16:03:25.73 ID:0NTeV7q40
>>1乙ー
500 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]：2008/09/09(火) 16:03:04.09 ID:
CCwFA3f3O
最高でした
一度に２度おいしい
やる夫が光源氏になりたまふなり 【第十二話】
PageTop
芥川好きなのにひぐらしキャラでやるのが惜しすぎる
久々に感動したわ
“み”
これがものすごくいらついた
なんだかんだいってもやっぱり純文学は奥深いもんな
おもしろいよね
文学の何が面白いって>>481-496みたいな捻くれた解釈を『考えられる奴』が居るからなんだよな
それを見て面白がる俺は凡才だがな
お父さん、よかったですね
× 転鬼簿
○ 点鬼簿
もう遅いけどな・・。
面白い
ちょうど尺的にアニメ一本分にまとまってるのがすげえな
こういうの実際のアニメでもやらねえかな、登場キャラクターを演技者として出させるの
浦島太郎のオチ、身よりのない老人の浦島太郎は
10年もの間どうやって幸せに暮らしたんだろうなあ…
終盤がの展開はパクらせてもらいます。
即興であれか…嘘だ！
芥川にはそこそこ詳しい俺でも知らないこと多かったわ
話も面白かった
ええのう
太宰の御伽草子は話も面白いが、脱線も面白いぞ
「こぶとり爺さんの前に鬼が踊ってるけどさー、
そういや「文学の鬼」とかって表現はおかしいだろ。
虎ジマパンツの赤ら顔が知的とは俺には思えねーｗｗｗ」みたいな茶々が入る
こぶとりじいさんはあの時代に歌にダンスも出来て鬼との約束を同じ容姿コンプのあった別のジジイに押し付けるDQNじゃないか。
それに比べてダマされた方のじーさんは真面目に働いてて歌も踊りも出来ないのに、ダマされて鬼の宴会でコブとって貰おうと思ってたのにじじいのコブまでつけられて帰ってきたのにボタ餅振舞われて「あまりのうまさに頬が落ちるようじゃ」で許す超善人だぞ。
戦後デビューした、三島由紀夫と村上春樹のビック2と
関係のない芥川賞に死を！
一日1200ページて…
なんもない日でも250ページが限界だわ。
まあ、そのあと書くんだけど。
レナの目が何か他人を見下してるようで嫌だ
芥川の「歯車」は、精神が病んだために見えたであろう幻覚ではなくて、
偏頭痛の予兆として起こる閃輝暗点ではないかと言われている。
芥川も偏頭痛持ちだったという説は結構言われているしね。
あれ？
浦島ってその後鶴になったとか逸話なかったっけ？
人間は「忘却」するからこそ生きていける
20=17ね
最後泣いた
俺もだ
最後泣いてしまった
原作読みました…こっちのほうがずっと良い！
浦島、最後が素晴らしい
そうだよな、無知なのに傲慢になっちゃいけないよな
いまこそ読まれるべき浦島太郎、老人は死ね！